2025/11/05 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にルーパスさんが現れました。
■ルーパス > とある朝、主人の待つ屋敷へと帰宅した折だった。
通常ではありえない、一晩で子を宿したような腹部の膨らみ、
変わり果てた体型に、振るわれた激情。そのまま暇を申し付けられ辿り着いたのは泉。
元より執事として、任務遂行の為の服しか用意されておらず。
腹部を守るため、ともなればどうしても闇夜に紛れるその恰好をせざるをえなかった。
明確にぴっちりと身体のラインを際立たせる代わりに、圧迫感は少ない。
人目を忍び逃げおおせた泉の縁に四つん這いで膝から崩れた。
片手がそっと腹部に触れて、硬く膨れたその場所、不思議と忌むべき感覚は湧いてこず。
主人に取り上げられた擬態の指輪、そのために垂れた耳も、元気なく地面に触れる尻尾も隠せず。
「あ、あぁ……。」
顔はそのまま泉の縁から水面を覗き込む。情けなくも卵により身籠り身体を火照らせる雌の顔。
映しだす水面を揺らす様に顔を突っ込んでは水を舐め上げ飲む。
臀部を突き出しながら無心に……。それほどまでに渇いて。
■ルーパス > 顔を水面に浸けながら渇きを潤し火照りを冷ます。
到底そんな事で癒される渇きでも、火照りでもない。
ぴったりと張り付いているスーツはそのままに、つま先は水の中へ。
時期的に肌を刺すような冷たさの中、腿の辺りまで入る。
背筋を駆け上る冷たさと腹部の熱さに苛まれながら、
本来であればさして好まぬ水の中。尻尾だけが水気を嫌うよう上を向いて揺れていた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からルーパスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「~♪」
──夜。
森の奥のちょっとした広場になった場所で、ピーヒョロロとヘタクソな口笛を奏でつつ
焚き火をしている金髪の男が一人。
パチパチと音を立てる焚き火の側には、串を通された魚が2、3匹立てられ炙られていて。
その焼き上がりを待ちながら、頬杖突いて暇そうな目で燃え盛る焚き火をボケーッと眺めている。
「本当は肉が良かったのだが……まああちょうどいい獲物が居なかった以上は仕方がないという顔になる」
口笛の合間にポツリ、そんな事を独りごちる。
何処から何が出てくるか判ったものではない森の奥にあって、男は緊張感の欠片も纏っていない。
焚き火だの口笛だの焼き魚だの、自分の存在を周囲に露骨にアピールしている状態にも関わらず、である。
むしろ、そこらからなんか面白いモンの一つでも飛び出して来たりせんかなぁ──などと雑に期待してすらいたりもする。