2025/10/18 のログ
ご案内:「セレネルの海/洞窟近く」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 海に面した洞窟の中、本日の目的は薬剤を調合する為の海藻や生物の確保もあるが、汲んだ海水を濾して手持ちの鍋で煮込んでいく所から始まった。
日差しも気温も落ち着いた、和やかな雰囲気が日中でも漂い始めた頃合い。起こした火を絶やす事なく、ぐつぐつと沸騰を始める鍋の中に水を継ぎ足し、軽く鍋底を掻き混ぜる事を何度繰り返しただろうか。
「……このぐらいあれば、まあ……良いのかな……」
暑気だったならばまた全裸で事を進めていたであろうが、やっと水を足すのを止めて残った鍋の中身…塩から水分がなくなったのを確認すると、丁寧に瓶の中へと収めていく。
売ってよし、旅路の道中の野宿によし、薬剤の調合にも必要、街中であれば好きなだけ売ってるとも分かるが、日和と季節的にやってみたかったという気持ちがあったのも否定はしない。
まだ日が昇り切らない内から初めて、瓶の中に塩を移し終えたのは夕暮れ時。
鍋を軽く海水で洗い終えると、そのまま食事の準備を始める事にして。
ご案内:「セレネルの海/洞窟近く」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > 洞窟の奥の方、とはいってもそんなに深くない、彼女の目に入るところ。
闇の魔力が集中していく。
露骨に何かが出現してきそうな黒い転移ゲートが出来上がると、そこから出てきたのは双対の角を持った漆黒の馬…の頭。
にょっきりと出てきた、彼女のよく知る存在のソレは洞窟の中の彼女を見て、周囲を眺めて、また改めて彼女を見る。
バロン「…ほう。。。ふーん……」
何か毒気を抜かれたかのような、そんな微妙な表情をして見せながら視線をまたそらして。
バロン「こんなところにいるからてっきり一人盛ってるのかと…今日は真面目モードなんだな…」
どうやら彼女がきちんとした恰好で作業をしていたのが面食らったらしく、文字通り出鼻を挫かれたかたちのようだ。
■レフェーリア > 最悪、適当な海藻なりなんなりでも煮ればいいか、と思いながら火をそのまま、辺りを探そうとしていた所、見覚えのある感覚と共に馬の頭が飛び出してきた。
見慣れたものでもあったけれども、馬の頭に生やされている角、そして此方の姿を確認した上で何か気まずそうにしているのを見て、何とも言えない気分になる。
普段だったら服を着ていなかったりしていたのが、一応は真面目に動いているのが珍しくなったのかもしれない。
そんな仲になったのも、違いないけれども。
「…………」
後は適当に腹を膨らませて雨風がしのげる洞窟の中で眠り、翌日に携えた塩と共に出掛けてみようとも思ったけれど。
暇を持て余しているのもまた事実なもの、となると。
「……食事もまだなんですけれども、お願い出来ますか?」
まだ海水だけが入った鍋を片手に、彼女の方から切り出した。
誘いも兼ねて相手の元に赴いても構わないならば、火の後始末をしてついて行ってもいいのだ、と。
■ボルフライ > さてどうしたものか、このままだべるのも悪くはなさそうだ。
言うこともなくなればおっぱじめればいいだけだし、と。
そう思っていた矢先に彼女の方からの提案。
バロン「お前の方から誘ってくるのは珍しいな…」
ちょっと驚いた表情をするも、悪い気はしない様子。
首だけを出していた転移ゲートが、ぐぐぐと人が通れるサイズにまで拡大していく。
魔法としてはやはり超高位レベルの術をすんなり行使してくるあたり、やはり上位存在であることを認識させたりするだろう。
バロン「口に合うかは保証しないが、それなりにもてなしはさせてもらおう」
彼女からの提案なら、断るわけもなく、それでいて適当にこなすつもりもないらしい。
そこはオスのプライドみたいなものか。
そうして薄暗い洞窟の中、火の明りが消えれば人気もそれに続いて消えていってしまうのだろう…