2025/11/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 貧民地区
その小さな一区画――娼婦が集まる娼婦街
街、というには小さな区画、たちんぼの娼婦が多く、客を捕まえたら近くの宿で――と言った感じの場所。
宿は多いが殆どが娼婦のためのもの、一人で泊まるような客もいない、宿そのものが実質娼婦館になってるような宿もある。

元々は劣悪な環境のボッタクリ娼婦街だった
低俗なチンピラのようなマフィアが牛耳っていた頃は、だが
ある時――そのマフィアを一掃した部外者がいて
それ以降は娼婦が自分たちの為に宿を経営し、自分たちで娼婦としてきちんと、ある意味では正しく生きるようになった。
この娼婦街のルールはシンプル

――客を騙さない、ボったくらない
――病気、みなりは綺麗に清潔に
――翼付きの小さな赤髪の子供には手を出さない

そんな小さな娼婦街を歩く少年。
まだ幼い、と言えるようなちみっこい子供だ、こんな時間に出歩くこと自体が危なっかしく思えるぐらい。
しかし、少年は胸を張って、ちょっと鼻息強く、行進をするように歩いている。

「じけいだーん!じけいだーん!だんだんだーん!」

小さな子供が歩いていても娼婦たちは全然気にも止めない。
少年と目が合うとにこやかに手をふるぐらいだ。
少年も、元気よく手をブンブン振っている。

シャルティア > 正義ごっこ

それはちょっとした少年の幼稚なヒーローごっこ
そんなもので叩きのめされたマフィア、チンピラもたまったものではない。しかし、事実として娼婦街から追い出された。

こんな小さな小さな子供が腕をふるうと鎧を着た大男が壁まで吹き飛ばされた。
拳一つで、目の間での壁に大穴が開いた。
巨大な瓦礫を軽々と持ち上げていた

――化け物

幼稚で純粋で「いい子」な化け物は、マフィアを追い出したあとも、この娼婦街をおさんぽしている。
「わるいひと」がいたら追い出して、区画を歩いていると娼婦のお姉さん達がにこやかに手を振ってくれる、頭を撫でてくれる。

警らごっこをしてるだけで誇らしくて楽しいようで

シャルティア > 娼婦のお姉ちゃんたちは「おしごと」をしていて
だからお客さんを捕まえる邪魔をしちゃいけない
声をかけたり、遊んで遊んでと言ってはいけない
本当はもっとおしゃべりをして、いっぱい頭を撫でてもらって
、いっぱいほめてもらいたい。
でも、それは我慢

――我慢も出来て、警らもできて、いい子!

ふんす
とそんな事を考えながら胸を張って自慢げに行進してる。
今日も変な人はいない。
悪い人や、よっぱらってお姉ちゃんたちに悪いことをする人はいない。

大して広くもない区画、あっという間に見回りは終わってしまう。
異常なーし!
と元気よく言いながら、近くの木の箱に座る。
脚をぶらぶらさせながら娼婦街を眺めて

シャルティア > 何回か見回りというお散歩
それが終わると少年はぱたたっと翼広げてどこかへ飛び去っていってしまう

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシャルティアさんが去りました。