2025/06/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にマグゴブリンさんが現れました。
マグゴブリン > 暖かな日差しに穏やかな風が吹き抜ける喜びヶ原。
王都北部の森林地帯は新緑の季節真っ盛りとなる。
長く暗い冬を越えて、木々は緑を芽吹き、花を咲かせ。
動物達は冬眠から目覚めて、繁殖期を迎えて求愛の囀りを響かせる。
近隣村落の狩人や王都の一般市民も、挙って自然の恵みに与ろうとする。

「――――……、」

だが、その春の恵みを得ようとするのは人間の専売特許ではない。
森の奥に住まう小鬼の集団、ゴブリン達にとっても同様である。
唯一、人間と彼らの異なる部分を挙げるとするならば、
その獲物の対象に、仔を孕ませるための雌という存在が含まれるか否かで。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からマグゴブリンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にモルガナさんが現れました。
モルガナ > 洞窟の魔物討伐。
その全容は不明。

魔物と断定されたのはそこに潜伏していたと思われる野盗団の一部が発見されたこと。
探索に赴いた冒険者が帰還せず、一人の一部が発見されたこと。

騎士団による調査及び討伐が発令。
モルガナ率いる七色真珠騎士団がその任を帯びて現地へ赴くこととなった。

「なぜ私が平民達のしりぬぐいを……。」

貴族からすれば犠牲者はどちらも平民、かたやならず者、かたやならず者。
他に職もない者達が都市の外にあぶれた末の末路にすぎない。

嘆息一つ、しかし気持ちを切り替えて深呼吸。
貴族の務め。それは平民の及ぶ知るところではなく、その心労もまた貴族の背負う糧であると
身勝手な考えもあり。

「まあいいですわ。せいぜい魔物に手ごたえがあることを期待することにいたしますわ」

洞窟へ足を踏み入れ、奥へと分け入っていく中で幾多の分岐。
不測の事態や敗北など想定にもない貴族は部下達を分散させて手分けしての捜索を開始し、
途中開けた場所や狭いあなぐらなどを抜けながら奥へと進んでいく―