2025/07/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアキアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」にネーラさんが現れました。
■ネーラ > 日曜の正午、平民区域との境界にあるネーラの店に18歳くらいの娼婦が駆け込んできた。
「お姉、お店の魔導機械(冷房)が壊れたから見て欲しいんですけど〜〜〜っ!」
「わかったわかった今すぐ行く」
白昼である。
中天に太陽である。
死ぬ。
そんな酷暑ダイレクトアタックの日曜日。
というわけで知人の娼館の嬢に呼ばれて、ものすごく古くて貴重な「冷房」をサッとみる。
「うむ、精霊を巡らせるところが悪いのはわかった。じゃが、機構そのものは技師でないゆえわからん。知り合いの工房に繋いでやるから、そこで手入れしてもらうとよかろう」
ほんとうですかたすかりますありがとうございます。ところでちょっとめあたらしいのが横流しされてきたんですけど
「ほう。なんじゃ」
*************
(こんちきちーん)
ハイブラゼールカジノの白バニースーツ。
レザーのレオタードボディに胸もたわわに押し込めた形。
臀部まで滑らかに丸みを帯びた太ももに網タイツ。
踏んでもろたら気持ちよさそうなハイヒール!
うさみみ!
うさしっぽ!
三十路!
メガネ!
「…私は冷房の確認に来たはずじゃが。すぐ済むと聞いたので来たのじゃが?予定にない話題はよしてくれぬか?」
すごい似合う
違和感ない
うわキツ
シコリティたけぇなおい!
「多様な感想じゃな…ところでなんじゃそのうわキツというのは。そそらんというのか?あ?」
アラサーの心はガラスだぞ
このまま店に出ませんかと店主がいうが
「なし崩しに嬢にしようとするな。だから世相が悪いと思わんか!?」
それはそれとしてムチプリである
■ネーラ > ところでネーラさん手で目元隠してスマイルしてくれます?と店主は言った。
「む?こうか?」
ついでに両膝を開く形でしゃがむセクシーポーズお願いします。
「こうか?(すっ)」
や ら し い 。
行けますね!現役感ありますね!どうですか!と店長はいい笑顔をした。
「特級待遇でも嫌じゃぞ。大体貴様ら先ほどうわキツとかヌかしたではないか。」
やいのやいの。
昨夜、知人である赤毛の冒険者が酒を奢った酒場のあたりの近所にあるその娼館で、誠に日常的でどうでもいいやり取りは続いていた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > 「ちわー、今日は客として来たんじゃないんだけど……ぅ」
近くのギルドで薪割したらその報酬に瓜を幾つか頂いたので
どうせならたまに遊びに行く娼館に差し入れとして持って行こう
――そう思ったのが正解だったのか何なのか、今となっては知る由もないが
「えー、と……何か取り込み中だった? だったら俺、出直してくるけど」
何だかわいわい賑やかだなあ、と目を向ければ1人のバニーガールを中心に盛り上がってる様子
よくよく見れば……と言うか、よく見なくてもそのバニーガールは既知の顔で
こんな時にどんな顔をすれば良いのか分からないケストレル、とりあえずやや引き攣り気味ながらも笑顔を浮かべて半歩退いた
■ネーラ > 白バニー、後ろ姿で腰に手を当ていいケツしている、もといきっ、と厳しい顔になり声を一段高く張り
「取り込み中ではないちょうど良かったこの件はここで沙汰止みと、する!よいなっ!」
半笑いする店の皆さん
「よ〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜な???」
あっはい。
「さて知り合いの阿呆どもが手間を取らせてな…」
振り向くと。
知り合いだよ。
知り合いがいたよ。
「あわわわあケストレル!?…違うのじゃ!」
何も違わないが。慌ててるし。すごい勢いでろくろをこねる。
「これは決して娼婦になろうというのではなく、たまたまあったカジノのバニースーツを着てみてくれと言われてな!?…つまり、出直さなくても、良いぞ?」
でかい(何かが)
「ところで、これをみて、どう思った?」
似合うかな
■ケストレル > 「ど……どうも、ネーラさん」
毅然とした態度で振り返った知り合いが、此方に気付くやすさまじい動揺を見せている
人間、動揺しかけた時に自身以上に動揺する人を見ると冷静になれるもので、例に漏れずケストレルもスンッと冷静になった
いや、正当な理由があるんならそこまで慌てふためかなくても良いんじゃないかと、正直思わないでも無かったケストレルだったが穏やかに笑みを浮かべたままに留まり、
白バニーが白バニーになるに至った経緯の説明を、ふんふん、と頷きつつ聞いてた
ついでに手に持っていた差し入れの大ぶりな瓜を一瞥する
うーん、同じくらいか……?
