2025/08/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」に娼館の様子さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」から娼館の様子さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」に娼館の様子さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」から娼館の様子さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」に娼館の様子さんが現れました。
■娼館の様子 > 週末のこの店の、業務以外の日常。
隣の部屋で納入された絵姿を見ているバレンシアさん(29:メイベリーン名簿参照)
赤く焼けた肌に白いシャツをざっくり羽織り、裾の広がった薄手のボトムを履いている。身長が高く筋肉があるので、やたらと似合う。
「ん?いいんじゃないのかい。前のよりがっしり描かれてるから、嘘じゃあないだろ。まあビキニアーマーはいいよ。そういう仕事だったからさ。でもねえ、胸盛りすぎじゃないかい?…集客が第一?まあ、そりゃねえ。」
古い絵は馴染みの客に譲ってあげる。元冒険者で、ひと財産作って引退した熟年の男であった。それはもう喜んで持って行くだろう。
「飾るところがあるんだから、まあいいんじゃないか。」
険しい顔で長身痩躯の、老黒服は言った。
「そりゃ、捨てるよりはね?ファンサってやつかねえ…」
店の外に出てあたりをぐるっと歩いていて回っている。
娼婦にはあまり見えない。
■娼館の様子 > 待合室の近所の別室では、アンジー嬢(24)が、夏の即売会で売る趣味の冊子の出来上がりを読んでいる。椅子に腰掛けて黙々と。
うちの宣伝になるならいいぞという上のお達し。
「…うん、うん。うん。うちの同人はよく頑張ってるけどこれ全部アンジーの実話ですなあ〜……主幹をナマモノ同人にするとはいい度胸。」
全部お客様に言ったことあるなこれ…ってなってる
「えっちなことするんでしょう!?薄い本みたいに!」
と、メイベリーンさんと似た声を作って一人で再現している。
「っそりゃアンジーさん言いましたよ。(迫真)ですよ。まあ、薄い本みたいなことしたんっすけどね〜」
独り言がでかい。
同じ部屋でおやつを食べているメイベリーン。隣の椅子にて。
「アンジーさん声大きいよう」
「んぁ?お仕事中のメイちゃんよりは小さいですよー。ひひ…」
実体験はえっちな絵の素材としては役に立つ。
「リアリティは極上のエンタメだって誰か言ってたし。」
外は夏の夕方である。
■娼館の様子 > アンジーさんは今日は予約ないの?とメイちゃんが聞く
「無いね!ここで使うより推しに課金したいんだようちの客は。狙うんだったら即売会で儲けたやつから取る!
…といいたいんですどねぃ。知り合いに”一発320ゴルドでどう?”ってそんなんフィクションの中だけにしろって感じっすよ。夢成分がデカすぎる。」
メガネを取って吹いているアンジー。目つきが悪くなるが顔立ちはまあまあ綺麗だ。
内面がダダ漏れなので顔立ちが意識されにくく、体にもキャッチーなところが実はない。
それ絶対興奮する客がいるからやったほうがいいと思うの、とメイちゃんは言った。
腕組むアンジー。
「そういうイメプレ?…ぁ〜〜〜ね。ん〜〜〜…………ごめんちょっとアリだと思った。」
あたしたちは夢を売っている、ってチーフ言ってたよ、とメイ。
「ま、ひんにゅーはステータス、きょぬーは有形資産らしいですからなあ。物はいいようだねい〜…」
と言いながら、「んじゃ、今日の出番なんで。」本を一旦畳んで自室に戻るアンジー嬢。
その所作は絵姿の内気な文芸少女からはとおく。性別の気配のないガサッとした物
「今日はあんまりでかい声で鳴くなよ〜。ハメてる最中に客がバキバキになったんだからあたしゃショックだったよマジで」
小脇に冊子を抱え、スリッパをパタパタとさせながら去り行く。
メイちゃん一人。
■娼館の様子 > 飯時であり、一旦人の活動が落ち着く、そんな時間である。
脇の勝手口から外に出ると、空がオレンジからラベンダー色へのグラデーションを描いていた。
街の大きな空の下、ミニスカートとフリルチュニック姿の牛娘が一人。
マジックアワーにしばし見惚れる。
■娼館の様子 > 「…おなかすいたぁ」
夕風が吹いたので、夜の近いことを悟る。
お店の中で接客している時は、空を見る時なんてなかなかない。
枠が取り払われたよ王な心持ちがして、平民地域裏筋の定食屋さんに向かう。
食べよう。
なにはなくとも。
きっと今日もたくさん働く。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/娼館「プリプリ」」から娼館の様子さんが去りました。