2025/06/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > まれびとの道、旧道。
今はあまり使われない道。そこを使う理由はこちらのほうが目的地に近い場合か、主要街道を使いづらい道程であるか。
主要道に比べて魔物や賊もその姿をよく見られる。
普段でさえ整備の手が伸び辛い場所。
王が不在でより貴族も平民も多くが腐敗に身を浸していれば、より乱れるのも道理とも言えるだろう。
男は先日の妖しい馬車から乗り換え、馴染みの貴族の隊商に同道して移動している途中だったのだが、
その途中で、乗った馬車が山賊に襲われた。
賊の規模はそれなりで、山賊たちも生きるに必死なのが分かる。
ただ、だからといって慈悲を向けるものはいない。結果、賊は鎮圧されるも、旅程はいくらか遅れることになり。
幸いそれほど遠くない位置にあった温泉宿に一部は泊まり、一部は周囲で野営、と、なったところ。
「しかし、物騒なものよ。魔の前に人も疑わねばならぬのだからのぅ」
貴族である男は優先的に部屋を融通され、今は食事後の暇を持て余しているところだった。
隊商に同道する冒険者、傭兵、あるいは己と同じ貴族やら。宿の逗留客やら…この場の中で、その暇をつぶす相手でもいないかと、暗金の瞳を細めて不躾に視線を巡らせている。
男の独り言は、それこそ同じ人に邪な視線を向ける自分に返るようなものだが、そこまで織り込み済みでの言葉なのだろう。
■ルーベル > やがて湯のほうにと案内され。ひとまずはそちらでゆっくりと過ごそうかとその場を去ってゆき…。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」からルーベルさんが去りました。