2025/09/14 のログ
■メイベリーン > ホストにいれあげたりむやみに学生に貢いだりしない分安全か、とゲイバーのママに見切られながら見守られているメイベリーン。
「今週めちゃくちゃ仕事したもん。明日は休みでしょぉ?だから来ちゃった⭐︎」
お店の愚痴をごくごく角を丸めてタラタラと話しているが、それを意外な角度からズバッと切ってくるママの毒舌。
「…え〜でもぉ〜〜〜19歳だからわかんなぁい〜〜〜」
大きい目をきゅるん⭐︎と上目遣いして誤魔化す。
それができるのも、切った後に自分を落とすというママの話術があるからで。
「えっ。19歳は大人!?…そーなの?地元だと大人のうちに入らないよ?」
あんた地元どこだっけ?と突っ込まれ
「……………田舎…………」
じゃあ14歳で大人同然じゃない、とひと刺しされ。
「えっでもでも馬車で3日くらいだから都会でしょ?ちょっと牛が多くてカエルの鳴き声多いけど…げんかいしゅうらくじゃないし…はい。ちゃんとしましゅ。」
ビールぬっるっ、とと呟くと、特に意味もなく不貞腐れた顔をしている。
■メイベリーン > 「ちっがうの!因習村じゃなぁい!」
最近流行りのジャンル:因習村なんだろうと擦られたりしている。
「ほこら?壊さないよぉ!普通壊さなくない?何が起きるか全然わかんないし!てか起こる可能性なくないでしょ?」
怪異とか魔法がある世界だから、祠破壊は大変なことが起きないとは言えない。
「でもぉ。最近はぁ、なんか配信者がきててめんどくさいってパパが言ってたよ。」
うんそうそう、霊障霊障。えっママ悪霊祓えるの?…やーだ真顔でやるからできるって思っちゃったじゃあん……
お酒ちびちび。
■メイベリーン > 「あっマリちそのアイシャドウかわいい〜どこのどこの」
ボーイのマリー通称マリち(人間換算22/エルフ/男)曰く裏通りのお店で安く売っていたらしい。セールの時期を逸したものが、ブランド名を潰してどこかに流される。そういうものをうまく買っているのだと。
「え〜うっそ知らなかった…うちのお客様大体男の人だから知らないもん。お店の人(同僚)は教えてくれなかったりするしい。毎日使うんだもんおとくがいいよぉ。」
そう言えば来週は商業区域でチャーミングな感じのセールがあるとかいう噂を聞いた。
「一緒に行く?…お店忙し?…ママ!…だいじょぶ?やった。絶対行こ絶対行こうね?美味しいお店あるの教えるよ?」
なんか気がついたら結構長居した気がする。
「ん〜〜どうしよぉ〜〜〜、馬車あるかなあ〜〜〜」
■メイベリーン > バーカウンターの裏に貼ってある馬車のダイヤを見ているママ。
曰く10分後くらいにこの辺に来ると。
それで、マリちに付き添われ停留所で乗合馬車を待つ。
よちよちと馬車のタラップに片足をかけて乗り込むメイ。
そのまま、住所の近所まで乗っていく。
ご案内:「盛場のゲイバー」からメイベリーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にセニアさんが現れました。
■セニア > 【夜:王都マグメール 貧民地区 行きつけの酒場】
夜も賑わう酒場の喧噪。
そのカウンター席でだらりと突っ伏す様にして飲んだくれる彼女。
もぞ、と身体を動かせばひっく、と声を上げる。
相当に酔っているようで、彼女の周りには空いたグラスが2本ほど転がっていた。
「ぁ゛~~~」
カウンターに顎を置き、低い低い呻きを上げる。
ジト目は更に細められ、知らない人から見れば相当に不機嫌なように見える。
実際広義の意味では不機嫌ではあるのだが。
はああ、とため息。
それはどちらかと言うと疲労のせい、という意味合いが強かった。
「……疲れた」
また突っ伏す。
珍しく、真っ当に依頼を受ければあれだこれだと問題が発生し、その問題の対処に奔走する事になり―――全てを手仕舞いにして解決し終わったのがついさっき。
そこからヤケクソになって行きつけの酒場に来て、浴びるように痛飲した結果がこれ、という事である。
指でグラスを弄りながら今日起きた事を思い出してはげっそりとするように息を吐く。
状況が状況でマスターも特に何も言わず、というか触らぬ神に祟りなしという事で放置である。
癒されたい……そう思い、思い切り呑んでみたものの―――残念ながら逆効果であり。
ダメな方に酒が入りそうになっている現在、というわけであった。
とにかく人寂しい夜、というのは誰にでもあるようで。
彼女も例外ではなかった。