2025/11/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にセニアさんが現れました。
■セニア > 【夕暮れ:王都マグメール 貧民地区:大通り】
すっかりと日も暮れ始めた中、ゆっくりと大通りを歩き進んでいく。
何時もの普段着にジャケットを羽織り、店やら露店やらを物色しながら。
纏まった仕事も終わり、後処理も落ち着いての散策であった。
特に予定も無く、さて、今日はどうするかな、と言った所で。
まあ、こんなところでは娯楽施設なんて酒場か、娼館ぐらいしか無い。
そもそも娼館は行くことも無いだろうし。
「賭場はなあ……」
他の選択肢を上げてみるものの、どうにも行く気は起きない。
余り運が無いという事もあるのではあるが。
となると酒場ほぼ一択なのだけど、今すぐ入る、という気も起きず。
うーんと唸りながら、さりとて妙案も名案も無いままぶらぶらと。
途中、顔なじみの露店で手に持って食べれる焼き串を一本買い、それを片手に更に適当に歩いていく。
安い肉で硬く、数度噛んだ所で噛み切れないぐらいで。
味付けだけはしっかりしているのでその味が好みで買っているけど相変わらず今日のも硬かった。
「んん?おー」
硬い焼き串に苦戦しながら途中、知り合いの冒険者数名、というかほぼゴロツキのようなものなのだが。
声を掛けられ軽く手を上げ挨拶を交わすと少しばかり脚を止め。
壁に背を付け、数名に囲まれながらあれだこれだと会話を始める。
傍から見れば絡まれているようにも見える構図である。