2025/12/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」にメイベリーンさんが現れました。
メイベリーン > 「名残惜しいですけど、ふふ…またお越しくださいね?」
と、冬のワンピース越しでもわかる豊満な体で、軽くだきしめて。
嫌味なく洗練された所作で、一階の退出口から出るお客様に一礼をする、星2の先輩マドレーヌさん。


「あ〜〜〜」
何をどうしたらこの年上の魅力が出るの…?
と、小柄なメイベリーンは悩む。

「お客様すごくうっとりしてる…」
こちら、身長150台。あちら、170台。

こちら、ロリ声。あちら、深く優しい声。

だめだぁ…!

スペックが違う、違いすぎる!年上感、無理!
「うえ〜〜〜むりむりむりむり、むりだよう〜〜」
と軽く疲れた顔で一階のカウンター前に来て。
「今日のみんなどんな感じ?」
「はい予定表。」と、オネエっぽさ満載のアルビノ黒服、手元の資料を見せる。

メイベリーン > …アンジー。冬の同人誌即売会の追い込みで休み。
シーナ、例によって長丁場の予約をギシギシ入れてるので予約できず。
星3ズはローズマリーさんは経営上の用事で不在。基本的に大人気のほか三名全員予約あり。

星ひとつ、ワンダさんとノーナさん以外全員、予約埋まり。

メイベリーン > そわ、と首筋を、エントランスのドアが開いて流れた空気がなでる。

「つめたっっ」

12月も中盤、そして夜だから、当たり前ではある。
基本的に室内で接客しているので、寒さの直撃はない。
館内の暖房…暖炉あるいはペチカもあるし、浴室まであるのだから。

びっく、と背筋が伸びる。
心臓に精霊の手が触れるかのような冷たさ。
魔女のネーラなら、あるいはミレーであるアンナプルナ、エリスアイラならばそこに精霊の兆しも見るかもしれないが、ただの牛娘はそこまでは。

……


「あったかぁぁい」

エントランス壁際の暖炉の前にしゃがみ。両手をかざして暖をとる。
あったかいは正義。間違いない。