2025/07/01 のログ
ご案内:「セレネルの海」にフーリさんが現れました。
フーリ > 夏だ! 海だ! 昼は暑い! だから行くなら夜だ!

季節巡ろうが平常運転なメカクレ娘は、波打ち際で誰かとおいかけっこだとか。
避暑を求めて日差しの下、海に来るだとか。そういう考え向きにはなっていかないのだ。

幼少期から長年過ごした魔女の秘境を旅立ってたどり着いた王都。
まだ、どこの地区に居を構えるとかそういうこともしていない。
適当な宿に泊まったり、野宿したり、誰かの恩情にお縋りしたりしてのその日暮らし。

幸い、荷物は便利魔法であるところの不可思議物入空間をつくる魔法に放り込めるから、手ぶら気儘に人間社会を行脚しているのだ。

で、まぁ。最初に戻る。今日は海である。

さぁさぁと波の音が聞こえなんともちょっと趣味の良い散歩気分で波打ち際を歩く。
足元が濡れてもまぁいいかという無頓着さ。

来た理由はこれも単純で、もう夏だな、海に行くにもいい季節だな、的な会話を聞いてそのままなんとなく、だ。

低身長で体重も知れているはずが乳尻に駄肉が乗っているせいか知らないがやたら、砂に足を取られる。
ただでさえトロいのに、よろよろ、へろへろ。ゆさゆさ、ぶるんぶるん。

擬音の発生源がどこかはご想像にお任せしつつ。

「ここにも人魚さんとかいるんですかねー。」

魔女の秘境にいたときには、西の海に棲む人魚、魚人の里にもお伺いしたこともあったなぁなんて思い出しつつ。

星灯の下でチビ黒が小さい影を揺らしながらの海岸散歩を楽しんでいて。