「え? ああ、そうっすねえ
よく似合ってると思いますよ、ネーラさん肌黒いから白が良く映えて」
瓜持ってない方の手で、グッ、とサムズアップしてみた
■ネーラ > トンチキの現場を押さえられるとめちゃくちゃ恥ずかしくなる。
先日なんてミステリアスな酒豪お姉さんで通して女度をあげたのに
これでは面白枠ではないか…(杞憂です)
バニースーツの胸元にギュッと入った大きな褐色バスト。左乳房の上にホクロが一つ見える。
だいたい同じくらいだった
うぉ…でっか…である。
「そ、そうか?そうかそうか、ならば良いのじゃ。正直な子は好きじゃぞ!」
瓜、店主ではない、カウンターの受付のおじさんが、どうもね、と受け取ってくれる。
これ、気持ちだけどさ、と全ての嬢10分延長+10%OOFFチケットをくれた。
瓜が、もしこの店に全部なら、同じだけのチケットを。
一部なら、まあもらった分と同じチケットを。
お店の2階の窓から、ケストレルがおあいて願った嬢がニコニコとみている。たぶん美しくて豊満でおっとりしたお姉さんが。
「今日はどうするの?」と甘ーい声で呼んでいる。
■ケストレル > 誰しも事情があるものだろう、と娼館でバニー姿で盛り上がっていた事はそっと忘れることにした
ただ、バニー姿だけはしっかりと記憶に焼き付けることにした
固くて重いもので強く頭を打たれない限り飛ばない様にしっかりと記憶した
そもそも、どうしてそんなに慌てる必要があったのだろうかと思わなくもない
露出度も以前会った時とそんなに変わらな……いや、変わるか……?
そもそも露出が高いくらいで恥じ入るようなタイプでは無いだろうし、と内心首を傾げるケストレルである
受付のおじさんに瓜を渡し、代わりに手渡されたチケットに小さく驚きを返しつつも有難く頂戴して
店の外にまだいくつか、木箱に入って置いてある旨を告げると、声を掛けて来た嬢へと顔を向けて
「ごめーん、今日は本当に差し入れしに来ただけだからさー
あ、良かったら後でみんなで瓜食べてよ」
そもそも知り合い(しかも異性)の前でご休憩に入れるほど娼館に入れ込んでもいない
ひらひらと嬢へと手を振りつつ詫びを入れ、白バニーに向き直る
「それで、何でネーラさんは娼館に?」
■ネーラ > 私服は恥ずかしくないんだけど、コスチュームは微妙に恥ずかしいものがある。
(なんとなーく言いたいことはわかるぞ…あとは間が悪かったのじゃ…みっともないいところをお見せしたのう)
と、ケストレルの目つきから、考えていた。
「ん、じゃあそうさせてもらおうかね。今度また来てよ。新しい子いるからさ。」と、カウンターのおじさんは言った。
瓜とチケットの交換は成立した。娼館の懲りない面々、一旦館に戻る。
で、彼女がなぜここにいるのか。
「うん、ここの魔導機械が壊れたと駆け込まれてな。それで見るだけは見たのじゃが、それがまた罠のようなものであやつらの面白に巻き込まれてしまった。」
ちょっと暇のようであったし、娯楽として面白が欲しかったのであろう、と言葉をついだ。
「しかしこんなところで立ち話もアレじゃ、私の店でどうだろう。お茶くらいならある」
■ケストレル > 「魔導機械が? ……この時季壊れて困るとなると空調関係かな
……ネーラさん、そういう事も出来るんだ?」
魔法道具と雑貨の店を営んでいることは聞いたが、もっと大掛かりな機械類にも造詣が深いとは恐れ入ると瞠目する
自分も魔法を扱う者の端くれ、見習わないとなあと感心して
まあ、その結果面白に巻き込まれたというのは、ご愁傷様でしたとしか言えない
むしろ此方としては大変に眼福なので良いぞもっとやれ、である
「おお、ネーラさんのお店で? ならお言葉に甘えて
ついでに瓜一つくらい持って行こうか、コンポートにすると今の季節たまんねえからさ」
そう言って店側に断りを入れて瓜を一つ、見繕って頂戴する
勿論瓜の分として貰っていたチケットは一枚返却した
そして瓜を手土産に、彼女の経営する雑貨店へと向か……え、バニーのままで?
