2025/08/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 場末の酒場」にスヴィチューナさんが現れました。
■スヴィチューナ > 貧民地区の中でも端の端。
物乞いが辻ごとにいるようなそんな場所に、そこそこの賑わい見せる酒場が一軒。
入り口が二つあるし、何なら入っていく客層も普通のヒトより大きかったり小さかったりする。
そんな変わった酒場の真ん中よりは少し奥、広めのテーブルに座ってもうご機嫌だったりするのは、
学院内では困った顔か愛想笑い見せているのが当たり前の、小さな保険医。
ただし、人見知りなはずの彼女の対面には、既にテーブルに突っ伏してのびて居るひげ面の小男・・・
所謂ドワーフが一人。
その横に座っている同じ外見だが髭の色が違う男性・・・こちらはジョッキを頬赤い保険医とかち合わせて
乾杯などしていたり。
火酒の瓶がゴロゴロと7~8本転がっていたりするところから、飲み比べなどしていたらしい。
どうやらかつて保険医が2人のドワーフ呑み潰したとの噂聞きつけての挑戦者があったようだが
あっさりと返り討ちにして、いつもの・・・吞み潰し後に友達になったらしい1人のドワーフと、
祝杯と言うか呑みの続きしているようで。
「♪おっ魚さん おっ魚さん わた・・・」
学院内では絶対に見せないような満面の笑顔で珍妙な節の歌唄いながら、
火酒入りのジョッキと、山程フライドポテトとフィッシュフライ盛られた木皿を前にしてご機嫌の
保険医がそこにいて。
■スヴィチューナ > なお、この陰キャ保険医は普段『魔法使い怖い、貴族怖い、異種族怖い』を公言しており、
それらに会えばビクビクしながら逃げ腰に話すのがデフォルトである。
だがしかし、この酒場においてはドワーフが保険医の事を偏見を持っている人間としてではなく
単に『酒に強い小娘』程度の扱いしかしておらず、保険医の方もそこそこ酔っていた所に勝負持ち掛けられて
思わず乗ってしまったうえ二人も潰し、見どころあると大歓迎されてしまったので、
ここ・・・この場末酒場でだけは異種族だろうと何だろうと
気兼ねなく酒を酌み交わしてしまう仲になってしまったのだ。
・・・まあ、ヒトの女子にしては少しチビで太目な見た目が
ドワーフ的にも好ましかったのもあったのだろうが。
「アハハハハ、ビッジさん。今日は火酒じゃないんですかあ?
なんなら、支払いどっち持ちか賭けてまた一勝負してもいいんですよお?」
とかにこやかにドワーフに笑いかけて『楽しく飲みたいからな、止めておく』と
短い返事貰えば、バシバシと肩叩いたりしながら
「なーに言ってんですかあ、わたしはいつでも楽しいですよお♪」と
聞いているのかいないのかが微妙な答え返してしまっていたり。
大分酒に強いとは言え、すでに一勝負終えているからかすっかり酔っ払いの行動そのもので。
■スヴィチューナ > ちなみに。
当たり前だが、ドワーフ製の火酒は通常とんでもないお値段がする。
なのに半分としても少なくとも4本ほどを空にした保険医がまだ飲んでいられるのは
さっきの勝負で飲み代チャラになったから・・・ではない。
つい先日給料が出たから、月に二度の楽しみとばかりに散財しまくっているからで、
ドワーフが勝負拒んだのはそこら辺の懐事情心配してくれてるからでもあるという事を
もうすっかりご機嫌の保険医が知る事は無いのだった。
ともあれ、今夜は少なくとも目の前の大量の揚げ物たちを平らげるまでは宴は続くのだろう。
・・・それでいて、翌日も学院で平常営業の雑用や催眠下での性処理などを行うのだろうが。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 場末の酒場」からスヴィチューナさんが去りました。