2025/09/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にキタさんが現れました。
キタ > 随分と過ごしやすくなった季節。沐浴にもそろそろ抵抗感を覚える。
そのため、用意したのは渇いた木材と火種。既に誰かがいつか使った野営位の跡を拝借し積み上げて起こした火、そこへ小さな金だらいで掬った水を掛けながら暫し水辺にて待つ。
狼煙のように薄く煙が立ち上る様子に満足したような表情を浮かべて、水も煙も、ヒトの営みの象徴のよう。物の怪にはその光景すら微笑ましい物に。

「嗚呼──、随分と間をあけてしまって……。」

此処の所雨も多く水源に困る事は無かった、とはいえどうしても雨水であるとその清涼さ、透明感が恋しくもなるというもの。
地面に膝を付き手を水の中へ、そうして、縁に手をつけば、顔を水辺に寄せてゆく。
ちろりと伸ばされた舌が、ヒトの何倍、何十倍と伸びては水の中へ。
先程までは湧水の湧く波紋のみが広がっていた泉に、その舌へ向かう水流が生まれていた……。

キタ > 沸かした湯を水で割り、調節したぬるま湯で布を濡らして身体を拭う。
旅籠の存在を知りはするけれどなかなか自ら行くことは敵わず。

故にそんな楽しみ方を。
暫く身体を清めた後に、また森の中へと消えてゆく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からキタさんが去りました。