2026/02/12 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にオドグさんが現れました。
オドグ >  マグ・メール王国における貴族のー特に、さほど位の高くない貴族のーやることといえば、一にも二にも宴である。性奉仕と酒と薬をふんだんに使って来客を楽しませ、心と舌を軽くしたところで商談に入り、自身にとって有利な条件で交渉するのは、最早上流階級のたしなみとさえ言える。

「何か出物はないかな?躾が済んでおらんのでも構わぬぞ。次の宴まではまだ時間がある。最高の調教師を……あるいはこのワシが、手ずから仕込んでやってもよい」

 でっぷり太った無毛の黒肌を、金の装飾をじゃらじゃら鳴らすローブで包み込んだ悪徳貴族は、そう言いながら揉み手する奴隷商人の品ぞろえを探りつつ、性奴隷が陳列された通りをゆったりと歩く。ここへ来たのは言葉通り、宴のための仕入れ。ついでに、自分が個人的に愉しむための奴隷を見繕うためだ。

「ゴルドの心配は無用だ。分かっておろう?」

 にんまりと笑った男が、頭頂部を黒光りさせる。

オドグ > 「今は、特に?……まことか?貴族相手に出し惜しみをしても為にならぬぞ?」

愛想笑いを浮かべて言を左右にする奴隷商人に疑いの眼差しを向けつつ、悪徳貴族は市場から去っていった。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からオドグさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート 大通り」にトゥマリクさんが現れました。