2025/06/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──うぃーっす。ヒューッ、ココは涼しいすなぁ」
日の高い時間帯の、とある冒険者ギルドの出張所。
そこに足を踏み入れた金髪の男は、建物内に漂う涼しい空気に汗ばんだ肌を撫でられ
心地よさげに声を上げた。
王都内のギルド公認の出張所であるここでは、熱中症対策として冷房用の魔導機械が設置されており、
暑い日でも快適に過ごせるようになっている。
周囲を見渡せば、パーティらしき一団が暑さにへたばったか椅子にぐでんともたれかかったり、
テーブルに突っ伏している姿なんかも見られる。
「ワハハ……おうお前ら、行きか帰りか知らんがちゃんと水分補給はしろよぶっ倒れるからな」
そんな一団に軽く声を掛けるが、返ってくるのは気の抜けた声。
軽く心配になるが、まあ今ここにいるぶんには無事は保証されている。
周囲に置かれている装備を見てもそれなりにちゃんとしたパーティであることはわかるので、
暑さにやられたらしい気力さえ取り戻せれば大丈夫だろう。
そう判断しつつ、受付カウンターへ向かうとこなした依頼の処理を済ませて報酬を受け取り。
「じゃあこれで完了、っと……お、サンキューだぜ。いただくます」
事務手続きを終えた所で、併設の酒場の給仕からサービスのジュースが差し出される。
これも熱中症対策の一つだろう。先の一団や他の冒険者たちも、同じグラスを手にしているのが見える。
嬉々としてグラスを受け取りぐびりと一口ジュースを呷ってから、ゆっくりと振り向き
改めて周囲を見渡しつつこれからの予定を考える。
掲示板で新たに依頼を探すか、あるいはめぼしい誰かに声でも掛けてみるか──。