2025/07/11 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にパニアさんが現れました。
パニア > ―――――……おしっこがしたい。
切実なまでに、おしっこがしたい!

いや、お前はいきなり何を言っているんだとつっこまれそうだが、今のパニアの頭の中は、そんな想いだけが緊急サイレンを鳴らしながら駆け回っていた。

ことの発端は油断だったのだろう。
『ん、ちょっとおしっこしたいかもッス……?』
そう思ったその時すぐにトイレに向かっていればこんな事にはならなかったのだ。
しかしその時のパニアは長距離プールでゆったりのんびり遠泳の真っ最中であり、もう少しで己に課したノルマを達成できそうなタイミング。
その時点では全く切羽詰まった物ではなく乙女タンク的にも余裕たっぷりに思えたので、普通に遠泳を終わらせてから行けばよかろうと考えたのが運の尽き。

遠泳前にごくごく飲んだドリンクの量が多すぎたか、はたまたそこに利尿剤なんかが混入されていたのか。ぶっちゃけその辺の原因はどうでもいい。
今はただただトイレに……! トイレ遠ッ!?

プールの中でぶっぱするというマナー最悪の行為は回避出来たものの、ラダーを昇ってプールサイドに出た小躯はもう極端な内股をプルプルさせるばかりのぎりっぎり。
そして長距離プールから最寄りのトイレは、嫌がらせかという程に遠い。

パニア > 『無理ッスね……これ……』
にっこり。
青褪めた童顔が実に味のある笑顔で諦めた。
時速数十メートル程度でしか進めなさそうな今、揺らめく陽炎とごった返す人波の向こうに表記されるトイレのマークは絶望的なまでに遠すぎた。

ちまちまよじよじ……。
適当なとこで致す覚悟を決めた小娘なれど、流れる温水がプールに着水しかねに至近は流石にまずい。
特に今いる場所はラダーを上がってすぐの所。
遠泳を終えてざばーっと来て「ん…? なんか臭くね…? いやこれおしっこだぁぁあっ!?」とかもうヤバすぎる。
ので、へっぴり腰の超内股は、地雷原を進むかの遅々たる速度でその場から離れる。
その間にもぱんぱんに中身の詰まった、だのにまだまだぎゅんぎゅんとおしっこ生成を続けてる気配のある膀胱はとっくに限界を越えている。
並の少女であればこの時点で既に終わっていよう。
しかしパニアはこんなナリでも冒険者。鍛え方が違う。
「ふぐぅう…ッ!」と力を込めた内腿・下腹のむっちむちの肉厚で尿道をぎゅぎゅっと抑え込み、琥珀の温水があふれるのを必死こいて防いでいるのだ!

『………や、でもこれ、本格的にそろそろヤバイっス……』
具体的に13:40くらいでどばっとイッてしまいそう。

パニア > 利用者の限られた遠泳コースの最果てゆえに、密集地帯とは比べるべくもなく人目は少ない。とはいえ皆無というわけでもなく、そのうちの幾人かは先程から妙な挙動でもじつくチビに興味を向けてもいる。
確実に見られている。
脂汗だらだらの極限の中、得も言われぬ愉悦が背すじをぞぞぞぞっと這い上がった。しかし、その正体を確認する暇は最早許されておらず

「―――――んいィッ!?」

小躯に見合わぬ爆乳と大尻で濡れた生地をぱつんぱつんに張り詰めた競泳水着が、勢いよくその場にしゃがみ込―――――ぶしゃぁぁぁぁあああッッ♥
小娘が小躯を丸める途上、その一挙動すら待てずに迸った温水は、着衣状態にも関わらず結構な勢いで琥珀色の液流をプールサイドに叩きつけた。

「んあッ♥ …ッは♥ はぁあ…っ♥ うっ♥ ……ッく♥ イ、……ッく♥♥」

尻を落とさぬ体操座りとでもいうかの格好。
小麦色の膝に水着の爆乳をむぎゅりと押し付け、耳の先まで赤らめた童顔は双眸閉ざしたアクメ顔を俯かせ、びくっ、びくくっ、びくっ、びくんッ♥
素人目にもはっきりと分かる絶頂痙攣を巨尻から背すじへと伝播させた。
その合間も止まることなき乙女ダムの決壊は、近付けばはっきりと聞きつけられるだろう放水音を鳴らし続ける。
そこからほのかに漂うアンモニアもまた、気の所為では済まぬレベル。
そもそも今なおチビの足元からじわじわと版図を広げ続ける水溜りの色からして、プールサイドの清潔な白にははっきり分かろう薄琥珀。
ぶっちゃけ、ちょっと遠くから見たとてもう『あーあー、ヤッてんなぁアレ』と丸わかりの様相であった。理由もわからずイク♥

パニア > 「は――…っ♥ は――…っ♥ は――…っ♥ ……えひっ♥ ぅ、ん…っ♥ は――…っ♥ は――…っ♥」

ようやく全てを出し終えたのはパニア的には十数分、実時間としては数十秒後といった所か。
雫ばかりが滴る様になってもしばらく、大尻はビク付き続けていたし、チビはアヘ顔のままであったので、忘我の時間も相応にあったのだろう。
さて、そんな爆乳チビであるが、今や完全に緩み顔。
タレ目気味に細めた黒目、炎熱の色を灯した頬、ふにゃんと淡笑む唇端からは一筋の唾液も垂れてて実にいかがわしい。
決壊直後はいっそ消え入りたい程に膨らんでいただろう羞恥も今ばかりは鳴りを潜めて、むしろ登頂を完遂したアルピニストにも似た達成感さえ漂わせている。

――――とはいえ、そんな事後の法悦に浸っていられるのもしばしの間ばかり。
肉悦のお花畑でスキップしていた理性が戻れば、緩んだ顔もぴゃっと強張り、青褪めた表情とは裏腹に赤熱を強める童顔をきょろきょろさせて状況確認。
周囲に走らせた黒瞳に幾人か慌てて視線を逸らした者もいたが、彼女らはおそらくパニアの仲間。今のチビと同じ様な過去を持つおもらし仲間に違いない。
そんなお姉さん達の『強く生きるんだよ!』という大層生温かな視線を浴びながら、爆乳チビはせっせと証拠隠滅に勤しんだ。
具体的に言えば、プールサイドの端の方でぐねっていたホースを目ざとく見つけ、それよる放水で一切合切を洗い流したのである。
無論、くっそ不審な行動ではあるが、幸いそれを咎める者もおらず

「ふ――……っ。一事はどーなることかと思ったッスけど、案外なんとかなるもんスね!」

腰に手をあて、もう一方の前腕で額に浮いた汗を拭い、プールサイドの一郭、不自然に広がる水溜りを前に爆乳を撫で下ろすチビ。
後ほど何も知らずに遠泳を終えてプールから上がった利用者が「ん? なんかこの辺小便くさくね?」とか眉を顰めるなんて事もあったがともあれ、乙女の秘密は見事隠蔽されたのであった。
後日、この日の一部始終をちょっと離れたとこから見ておりました! なんて既知ロル投げられるのもそれはそれでおいしそうとか思いつつ。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からパニアさんが去りました。