2025/12/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」に娼館「プリプリ」さんが現れました。
■娼館「プリプリ」 > おやつどき
さっきからバレンシアの絵の前でずっと、まごまごしている冒険者の魔法使い男性(人間)。
「だぁから、男らしくさっさと決めなって」
姐さん代表のバレンシアさん。
レザーのヘソだしトップスに、レザーのショーツ。その上から、両脚を覆うレザーのチャップス。
筋肉質のすんなりした体とその立体感は、女体!という感じではややないけれども、しっかりとした量感があって好きな人は好き。
身長もあるのでそういうのが好きな男性にも人気。
「…でもさあ、あんた正直だよねえ。アタシをなんかのパーティに加えたそーな目ぇしてさあ。
よっしわかった。じゃあアタシが面倒見てやろう」
えーー?いやちょっとあの、あっ、と狼狽えているの、すごく優柔不断そうな冒険者の魔法使い男性(人間)。
「だーいじょうぶだって。あんた冒険者でしょ。アタシも依頼は受けたら果たすクチだから。いい?いいね?」
優柔不断なとこを押してお客さんにしてしまう方向。この人、冒険者ギルドにバレンシアが姿を見せて、お店が発行する依頼を届けるときに、いつもチラチラ見ていた。
「2時間。…っと、4時間?いいのかい最初っから飛ばして。店長!」
カウンターの方を向いて老黒服を見る。
「何時間でもいいぞー。」
「ぁ。いやあ、それは、ちょっと…」
「…装備代と引き換えに遊ぼうって覚悟はないのかい?いいよ。あんたの払える限りで♡」
おずおずとことわる冒険者氏の背中をバン、と叩いて。
で、この冒険者氏が2階に彼女と消えて。
戻ってきたときにはずっと浮ついて
「ま、また稼いで、遊べそうだったらおいでよ。色々話聞いてあげるからさ!」
よる7時ごろのプレイ終了であった、
■娼館「プリプリ」 > 「…面白えと思うんだがなあ…」
と、老黒服。
一階エントランス後方の、バックヤードにバレンシアが引っ込んでから、ぽつりと。
「あーいう毛色の違う女も必要なんだよな」
細かいことは言わない。きっぷがいい。サバサバしている。
いやらしくはないが、しっかりできる。
「…まあ柔らかさだけが全てじゃねえやな。」
ため息。
さて今夜も客を待つ。
■娼館「プリプリ」 > バレンシアはまだ動けるし、まだ戦えるが、冒険の第一線に戻ろうとしない。
何らかの理由で冒険をしたくなくなったのだろう。
傷か、おそれか、トラウマか。でも店としては詮索する気はない。
「膝に矢をうけちまってねぇ…」
そう語るなら、そういうことにしておくべきであった。
妻子持ちのおじさんとか、強めの女性に屈服したい若い男性とか、若干クセつよな客がつきがちなバレンシアさん。
アンジーをして
「バレネキは自分の持つエロさの可能性に気づいていないんよ」
可能性って何なの…?というバレンシアにこれを読め、と厳選した官能小説を貸したアンジーが後日感想を聞いたら「アタシ芝居っけないからダメだ」
バレンシアはあのまんまでいいんだ、と後で老黒服はアンジーに言った。素材で勝負というタイプだからよ。作れねえんだなあ、と。
■娼館「プリプリ」 > …そんな一幕もあった。
一階エントランスのカウンターでは、老黒服がいつものように、いつでもお客様を待っている。