2026/01/12 のログ
エレイ > 「──ン? ……ほう、泳ぎを教えてほしいと?
よろしい、俺に教えを請うとはキミはなかなかわかっているようだったな」

そんな折、下から声をかけられる。そこにいたのは水着姿の女性客。
泳ぎの指導をしてほしいと頼まれ、男は気を良くしながら監視台からいそいそと降りてくる。

「では少し待っていたまへ。──あーもしもし? 指導のお仕事が入ったんで交代ヨロシク!」

そして笑顔でそう告げてから、パーカーのポケットから取り出したのは通信用の小型の魔導機械。
それを起動し、待機所にいる別のスタッフに交代を要請する。
泳ぎの指導も立派な業務の一つであるため、客から依頼があった場合は別のスタッフに交代した上で場を離れることは許されている。
もちろん、別のスタッフに指導を押し付けることもできるが──まあそれはそれとして。

「……うん、そんじゃ頼むます。──ヨシ、それじゃー行くとしまひょ。ついてきたまへ」

つつがなく引き継ぎを済ませて女性客に振り向けば、男は笑顔で自分のあとについてくるよう促し、悠然と歩き出して。

エレイ > そうして男に連れられていった女性客がどうなったかは、当人たち以外に知る者はなく──
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエレイさんが去りました。