2025/09/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

──夜。
森の奥のちょっとした広場になった場所で、ピーヒョロロとヘタクソな
口笛を奏でつつ焚き火をしている金髪の男が一人。
パチパチと音を立てる焚き火の側には、串を通された魚が2、3匹立てられ炙られていて。
その焼き上がりを待ちながら、頬杖突いて暇そうな目で赤く燃え盛る炎をボケーッと眺めている。

「本当は肉が良かったのだが……ちょうどいい獲物が居なかった以上は仕方がないという顔になる」

口笛の合間にポツリ、そんな事を独りごちる。

何が出てくるか判ったものではない森の奥にあって、男は緊張感の欠片も纏っていない。
焚き火だの口笛だの焼き魚だの、自分の存在を周囲に露骨にアピールしている状態にも関わらずである。
むしろ『なんか突然面白いモンの一つでも飛び出して来たりせんかなぁ』、などと雑な期待を抱いてすらいたりもする。