2025/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > 「ッかぁ……夜だってのに暑いな」
愚痴を溢しながら夜の貧民地区を行く騎士が1人
夜間警邏を先輩騎士に押し付けられたケストレルである
夜とは言え夏場に警邏なんてするもんじゃない、とは本人談
しかし、場所が場所なため最低限胸と両手足は鎧で包み、万一の荒事にも対応出来るよう準備は整えていた
「出来れば酔っ払いの痴話喧嘩以上の事は起こりませんよーに」
ランタンとショートソードを腰から提げ、金属音を半ば警報がてら響かせながら夜の路地を行く
こんな日はさっさと警邏なんぞ終わらせて、酒場で一杯やりたいと思うものの
性根故か、適当に途中で切り上げるという事も無く真面目に警邏中である
時たま顔馴染みの飲み屋の店員が声を掛けたりしてくれるのが、心の支えとなっていた
■ケストレル > 「しっかしまあ、何も無いなら無いで……ただ鎧付けて散歩してるだけってなるのが何とも……」
何か起きていれば面倒だが、何事も起きないならそれはそれで味気ない
こうして出歩いている以上、面倒にならない程度に何か起きて欲しいという矛盾を抱えつつケストレルは歩く
もう奇特な格好で散歩してるのでも良いか、と若干諦め心地で見上げる空は満天の星が輝いていた
「ムカつくくらい良い天気だな……クソっ」
このまま歩いていても溜息と悪態しか出て来そうにない
思考を切り替えて、何か楽しい事を考えよう、とかぶりを振る
楽しい事、と考えて思い浮かぶのは最近新たに増えた知り合いの事
………思い出さなかった方が良いかもしれない、と若干比喩ではなく腰が引けた
だって何て言うか、やたらと扇情的なスタイルの持ち主ばかりだから
「暑さの所為で溜まってんのかね……仕事終わったら娼館でも行くか……」
無事に終わればの話だけどな、と胸中で独り言ちて、路地の角を曲がる
何事も無いか、あってもむちぽよガールが困ってたりしないだろうか、なんてしょうもない事を考えながら