2026/01/27 のログ
影時 > 今暫くは警戒を続けるに越したことはあるまい。いつまで? 取り敢えずは己の気が済むまで。
念には念を入れて、家には留守居役に小さな式紙を拵えておいた。
此れで一安心、とはいかなくとも、いつぞやのように住処を襲われた際の対処、後処理が遣り易くなる。
ここ最近までの件もあり、機嫌を悪くしていた二匹から、何やら八つ当たり的に噛みつかれたり、そっぽ向かれたのは……解せぬ処であったが。

「――気を取り直すか。確か、呪い師だったか? お貴族様の愛娘に懸想してる狒々爺らしいが」

こほん、と。意識下の警戒を続けつつ、請けた依頼の内容を思い出す。
人探しだ。迷子や家出人の捜索ではない。より難易度の高い面倒事。
確か、内容はこうだ。さるお貴族様が大事にしているご令嬢に如何わしい男が懸想し、呪いをかけた。
呪いを解く代わりに娘を寄越せ。さすれば円満である云々かんぬん。よくあるかどうか、はさておき、まあ在りがちな件であろう。
ただ問題は懸想しているのが名家の美男子でも何でもなく、歳老いた御老体ときたものだから嗤えない。

どう攻めたものであろうか。本腰を入れるには気が少々が乗らない処もあるが、追うてみるのも一興かとは思ったのが運の尽き。
潜伏先、と思われるのはこの貧民地区か、都市の地下に張り巡らされた地下水道。
星辰の位置、巡りを気にする手合いであるなら、確かめるために顔を覗かせるとも思ったが、もう少し綿密な調査が要りそうだ。

「お前らに心当たりはないか? ……無ェか。ああ悪かった悪かった。無茶言ってすまんかったな」

のっそりと立ち上がり、腰に差した刀の位置を直していれば、ぽこ、ぽこっと襟巻の中から二匹が顔を出す。
同じ系統でも顔立ちも違うシマリスとモモンガ。
ひくひく耳と髭を震わせ、周囲を見遣る様に声をかければ、無茶振り!とばかりにもぞもとと襟巻の中で飛び跳ねてみせる。
痛くはないが落ち着かないのは確か。悪かったと肩を竦めれば、気が済んだとばかりに脱力する気配を感じて。

影時 > 「この国の呪い(まじない)はまだちぃと分からん処もある。
 星の巡り、星辰の位置がどうこう、とか覚えてる範囲がいまいち役立たんのが厄介だな……」
 
標的の動向、行動範囲を知悉するのも重要だが、相手の手の内を知ることも車軸の両端のように大事だ。
その心は? 片輪だけではうまく回らず進まないということ。
年寄りとなれば同じ年寄りでも白兵戦では自分の方が勝とう。そこまでは己惚れても問題あるまい。
ただ、それが戦闘中という一秒一瞬をも争い合う場面で、どうなるか。
瞬間的に呪いを成立されられるか。成立させられるなら、その遣り口、手法は如何なるものか。

――敵を探さなければならない、という時点で潜入、暗殺ないし無力化という速攻に訴え難い。
探索中にいざ会敵すれば、交戦の最中で敵の能力を焙り出し、把握しなければならない厄介に及ぶことも起こり得る。

吐息と共に肩を竦め、仕方がないと頭を振りながら移動を開始しよう。
二歩三歩と歩けばすぐに屋根の端。さらに歩けば空中だ。踏み込める足場が無ければおのずと落ちるのみ。
それを、音もなく。そして何よりも身を沈めながらも怪我も負うことなく着地し、すたすたと歩き出そう。

闇の中を見透かしつつ、標的の痕跡を探りながら――。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」から影時さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」に「娼館」プリプリさんが現れました。
「娼館」プリプリ > 2/14が近いので、お客様に何かのお菓子を配っているキャンペーン中。

いつもはキャストに何か心付け的な何か物品をプレゼントするお客様も、今日は逆にお菓子がもらえるのでちょっと嬉しい。
各キャストの部屋に備え付けのお茶と合わせてちょっとしたティータイムができるのだった。


そういう、いい感じの時間が過ごしやすい時期なのだが、一階エントランスにいる黒服はいつも通り。

「ようこそー。あ、この間はありがとうございます。」
赤毛の女性に見えるふたなりの黒服子、ぽんぽんと来るお客様たちに挨拶しつつ待合室にどんどん通していく。
「順番が来たら呼びますので!待合室でお待ちください!」

カウンター向かって右の壁にある、キャストの絵姿の下、値札に似た、予約可/不可の札が目まぐるしく変わる。

そのなかでも、星3ともなると、なかなか開かない。濃厚な美熟女のローズマリーさんとか、気まぐれでふわふわしたアンナプルナさんとか、本物のエルフのミエルさんとか。たまに、フリーになる一瞬がある。

とりあえずの買いやすさで言うと、やはり星1は手堅い、回転率重視のため、2階に部屋が割り当てられている。

「娼館」プリプリ > 「ご指名はお早めにー!今日の枠が埋まり次第それぞれ終了ですので〜!」
その声を聞いて、やはり早く時間を押さえようと、カウンターに向かい出すフリー客の皆さま。男性もいればふたなりもいる。

「あったまりたい方は星2以上だと浴室もありまーす。秘湯感覚でいかがでしょうか〜。」

待合室に人気が集中し、エントランスに誰もいなくなった一瞬。

時間は晩飯時かもしれないし、真夜中かもしれない。あなた次第。

「娼館」プリプリ > 黒服子、背筋ピシッと椅子に座り、いつお客様が来られてもいい様に備えている。
ホテルマンのようで。