2025/11/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > 貧民地区にある馴染みの酒場の扉を押し開けた途端、普段と熱気が異なることが分かった。
閑古鳥が鳴いているとまではいかないが、薄めた安酒でどうにか店が回ってるんだろうと思う程度の客入り。
それがテーブル席はほぼ埋まり、酒宴の真っ最中。
女をテーブルに押し倒して、衆目のなかで性交にに耽る男もいるほどで。
たまには違う雰囲気もいいだろうと、客を掻き分けて空いているカウンターの席に進む。
「随分と繁盛してるじゃねぇか。何があった?」
店内は騒がしいが、会話の声が聞き取れないほどではない。
マスターによれば一攫千金のお宝を幸運にも入手した冒険者がおり、仲間を集めて宴会を開いているらしい。
どちらかといえば地道で、大金に縁のない家業である男は、へェ、と相槌を打ちながら、酒を片手に賑わう冒険者たちを眺めて。