2025/06/11 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にグリードさんが現れました。
■グリード > 水遊場の下層にて、数名の女性がプールの中へと入っていった。
どの女性も全裸に見紛う、水着と呼べるかも怪しい恰好で客を探して散ってゆく。
「食い扶持が欲しいなら自分で稼いで来い。」
いずれも、貧民地区で身体を売っていた少女であったり、長耳種の見た目少女であったり。
「そんなに、スキならしっかり仕事にしてやるよ──」
そんな台詞と共に紋は彼女らの下腹部にしっかりと、当面消えぬ痕を刻んだ。商品。
その紋に囚われ発情した雌は早々に男を連れ込み地下へと消える様子をプールを見渡すカフェのテラスから見下ろした。
捕まった男性陣はいくら吐きだす事になるだろうか、頼んだ発泡する酒を片手に、視線は新たな商品を探すよう巡る。
ただ水泳を楽しむだけの少女や、保護者、相手を求める娼婦等、上からみる景色は面白い。
「いっそ、ここで客集めも面白いか……?」
目の前で、衆人環視の中客を集めさせる。そんな不穏な思考を巡らせながらカフェを利用する女性を、店員を値踏みするよう見つめていた。
■グリード > 暫くはテラスの椅子に腰を掛け足を組み眺めていたプールの様子。
酒の発泡も弱まり、グラスの半分まで減り掛けたころ。そんな男の視線に気づいたのかもしれないグラマラスな女性。
凡そ娼婦や売春婦の類には見えないその姿がカフェへと上がってくる。
まるで誘うよう隣へ立つと蠱惑的な表情と布面積の乏しい身体を見せつけ、『一人?』なんて声を掛けてくるものだから──。
「これから、賑やかになる予定だ。 君のおかげで。」
そう口角を吊り上げ不敵に笑うと、見せつけられる鼠径部すら剥き出しの小さな布地、
それが隠せぬ下腹部へと掌を押し当てると刻まれる紋。当惑した様子を見せながらも、
次第に熱くなる身体に、光り熱を宿すその紋に思い至る。
そこへ触れてしまえば内側から炙られる熱に、媚肉も喜びを覚えたよう。
目の前で自らの身体を弄りだす。突如始まる淫らなショーに、恋人を連れた者も、一人持て余す者も、視線はその女性にくぎ付けに。
男の目の前で自慰を晒し、こんなはずではと声を上げるものの肉欲に抗えず。男に許しを請う、が──
「あっちに物欲しそうにしてるのが居るだろ? 一晩、500ゴルドでいいぞ。」
そう、食い入るように見る男を指して促す。千鳥足で辿り着いたが最後、人目を憚らず抱き着き、そして下肢へ顔を埋めむしゃぶりつく。
上がるのは悲鳴か歓声か、人だかりが出来、その熱に充てられたカップルも、宛ら狂乱の宴のよう。それを遠巻きに見る首謀者は、ただただ楽し気に。
そろそろ、衛兵の類が騒ぎ出すまで、さしたる余裕はないかもしれないが。
■グリード > カフェテラスにて始まった狂乱の宴。グラマラスな女性一人から始まった淫らなショーが、周囲に波及してゆくまでさしたる時間はかからなかった。
恋人同士が、店員が、それこそ無垢な少女やただの客までも、熱に浮かされた狂気の犠牲になってゆく。
事態の鎮圧にどれだけの時間がかかっただろう。其の頃には既に首謀者の姿はそこにはなかった。残された紋だけが手がかりとして。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からグリードさんが去りました。