2025/08/15 のログ
■ジャック > 『罪な女よねギン姉ってマジで』とは後々窺った周りの惨劇? についての一言であるが今はそれどころではない。
見惚れてしまったが故の多くの騒動やら撃沈させられた一部からの刺すような目線にも気付かず気付けず、
「うふふじゃないのそうやって可愛いこと言ってれば許されるってもんじゃ……おっぱい押し当てたって……」
ぼそぼそ、ぼそぼそ、それはもう小さな声で途切れ途切れにしどろもどろに呟かれる文句のような抗議のような。
「聞こえてる! 絶対聞こえてるでしょ! ちょっとぉ!」
しかし言っても言っても離れるどころか近付く、これでもかと近付く、ぱっくりと食われるような錯覚にすら陥るほど包まれる二の腕にどぎまぎしっぱなし。ギン姉!! とまた声量が戻ってきたのはすんでのところで顔まで埋まってしまう前にだ。
鼻といわず頬といわず目元といわず、顔全部を暑さとは別の意味で赤くしながら
右往左往していた手が持ち上がるとその肩へと伸びてから押す、というにも弱く当てて制止を。
「ほ、ほほ、ほんとにもーーー。そうやって人の事からかって遊んでぇー……」
こうやって遊ばれて誂われて、我慢できず……何方が我慢できなくなったかはさておき以前の帰り道の路地裏を思い出してしまった。
目は胸から離れたものの唇へとつい向き『あれきもちよかったもんな……』とか光景までフラッシュバックしかけぶんぶんと首を振る。
■ギンジョウ > 「?」
青年の言葉にはきっとこうやってこてん、と首をかしげる女の姿があったことだろう。
気付いているようで気付いていない、気づいていないようで気付いている。
そんな女、今日に限って気付いているかは…またわからないもので。
「あら、そんなに嫌ですか?」
おっぱい、という言葉にクスクスと笑いつつ、
空いている手を伸ばしてその綺麗な金髪を撫でようとする。
可愛い可愛い、愛しい愛しいと全身で言うかのように。
「え?聞こえてないですよぉ~。」
殺気の言葉は実際に良く聞こえていなかったようで、
背を屈めて青年の耳元に耳を近づけようとする。
その結果として薄手の水着越しの柔らかい感触が青年に密着するが…。
女としてはそこまで気にすることではないらしい。
むう、とすこし困ったように眉尻を下げた。
「からかってなんかいないですよぉ。
私はいつでも本気のことしか言ってませんよ?」
そう言って、女は青年の耳元で「チュッ♡」とリップ音を鳴らす。
「この間…気持ちよかったですね…♡」
ぎゅ、と青年の腕を抱きしめたまま、
彼にだけ聞こえる声量で小さく尋ねた。
それだけ思い出すだけで、キュン、とお臍の下か切なくなってしまうくらいには、女は本気だった。
■ジャック > 「嫌とは言ってないけど! けども!」
人目があるし、等と言ってそこでようやっと周りへと視線を外してみれば、己に向けられる嫉妬の視線とかち合ったし他者もお母さんやら彼女さんやらに嫉妬されたりなんだりといった様相が目に飛び込んできたのでそこで『罪な女』云々が飛び出るわけだが当の彼女はわかっているやらいないやら。可愛い♡ 愛しい♡ と向いた掌に大人しくも撫でられつつ物言いたげな顔しつつの。
「だから! 近い! 当たってるの!」
本当に聞こえていなかったにしてもあんまりに無防備な姿勢でむんにゅりと当たり続ける乳房の柔らかさ、
生地越しだというのに直に触れているかと勘違いするようなそれに手で一生懸命ストップ! と顔の前に。
「ももう、ほんと、気にしてってば、俺はねそんなね女馴れしてる輩じゃなくて、んひっ!?」
心外とでも言わんばかりの困り眉相手にこれまた困り眉して、
一度二度『きもちよかった』相手だからってそんな平然としてられる程出来てない
云々言いかけたところで情けない悲鳴を上げて肩が跳ねたのは耳元のリップノイズ。
そして嘯かれる“この間”にそれはもう光景がすっかり思い起こされ耳まで赤くなった。
「だ、だ、だから、ぎぎ、ギン姉ほんと、あのほんと、ここ公衆の面前だからほんっと……!!」
突き飛ばす、だなんて真似できようはずもなく逃れられないまま椅子の上で器用に体育座り。
己の膝を持ち上げて己の胸にべったりとくっ付けて公共良俗に反しそうな臍の下を隠す。
■ギンジョウ > 「あら、殿方はこういう時、こういうドッキリを楽しみにしていると聞いたんですが…。」
違うんですかね?と、小首をかしげる。
可愛い♡愛しい♡と、全身全霊で気持ちを向けたまま、
金髪を撫でては頬、首筋と、ゆっくりと撫で連ねていき。
「きゃっ♡」
女にとっては突然に、顔の前にぱっと手を翳されれば、
その指先がぷるんと震える乳房に掠めて、小さく甘い声が漏れてしまう。
「んんん…ご、ごめんなさい、その、…でも…。」
チュッ、と与えたリップノイズ。
耳元まで真っ赤に染まる青年が可愛い。
可愛くて可愛くて、可愛くて仕方がない。
もじもじ、と女は椅子の上で体育座りする青年を見て、
“この間”を思い出して、じんわりと身体の奥が熱くなるのを感じた。
「…じゃあ、公衆の面前じゃなければいいです…?」
トロン、と銀色の瞳が次第に熱を帯び始める。
青年の手を握り、くい、と小さく引き寄せようとして…。
■ギンジョウ > 【部屋移動】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からギンジョウさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からジャックさんが去りました。