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」からネーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」にネーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/貧民区外周・歓楽街」からネーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区と平民地区境界・ネーラの店「にわとこ商会」」にネーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区と平民地区境界・ネーラの店「にわとこ商会」」にケストレルさんが現れました。
■ネーラ > 「技師ではないが、魔術の具合を見ることくらいなら少々はな。まあ、お姉さんなので色々できるのじゃ。
…ふむ、では一つ瓜をいただこう。食べ用は色々あるからな…と、その前に!」
これは返すぞ!と娼館の中に入って着替え。
私服に戻る。
Vネックのバーズアイニットトップスと、ホットパンツである。
露出している。理不尽である。
ネーラの店、にわとこ商会一階に店主が鍵を開けてはいる。
今日は客は無し。ドアは空いているが閉店とする。
「そこの席でゆっくりしてて良いぞ」
砂漠の国のランプやタペストリーが並び、棚には日用品や冒険消耗品、ちょっと大人なセルフプレジャー用淫魔召喚書などがある。
彼の席の前に、この国の様式のティーテーブルが店の隅にすでにあり、カウンターの上のワンドを振ると、擬似人格を付与したカップが、仕込まれた加熱の魔法で湯を沸かす。
「すべて然るべきように茶をたてよ」と「コマンドを唱えると、しばらくしてストレートの紅茶二人分とティーポットが、自動で浮遊して卓上に着く。
■ネーラ > 時概ね15時くらい…場所は歓楽街と平民区域の中間地点。店舗居並ぶ一角。石畳の上にある二階建て・店舗と住居一体の建築物、
■ケストレル > 褐色白バニーお姉さん終了のお知らせに少し口惜しさを覚えなくも無かったが、
そこはそれ、本職の嬢を差し置いて目立つというのも色々とあるのだろう
そう思いながら着替えを待っていたが、戻って来たネーラはバニーと遜色無い……程では無いけれど、露出多めな私服姿
……まあ、これはこれでと感じ入るケストレルである
そして場所は変わって彼女の店
場所は聞いていたものの、こうして訪れるのは初めてだ
開店閉業中の様相を呈す店内に、店主が居なかったからだろうなあ、などと思いつつ案内をされて席に着いた
「おお、さすがにここまで魔導化してると感心せざるを得ないっすねえ」
自動で運ばれて来た紅茶を、興味深そうに観察する
店内に漂う魔力の残滓からも、店の主である彼女が凄腕の術師であることは疑いようもなく
■ネーラ > 「簡単な付与術程度なら手慰みでできるのでな。面倒臭いものは自動化するに限る…」
よく見ると壁面の明かりも、オーナーのコマンドでオンオフができるもので、原理は難しくないから自作した、と彼女は言っている。
「独り身なのでな、なんでも一人でやらないといけない。」
いつぞやのギルド以来の差し向かいで、カウンターの下に隠したドライレーズンの袋を出すと、お茶菓子的に置いた。彼の前にネーラが座って。困ったように笑うネーラの表情がちょっと艶っぽい。
「冒険者の気にいる商品があれば、買って行っても良いぞ。」
