2025/09/20 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にカグヤさんが現れました。
■カグヤ > いつもなら、流れる水に任せて遊ぶ流れるプールを楽しむ所だった。
しかし、足を向けたのは競技用や水練にも用いられていただろうシンプルなプール。
下層にあってそんな娯楽の無い場所を用いる人もあまりおらず幸い人気は無かった。
その端から端を泳いだり、歩いたりと何往復も繰り返しては身体を虐めていた。
継続的ではない、短期的な行動にどれだけの意味があるか、という考えが脳裏に浮かばないではないが、それを振り払うように、何度目かの端へと到着。
上がった息を整えるように壁に背を預けて被っていたキャップを外した。
何時も揺らしている黒い髪は今は一つに纏められ、プールサイドに少し、頭をもたれかからせるよう、束の間の休息。
「明日──、筋肉痛にならないといいのだけれど……。」
それはおそらく避けられない、それはきっと今上がっても重力に負けてまともに立てそうにない程の疲労が物語っていて、少し調子に乗り過ぎたと、後悔を一人ごちる。
■カグヤ > 「ッ──、はぁ……んっ、しょ……、く、はぁ……。」
流石に、もう一往復、という程の元気もその気力も失っていた。
一度休んでしまえば動き出すのは中々に難しい。
だから、プールサイドに手をついて、なんとか攀じ登るようにプールサイドへ上がると、膝下を水に浸けた状態で座り、飛び込み台の段差に身体を凭れさせた。
普段使わない部位が悲鳴を上げて、重力に潰されそうな錯覚を覚える倦怠感。
もう一時若ければ、これを怠いの一言で片づけて駆け出せていたのだろうけれど、日々の不摂生の負債は思いのほか重く……。
■カグヤ > 重い身体を引き摺りながら、なんとか更衣室へと向かったものの、
自宅で翌日悶える事になったのは明白……。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からカグヤさんが去りました。