2025/07/01 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にミランダさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にミランダさんが現れました。
ミランダ > 「ノーシス主教」の総本山。神聖都市ヤルダバオート。
主教の名のもとにいくつもの分派が居を構える複雑な街。

多種多彩なシンボルを掲げる協会が並ぶ中、一つの教会から出てきたのは黒い三角帽子を被る銀髪の女。
「突然の来訪を快く向かえてくださり、ありがとうございました」

司祭だろうか、丁寧な対応で入り口まで送り届けてくれた男に深く頭をささげ、祈りの言葉。
お互いの幸福と神への感謝の文言を口にし、道路に併設されたベンチに腰を下ろした。

「次、は――どこにしようかしら」

ちょっとした知的好奇心を満たすための散策。
知らないことを知るのはいつも面白いものだ。
居並ぶ協会のシンボルを眺めながら次に向かうのはどこにしようかと青い目が向けられて。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 王都から帰還して、ひとまず報告。
聖堂騎士としての一仕事を終え、聖堂服のままベンチに腰を降ろしてため息。
やっと一息つけるが、王都と比べて遊ぶ場所も少ない。
なによりこの姿では目立つ、着替えに戻るかと腰を浮かして。
近くに座っていた女性に気が付いた。珍しい、どこからどう見ても魔女の装いだ。

「こんにちは、何かお探しですか? 街の案内いたしますよ」

好奇心と、ちらりと見えた豊満な胸に下心を刺激されて声を掛ける。
聖服で声をかけるのもと戸惑ったが、この機会を失うよりはという気持ちもあった。

ミランダ > 一つの文言に対する解釈でこうも違うものか。
興味深げに問えば、求めるがままに答えてくれる聖職者たち。
清廉さを感じるものもあれば――、視線が、晒した胸元へと向けられることも。

清濁含まれる街の状況も、どことなく楽しんでいて。

「……あら。」

いくつか目ぼしい教会に目を付け、どこから向かうか――と腰を上げようとしたときにかけられる声。
ベンチに腰を下ろし、肉付きの良い臀部を預けながら声の主に視線をむけて。

「ご親切にありがとうございますわ、聖騎士様。」

小さな会釈で被った三角帽子がわずかに揺れる。
青い目を細めながら偉丈夫を見上げ――さて、と少し考えを巡らせて。

「ですが、私のような女と並んでしまってはご迷惑では?」

口元に手を添え――この男はどう答えるのだろうかと興味深げに小首を傾げて問いかけた。

グスタフ > 「迷惑なんて、とんでもない。
 こんな素敵なご婦人と一緒にいられるのでしたら
 是非にと、声をかけてしまいました」

深々と礼をして、ちらりと目線で肢体を舐める。
男の視線には気づいているだろう。それを見越して話を続ける。

「あまり面白い街とは言えませんが、
 宗教と歴史に関しては見るものもあります。
 あとは、食べ物も、それなりに……私にエスコートさせていただけませんか?」

言葉は堂々と、そして視線で下心も隠さずに、手を差し伸べる男。
清濁を体現してるような振る舞いで。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にミランダさんが現れました。
ミランダ > きちんとした礼にのっとったエスコート。
しかし、視線は――向けられることも多いからか、そういったものには敏感だ。

「そうですわね……でしたら……。」
差し出された手。 この街を現したような男と一時過ごすのも一興かと、分かったうえで魔女はその手をとることに。

グスタフ > 女の手を取り、彼女を連れて街に繰り出す。
その姿は高揚を隠せないでいただろう――。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からミランダさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からグスタフさんが去りました。