2025/07/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 野営地から少し離れた川辺は、日差しが強くとも水温は冷たさを保ったまま、言い方を変えれば遊ぶにはちょうどいい程には温度も上がっている。
からん、と音を立てているのは大鍋での調合を終えて、今では小瓶に詰められているポーション。腐敗する前に冷やす為、流れの穏やかな場所に彼女が置いたもの。
ちゃぷん、と音を立てているのは他でも無い彼女自身。衣服を纏う暇も無い程には調合に費やし、時には飛び散る火の粉に逃げ、食事から小休憩までずっと全裸で調合を続けるという何とも原始的な作業も一段落着いたのだ。

「……ふぅ」

大鍋も洗い終えたし、服も乾くものだろう。程よい疲れと身体を乾かす時間も必要、という事はまだ考えたくはない。
動くだけでも豊満過ぎる程の胸元に水が溜まりたぷたぷと妖艶に揺らめく姿に、透明度の高い水の中では何も隠せるものは無い。
もうしばらくの間、無防備が過ぎる姿は晒されっぱなしの様で。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」に虹石の獣さんが現れました。
虹石の獣 > "其れ"は、足音を殆ど立てなかった。
未だ灯って居るだろう炎を恐れる事も無く、何時の間にか水辺にて、水面に揺蕩う女の姿を見詰めて居よう
影だけならば、人のカタチをしている。 だが、ようよう見れば、其れは人とは異なる物。
長い尾を揺らし、獣の如き体毛のほつれを、時折舐めて整えつつに。
きっと、女が此方に気付くまで、大人しく待って居るのだ。

「――――――――――何時モ、違ウ匂イダ。」

――しばらくすれば、感想めいてそんな言葉が飛ぶかも知れぬ。
薬師である女からは、何時も、其の時調合したであろう薬品によって異なる匂いが漂う故に
今宵もまた、何時かとは異なる匂いを纏って居ると、きっと、そんな言葉を。

――獣が、人の言葉を、片言なりと操っている事実は異常であろう、が
既に、其れを知って居る女にとっては、決して驚きは無いやも知れぬ。

レフェーリア > 暫くまどろんでいながらも川辺で寝入ってしまう様は無く、甘く身体に残る疲れを癒していると、流れる気配を感じている。
その場で此方の事を見定めるかの如く見据えていたのは、人間でも獣でもない曖昧な姿に加えて、尻尾と体毛を生やした姿。
その場で逃げても叫んでも、どうにもならない程の雄々しさを携えた存在感を前にして、気付いても彼女の表情はさほど変わりはしない。

「…………コレ、ですね。」

ぎこちない調子ながらも確かにその異形の存在から語られる言葉を前に、裸体を隠す事無く彼女は近場に会ったポーションを取り出して軽く揺らす。
驚きよりも理解、それ以上に慣れ親しんだ様な雰囲気を異形の雄を前にして隠そうともせず、水を滴らせながらその場で身体を起き上がらせる。
髪にまで染み付いて、大鍋を洗っても残り香が仄かに漂っている中、水中から露わになった身体からはいつも通り、雌の風味を香らせるか。

虹石の獣 > 視線が、小瓶に向く。
当然ながら、獣に薬学の知識は無い。 ただ、知った香りか否か位は判るだろう。
鼻を揺らし、漂う香りに双眸細めれば、納得した様に一度頷いて見せ。
其れから、鼻先を小瓶から、女の方へと移動させれば、其の目元の辺りへと近付けて
暫く、小瓶との匂いの差を確かめる様に、鼻を揺らしてから。 ――頬を、ちろりと舐めるのだ。

「――――――強イ匂イダ。 ……デモ、オマエノ匂イハ、同ジ。」

――香草の強過ぎる匂いは、時に獣除けともなる
けれど、女の匂いは、其れでも消せぬのだろう。 獣すら誘う女の、雌の、其の匂いは。

「――――――胎ハ、空イテ居ルカ?」

鼻先が、ゆっくりと降りて、女の胎へと。
其処に、他の命を感じなければ、まるで強請る様に、其処へも舌を這わせよう
女の前で屈み込み、所作は紛う事無き獣めいて。
――長い尾が、しゅるり、女の身を引き寄せ様とするのだ。
されど、其処に強引さは無い。 寧ろ、穏やかに。 ――抗う余地を、与える様に。

レフェーリア > 確かに此方の言葉を理解して小瓶に鼻先を寄せ、獰猛な吐息が浴びせられる距離にまで迫る姿。
間近にまで迫った獣の顔立ちはやろうと思えば彼女の首元を食い千切る事だって容易かったものだろうが。
頬肉を舐め上げるざらついた舌先、そして構わず続くのは此方を雌として捉えている、ともすぐに分かる言葉。

「……んぅ…っ」

相も変わらず起伏に富んだ柔肉は水気をしっとりと含んでおり、水に晒されていながら体温は変わらず高い。
問い掛けに合わせての言葉に答えるよりも先、身体よりも深く鮮明に漂って来る雌の色香から今の胎は空いていると理解するには用意だろう。
絡み付いた尾が身体を引き寄せようとして――水辺に合わせて力は幾分か緩く、今でも振り払って逃げる程の余裕はあった。
――しかし、彼女は何も言わず、その場で獣の相貌に両手すら添えて、抱き締める。
間近に備えた雌肉は、相手の誘いを受け入れんばかりに、その目と鼻の先で発情臭を漂わせた。

虹石の獣 > 獣の姿では、女の身体を支えるのは、長い尾の役目だった
今も其れは変わらない、其の胴に巻き付いた尾は、女の身を緩やかに持ち上げる、が
――人らしさを帯びた其の身で在れば、両腕も又、抱擁を為せる。
自ら身を委ね、己が胸元へとしがみ付いた女を、腕の中へと閉じ込めて行けば

「―――――人間ラシク、隠レルカ?」

――耳元に、問う。 ――獣が、獣らしくない言葉を。
其れは、獣が、人の知識や社会性を、次第に得始めている証拠でも在ろう
其れは、時に人にとって、脅威と判断されうる情報だ。
事実――獣が、討伐の対象となって居る事を、知る者は知って居る

――女は、如何だろうか。

「―――クゥルルルルル………。」

何れにしても、如何応えようとも。 雄が、雌を見つけ出して仕舞ったならば。
至るべき道は一つしか無いのだ。 ――その下胎に擦り付けられる、人の、其れとは決して有り得ぬ異形の雄杭
女を、異種族たる人の女を、雌とする獣が、其の胎を欲して、雌に屈従を迫るのだ。

――そう、雌自ら、其処に堕ちる様に。

レフェーリア > 仄かに冷えた身体に尾が絡み付き、持ち上げられる身体を抱き締め、抱き締め返す。
薬臭さの染み付いた彼女とは異なり重厚な毛皮を纏った分厚い筋肉、からかう様な調子で語られる言葉。
されども、その身体から漂って来る匂いが何であるのかを察した瞬間、忽ちに本能が垣間見える事になる。
鋭く太い異形の雄の存在を地肌に擦り付けられ、絡み付く尾が一層力強く身体を縛り付けるのを。

「…………」

彼女の場合は、何も言いはしなかった。
ただ、穏やかな表情を赤らめ始め、抱き締め返す力を緩める事無く、鳴き声を立てて迫る雄の顔立ちに顔を返す。
強引に組み敷かれる訳でも無い、ただ迫る雄を受け入れる――
絶対服従というべき中で、今日も雌としての存在のまま相手を抱き――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」から虹石の獣さんが去りました。