一応一通りのものはある。
「今日はお見苦しいものをお見せしたのじゃが、恥ずかしいな…」
紅茶は飲んでも大丈夫、変なものは入っておらぬぞ、彼女曰く。
■ケストレル > 「聞いちゃいたけど、こうして改めて見ると高度な事してるなぁって思うんすけどね」
彼女は簡単に言うが、一見簡単でシンプルなものほど術者の腕が窺い知れるというもの
少なくともケストレルには、ここまで精密な自動化は無理だろうと適温で運ばれて来た紅茶一つ取っても思わざるをえない
「俺で良けりゃ時々買い物ついでに家事手伝いくらいはしますよー……なんて」
ケストレル自身も実家を出て騎士の詰所で暮らしている身の上のため、実質独り暮らしの様なものである
そのうえ同僚騎士たちが自分たちの家事も押し付けてくるため、もはや家事は慣れっこだ
家事の手伝いをする代わりに、少しサービスして貰えないかなー、などと店内に並べられた雑貨を見て思ったり思わなかったり
「ああ、帰りがけにちょっと見させて貰いますよ
……見苦しいもの? 見苦しいもの……?」
そんなもの何か見たっけ、と素面で悩むケストレル
自動化があまりにも卓越過ぎて見ていたのを変な風に取られてしまったか、と苦笑して紅茶を手に取り、
いただきます、と一口啜って小さく息を吐いた おいしい
■ネーラ > 「ふぅん…殊勝じゃのう、少年」
などと戯けてにんまりと。
「それは、アルバイト…ということで、良いのか?ならば雑貨は社割で良いぞ。キリキリ働くが良い。」
普通にアルバイトの話じゃが、と言いつつ微妙な間がある。
「イキのいいものは何人おってもまあ構わぬと思うぞ?なんなら冒険者ギルドを通すか?」
微妙に二重の意味があるような、ないような。
自動化の数々は。正直外見を考慮するとちょっと年齢の割には玄人感がある。
彼女が長命である、という話はまだしていないので、今のところはそんな感じ。
「見苦しいもの、見たであろ、妙齢の約三十路のバニー姿じゃ。いきなり見せるのは少し息が止まったぞ。」
それでこの私服の露出度である。
釈然としなさみがある。
「…(紅茶が美味しいようでよかった、の顔)…私の身辺の連中は騒がしくてな、こういうトンチキにしばしば巻き込まれるのじゃ。…変ではないか?」
私は魅力的だったか?こういう年上は嫌か?と言外に聞きつつ、そこに変な乙女心もちょっとある。ちょっと心配そうに見ている。目が大ぶりで、星のように、光があって、何もしていないのに潤むよう。声も少しだけ小さくして、何も考えていないのに悩ましさ帯びる。
■ケストレル > 「少年と呼ばれるような歳じゃ……いや、そうでもねェか」
まだ10代を抜けたばかり、一概に否定できる年齢ではない
何かと苦労を背負い込む所為か、実年齢よりも多少高く見られがちな事もあってか、少年、と呼ばれたことに少し恥ずかしそうにはにかむ
「せめて個人間の執り成しにしないっすか?
来て欲しいときに必ず来れる保証も無いんすから、だから買い物ついでにちょっと手伝うくらいが精々っす」
冒険者業だけでなく、騎士としての職務もある
タイプの違う職で二足の草鞋は中々に両立が厳しいのだ
個人的に店に訪れた際に掃除くらいなら、と提案する
そして外見の割りに卓越した魔術の手腕については、彼女が長命であることなど見抜けもせず
ただ、幼い頃から修練を積んだのだろう、と違う方面で納得する事にした
「ああ! いやいや、見苦しくなんて、ちっとも思わなかったっすよ?
