2025/07/09 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にケストレルさんが現れました。
ケストレル > 夏である
盛夏にも程があるくらいの熱気である

こんな日に地道に依頼なんてこなしていたら倒れてしまう
ましてや騎士としての巡回なんて以ての外だ
ギルドの負担を考えて、あまり人が請けたがらない依頼を率先して請け負うケストレルも、
この暑さの下での活動は命に関わると今日は休暇と称して水遊場へと来ていた

「……とは言え、それなりに痛手なんだよなぁ、懐は」

それでも命には代えられない
騎士としても、冒険者としても装備を一切纏わずに過ごす事の快適さには代えられない
以前水遊場の監視員としての依頼をこなした際に報酬の一部として受け取った黒メガネを掛け、
デッキチェアに身を預けて過ごしながら、そう言い逃れしつつ

――通り掛る異性の水着姿を見ては、頬が緩むのを堪えていた

ケストレル > ――さて、どうしようか とケストレルは考える
折角だから、ナンパに興じるのも悪くはない気がする
酒場とはまた違う開放感に、成功率も期待出来る……ような気もする
しかし、ざっと見たところお一人様で訪れている女性の姿は確認出来なかった
……場所を変えれば、あるいは階層を変えれば独りで暇を持て余している姿も見つけられるだろうか

「……けどまあ、入場だけでだいぶ使っちまったしなあ」

飲食を口実にしようにも、持ち合わせが心許ない
ちまちま働いて稼いだ金も、新しい装備と今身に着けている水着と、そしてここの入場料で飛んでしまった

「今日のところは目の保養に専念させて貰うかあ」

幸い黒眼鏡は此方の視線を悟らせない代物だ
こうしてチェアに寝転んだまま、行き交う水着の淑女たちを眺め愛でることにしよう、と落ち着いた

ケストレル > そうして時には水の中に入って涼んだりしつつ
夏の休暇を楽しんで過ごしたのだった―――

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からケストレルさんが去りました。