2025/07/18 のログ
ケストレル > 「はい……」

絶対しょうがないと思うが、これ以上言って本当に機嫌を損ねられても後が面倒である
ここは大人しく頷いておこう、それくらいの役得はあったのだし
そんな思惑の上で、ケストレルは頷いたのだった


「ああ、やっぱりっすか」

しっかりと肩を貸せば否応にも柔らかなものが当たるが、今はそんな事を気にしている場合ではない
いつ再び大波が襲ってくるか分からないからだ

「一応、応急処置よりちょっと良い、くらいっすけど」

依頼先での予期せぬ怪我を治す程度には治癒の心得はある
本職の回復職(ヒーラー)には劣るが、日常の怪我くらいは十分に治せるはずだ
サンダル置き場へと戻ってくると、少し探したが自分の麻シャツも見つけて羽織り、デッキチェアまでネーラに肩を貸して戻って行った

ネーラ > ネーラは人類の側の魔女だが、短所もある人間なので割と酷いところもある。
エッチなお姉さんであることは本当だけど、私生活にはいろんな面がある、例えばさっきみたいな言動です。

「ふぅむ、では、お願いしようか。」

自分のデッキチェアに仰向けになると、ぼんやりとしている。
何も考えていない。休日なのだから、何もしないをしていると言っても良い。
額に右腕を当てて、何に対してというわけでなくため息をつく。

常夏じかけのこの建物の中で。
給仕の奴隷を呼ぶと、果実水を持って来させて飲んでいる。

ケストレル > 理不尽に思う事もままあれど、それすらも何だか“らしく”思えてしまうから美人って得だよなと思う
ちなみにケストレルはネーラの実年齢を知らない
知っていたら少しは遠慮とかそういう物を覚えろ、くらいは言ったかもしれないが

「はいはい、じゃあ失礼しますよっと」

デッキチェアに横たわるネーラの足を膝に乗せ、足首に畜魔法を掛け始める
被術者の生命力を循環させ、治癒力を高めて回復を促すタイプの術式だ
効果は抜群だが、ただ同時に高揚感をもたらし、多少の身体の火照りを誘発させる
本来は冒険中に怪我を治すための術のため、高揚感や身体の火照りといったものは気にはならないが、
平時のこの場でその効果がどう左右するのかは未知数である

(にしても……改めて凄い格好だよなこの水着)

慣れている術式の為、施術の間改めてネーラの水着姿を見て感嘆したり

ネーラ > 本質的に求道者なので、道を極めるための努力はする。
研鑽をし、行を怠らない。体内を内観し、魔力と肉体の連動を突き詰める。
…が、個を突き詰めていくため、分業前提の生き方である一般労働者のような社会性がやや乏しい。
そういう部分を全て「エロい女だな…」という印象で隠すのだから、この豊満な肉体は上出来な肉襦袢ではある。

なすがままに魔法にかけられている。
伝わってくる魔力の波動が惹起する肉体の反応は、ネーラも知悉しているものだった。
(しかしそれでは世に華はなかろう…)

額に当てた腕をのけると、熱に浮かされたような目をし始めている。
肌がそばだち、初夜めいた焦燥感さえ感じる。常夏を模した環境で少し理性が溶けそう。

手持ち無沙汰になっている左腕が、トリーの視線の先にただある下乳の隙間を隠した。
ホルターネックビキニの生地の下に小さな影が認められる。

「ぁはぁ…」

喘ぎは小さく、悩ましく。少しみじろぎして、片方の足をデッキチェアからだらしなく投げだす。
太ももの間にあるTバックショーツが前に迫り出すかのようなしどけなさ。
荒らした吐息の口元。熱っぽく見つめ続ける細めた腕。

ケストレル > まだ知り合って日が浅い事もあり、ケストレルはこの魔女の事を、実年齢含めてほぼ何も知らないと言ってもよい
逆もまた然りで、自身の事を彼女にほとんど何も伝えていないと言ってもよい
それでも雇用関係は築けるし、支障にならないと思う反面、少しでも知り合っていければとも思う
……まあこれからこれから、と思う度にそう締め括るのだが

治癒術を施していくうちに、次第にネーラの様子が艶っぽさを増したように見えた
視線を遮る様に動いた彼女の左腕に、また非難されるのではと反射的に目を逸らす
変に意識してしまえば術への影響もあり得る、と頭で理解しているものの、
魔女が身じろぎする度に揺れる肢体に、漏れる吐息に色気を感じて意識がついつい惹かれてしまう

「ちょっとネーラさん、暑いんすか?」

努めて軽い調子で声を掛けるものの、精神状態は偽れない
術を展開させるケストレルの魔力に、母方由来の淫魔の魔力が徐々に混入していく
それがネーラの体内を循環し、余計に熱を煽る結果に繋がっていく

ネーラ > 「ぅん、あつ、い…」
呼気とも笑いともつかない音を漏らし、体だけが蕩けていく特異な麻痺感に身を委ねる。

ネーラは行の一環として日々、自らの魔力を観ている。然るに、異なる色の気配が流れ込むのも感得できるのは道理。
「…なるほど…」
どうやら淫魔に連なる者、か、と思案しているのに、体は、痒みに似た、あるいは毒にも似た刺激にそばだっていく。

「はーーーっ、はーーー…ひン…っく、ぅ……」
ショーツのクロッチに影がきざしているように見える。ショーツも、ブラも。僅かな生地の震えも突端を吸われているかのように感じる。

「トリー…お前………」

熟れた唇を戦慄かせると、手を繋いでくれというかのように、目元を隠していた腕を伸ばす。
娼館のどの女よりも惑わせる、光が散乱する潤み目。
ただ呼吸しているだけなのに今すぐ欲しいとでも言いたそうな気配。

