2025/10/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にノーナさんが現れました。
ノーナ > 今日も1日働いた。休憩中。
一回入り口近辺のロビーは人気なし。

ぼんやーりと天井を見ている地味なワンピース姿の太った子。


この仕事をやってぼちぼちお客様がついてきたような気がする。

「いいしごとだよねえ…」

魔法で守られているから妊娠しない。性病にもならない。無論、うつさない。ということは実質傷物ではないし、なにより

お給金。まあアメニティでゴリっと引かれるところはあっても、お給金、ある。

ああ普通の暮らし。

「うん、うん」

ロビーの隅っこのテーブルと椅子に座り、にへら、としている。

黒字、圧倒的黒字。お金があると自由になれる。問題は家族なんだけれども。

ノーナ > 親がしきりにお金を求めてくる。
本当にちゃんと使っているのだろうか。
なんとなく心配になる。

生活の再建という意識が持てるのかどうか、貧民区域では当たり前が通じない。

ノーナは好物を食べて何も心配のない生活をしたい、と強く思う。
あったかいベッドとか、すきま風の吹かない部屋とか、汚水が逆流してくる路地のない地域に住みたいとか。

それにはいったいいくらかかるのだろう。
わたし一人で足りるのかなあ。

椅子に座ったままバタバタ、と足をうごかして膝を伸ばす。
「う〜〜〜」
両手を前に伸ばす。

胡乱な家族が、彼女の収入を狙っている。彼女はまだそれに気づかない。

ノーナ > 先輩たちはいい服を着れているようだし、平民区域に住めている。
がんばればうまくいくはずだと思える。
ただし、先輩が同じ場所の出身とは限らない。

彼女の姿をカウンターの中から見ている老黒服。
大切に使え、と釘をさしたが、一体ノーナの生活は守られているのか、やや心配している。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からノーナさんが去りました。