2026/03/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」にレスさんが現れました。
レス > ヤルダバオートから王都へ向かう街道。
告解の際、寄付と言う名目で取り上げられた路銀の所為で、街道を歩いて行くしかなかった。
そんな折に、親切にも声をかけてくれたのは通りかかった馬車、
本来ならば金の払えない人間を拾い上げるなんて事があろうはずがない。
だから警戒するべきだったのだが、疲労とこれから先の行程を思えば縋るしかなかった。

「感謝、する……。」

鎧も、剣も荷物に纏め、荷馬車に預ければ全身を覆うマントに身を包んで馬車へ上がる。
今はまだ、空きの目立つ馬車。屋根と支柱、腰の高さの柵で出来た外からも丸見えの簡素な作り。
その隅に柱に凭れるようにして揺られる事しばらく。
次々と乗る乗客。次第に馬車の中は身動きが取れない程に圧迫されて……。

「くふ……く、ぁ……。」

塩粒の名残、記憶に残らぬ陰惨な痕。身体が柱に押し付けられ揺れるたびに声が溢れ、
それと同じくして中程から女性の悲鳴と、嬌声ともとれる声が上がった……。
男女問わず、密着した場で弄り合う。そのための荷馬車であると知れた頃には、最早遅かった。

荷物を手放すわけにも、飛び降りるわけにもいかず──。

レス > まだ、終る事のない、乗車などと言う生易しいものではなかった。
途中、他の荷馬車と並走したかと思えば、複数の男女が、或いは女性同士がその馬車へと消えていく。
小さな村が近づいても同じ事。入れ替わり立ち代わり犠牲になる女性や少年が
まるで乗合馬車で品定めをされているかのようだった。

その手は勿論、女にも向けられていて。
厚いマントの生地の上から、背後より伸びる手が臀部を、乳房を掴み捏ね繰り回す。
腕が、足が柱にしがみ付くように回されて、顔を赤く染めながら上がる声は熱を孕む。

その手を払いのける事すら出来ないのは、柱から離したが最後、
バランスを欠き無数の手の中へ引き込まれるのではないか、その恐怖から。

レス > また、一台馬車とすれ違う。その馬車はどこか名の知れた貴族のものだった。
揺れが収まり安堵したのも束の間、マントのフードを引っ張られ、
成す術なく引き摺り下ろされる乗合馬車、運転手が手筈を整えていたのか、
乱暴に馬車の中へと放り込まれ、そこで待つ人物は──。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」からレスさんが去りました。