その様を次元の隙間から見て、ニヤニヤと嗤うネーラ子飼いの淫魔ラグニアは、日頃の憂さ晴らしで主人の体に干渉し、中を数倍過敏にしさえする。あとで折檻されてもどうでもいい。このチャンスに乗りたいし、この男の性根を見てやろうと。

ケストレル > 「んじゃ足治ったらまた水ン中戻りましょうかね
 今度は波の出るプール以外のとこで、あ、スライダーなんかも良いかもしんないっすね」

あれだけ燥いで、その後常夏環境を模した場に居ればそりゃ身体も火照りもするか、と
自身の施す術の所為で魔女が熱に浮かされている事など察せるはずもない

「……ちょ、ちょいネーラさん? あんまエロい声出さないでくださいよ」

吐息すら色っぽさを増してきた魔女へと改めて目を向ければ
潤んだ瞳と目が合い、心臓が跳ね上がるような感覚を認めて
これはいけない、と一度深呼吸して邪念を追い出すと、伸ばされた手に此方からも手を差し伸べる

当然、ネーラが淫魔を使役していることも、その淫魔が主である魔女に干渉していることも知る由もなく

ネーラ > 「………」
性的な興がネーラの肌を萌やし、娼館の部屋にもにた匂いをさせる。トリーの手が彼女の手のひらに触れた。
魔女の手が食虫植物めいて握られ、自らの体に強くあたるのも辞さず引き倒して彼を覆い被させる。

「トリー、お前の体を貸してくれぬか…?」
…あ、はぁ♡、はぁ、ん♡…ネーラ本人は確かに奔放だが、これは理性がのけられている様子。

魔女、己の左手中指を軽く噛み、日頃はそこまでしない目つきでトリーを誘っている。
「”弾み”がついておる。…そのまま、体だけ重ねてくれ…」
トリーの背中に腕を回し、あやしく抱き留めると、トリーの下腹部を自らの下腹部に密着させる。
「歴たる魔術じゃ、醜態を見せてしまうが、すまん…あ、ぁ、あ!!!」

震える声で一人で気をやりながら、それでも歯を食いしばって何かを詠している。
それは魔術の神に願うものであり、彼なる男神とその妻である女神の和合の力を借りる。

ふーーーっ♡…ふ…

相手がちょうど、男性なことが幸いした、相手の魔力の波動をつかい、こっちの乱れを合わせる。男女の通常の魔力の波形に合わせるために、体を文字通りに重ねている。

「唇も…」

ふっくらした唇を窄め、術式への助力を希う。

ケストレル > 「よしっと、これで足の方は大丈夫だと思うっすよ、立てま―――うわっ!?」

何だか様子がおかしい魔女を極力意識しないようにしつつ施術を終えたケストレル
手を繋げばそのまま立ち上がらせようと考えていたものの、逆に強く引き寄せられてそのまま覆い被さる様に倒れ込んでしまう
咄嗟に繋いでいない片手をついて体重を掛けるのは防げたものの、胸板は再び豊かな双丘へと押し当てられ、顔も互いの鼻先が触れ合わん距離

「ちょっ、と……ネーラさんどうしたんすか……体だけ、って……」

至近距離で甘く誘われれば体を離すことも出来ず
魔女にされるがままに抱き締められ、下腹部同士が密着する
その状態で喘ぐような声の混じる詠唱を聞かされれば、芯のある固さを魔女の下腹部に押し当てる形となってしまい

「何かしてるのは分かるんすけど、後で何してたのかちゃんと説明してくださいよ……?」

単に横たわり抱き合っているだけなのだが、神秘にも似た魔力の流動を感じる
今はただ、彼女の言うとおりにしよう、と思った矢先に甘える様に唇を求められれば若干の狼狽を見せつつ

「……はい」

窄められた肉厚の唇へ、自身の唇をそっと重ねた

ネーラ > 「する…する、から…!」
背中に爪痕が残るくらいに、腕に不規則に力が入ると、情欲に揺らぐ自我を呼吸で捩じ伏せ、詠唱を続ける。
下腹部と唇で双方の体を重ねる。相手のマナを使い自分のマナの乱れを調律する。
調律の過程で、自らに重ねられた淫魔の干渉を減衰させていく。
下腹部を淫魔の干渉ですりつけ、正気を失った目で媚びる様子が段々と失せていく。

彼の頬に跡を残した唇をそっと離す…事後のような気だるい気配をさせている。
「魔力の調子でわからないのか?まだまだじゃの…♡あとでゆっくり説明してやる。身内が邪魔をした…時間が惜しい、性魔術を使った。いきなりですまなんだな?」
ネーラの眼差しに澄んだ光が戻る。
「お前、魔力がよく私に乗るな…?おかげでやりやすかった、ぞ…私の術が強化されていた…そうか…お前の才が、わかった…♡」
ゆっくり息を吐き出し、正気を取り戻す。相手がバッファーであることを、肌を通して悟った。

が…なかなか離してくれない魔女。

「………せっかくじゃからもう少し……♡はぁ…♪」

しかし!
その時、時計は一旦集合時刻になっていた。

ネーラ > 逆に、ケストレルには、ネーラの抱えている魔力の異常な多さ…人間数百人以上はある…なぜこのような多数があるのか…や質量共に濃密な魔力の奔流。沼のように深い欲望の引力、そういうものの一端が、うかがえたかもしれない。【ここから私的にプールを継続しても、舞台を変えてもOK。とにかく集合とあれば一旦荷物をまとめて帰るか、私的にい続けると言い出して(ははーん?)とみなに思われるか、というところ・・・ひとまず!】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からネーラさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からケストレルさんが去りました。