2025/12/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」にアンナプルナさんが現れました。
アンナプルナ > 彼女は暖炉の前から動かない。
いや、ぱっと見なんか白くてでかいもふもふに見える。


「…ぁ〜〜〜〜♡極楽ですわ〜〜〜〜♡」

毛の中から声がする。毛の中から三角形の耳が立つ。
この毛は星3のキャスト、アンナプルナの髪の毛であり。その下に当人が丸々カバーされて丸まっている。

「夏はどうしようもないから嫌ですけど〜〜〜
 冬はいくらでもあったまることができていいですぅ〜〜〜」

スヤァ…

カウンターの中にはふたなり黒服子さんがいる。
もうじき冬至の祭りなので街が慌ただしい。
みんなやることがある時は、エンタメ産業は暇になろうというもの。


白いもふもふの中から猫の鳴き声の声がする。

アンナプルナ > 「これで暖炉の前から動かず、おちょこにブランデーなんかを注いで、舐めながらあったまるの、蕩けますぅ〜〜〜」
「一応仕事中なので、終わったらにしましょう?」
やんわり釘を刺しておくふたなり黒服子。
「でも……お客様が来たら、お仕事になるでしょう?そうすると1日は仕事になるから…だから…」
お酒をください、という目をしている。

「アンナさんの代わりはいないんですよっ。うちのエースの一人、猫柱なんですから。」
「…………」

ぱたり、と猫耳が伏せる。尻尾も項垂れる。
あんまり働きたくないな?というお気持ちを示している。

「…………すねてもダメです。」
ふたなり黒服子は、譲らないのだ。

「それじゃあ、何か適度に遊べる暇な人でもちょうだい?」
そんな人は多分いない。

アンナプルナ > 軽いわがままに答えてくれる状況は来なかった。

「ブラシ。」
ぽそ、っという猫人。
ちょうどお客様がいない時間なので、ふたなり黒服子は黒服の務めとして雑事を請ける。
この場合は売れっ子の身だしなみの手伝い。
暖炉の前にラグを一枚敷いて、白いもふもふの中の、頭の方をコームで梳いて。
日頃から手入れされているのでそんなに面倒ではない。ただ、量がすごく多い。

スヤァ…

もふもふの中から寝息がする。

こうしている様は、一体ミレー族と獣人の何が違うのか、というところではある。
この店を世話している魔女のネーラによると
”信仰の系統が、要するに違うのではないか?それ、同じ人類でもよくある話であろ?あとは、魔力に秀でるところが今の獣人とは違うとも言えるであろうが”

ふたなり黒服子は、以前そんなことを聞いたものである。

アンナプルナ > 「……うん、ありがと……」
再び耳が立つ。そして床の上にあった白いもふもふが立ち上がる。
ゆったりしたナイトウェアみたいな、ラウンジウェアの姿。
「梳いてもらったらやる気が出てきた…」
片手を口に当ててあくび。

「4階の部屋でゆっくりしてるから、どなたかいらしたら呼んでねえ?」

ふわり、とした所作で、滑るような足取りで階段を登る。
足音はなく、足跡も浅い。それは人類の歩法ではないかのようだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」からアンナプルナさんが去りました。