娼館の人らだって、ネーラさんに似合うと思って着せたんでしょうし、実際似合ってたっすからね」
本人に向かって言うのもどうかと思ったが、正直あの店でもトップクラスに興奮しましたよ、と紅茶片手に笑顔で宣う
娼館では嬢たちの手前、言わなかったけれど
■ネーラ > これは異なことを、と目を挙げて、驚くフリして
「男はみんな少年じゃぞ?大人になっても中身はあんまり変わっておらぬ。
そうか?なら個人的にお願いすることとしよう。冒険者の成績にはならないが、よいのじゃな?」
念押し。
ならば、掃除と、力仕事を少々でと提案した。
茶話会をしつつ個人間の依頼が立ち上がる昼下がり。
時給について、16ゴルドでどうか、と提案している。
中流階級の平民がいちにち200ゴルドいる、という相場による。
200/12、を基準に暗算してた。だいたい合計2時間くらいだろうなあと。
バニーの話。
「ん、それは確かに、嬢たちの好意の方が勝っていたのじゃがな…」
興奮したと断言されると、の魅力が認められて虚栄心がかなり満たされる。
「そんなに?正直、トウが立っておらぬじゃろうか…私は、どうじゃろう?」
もうちょっと讃えられたくて、ちょっと浅ましい質問をした。
不釣り合いではないか?と、ちょっとずるい質問を続けた。
■ケストレル > 「んまあ、中身が成長しないって事については否定はしきれねえと言うか……
構いやしませんて、むしろ家事手伝いで功績嵩増しする方がマズいでしょ」
そもそもが個人的な申し出なのだから、個人的に受けて貰わないと困る
問答の末に時給の話まで及べば、元々受け取る気は無かったけれど、と前置きして彼女の提案を飲むことにした
雑貨の割引を受けられるし、魔術についての学びも得られそうだからと金銭の受け取りは無くても、と思っていたのだが
まあ、形式上アルバイトとしている方が何かと勝手が良いのもまた事実で
「ネーラさんもあの店の子たちに負けず劣らずで素敵だと思うっすよ?
じゃなきゃこうしてお呼ばれに付いてくる訳が無いし、あのまま娼館で嬢と楽しんでますよ」
鏡で自分の姿見た事無いんです? と紅茶を飲み終えたカップをソーサーに置いて答える
娼館でのひと時より、彼女とのお茶会を選んだのが証左にはならないか、と首を傾げて
■ネーラ > そうか、そうか、と満悦している。
性的魅力があるか、私にはまだ価値はあるか、と心の中でちょっと奢って、唇を少し湿らせた。
「ん、まあそうじゃな。実は鏡に映らなくてな…嘘じゃ、人間じゃからな。ふふ。」
目の前のお楽しみの、利のある方をとる。まったく当然。
だからこっちに来た、それはそう。
ティーポットが残量を察して紅茶を自動的に、注いでくれた。
ネーラが無自覚に、とろとろと気配から放っている、誘惑を洗い流すように。
一旦アルバイトの話がまとまったので、話がちょっと脱線して。
「いいや、自分で見るとしても、人がそそられるかどうかは別の問題じゃろう?ちょっと若い連中の意見を聞きたくってな?」
目に見えて何か機嫌が良くなっている。
「正直、お前の佇まいを見ているとな、年上すぎるのではと思ったのじゃ。」
ちょっとアルバイトに関係ないことを、言い出している。
あたかも恋人か何かに言うような何かを…。
で、手元のレーズンを一つちぎると、
「美味しいぞ?」
と、ケストレルの口元に、つぷん、と押し込んだ。ちょっと指が口の中に入るかもしれない。
ともあれ、時間のある時に手伝ってくれれば良い、と、営業時間を伝えながら、家事手伝いなどの話については、一旦幕となる模様。
(平日9-18時くらい。流れ次第で早仕舞いもあるよ、と)
その後、二人の茶話会はここでか、他所かでも続くだろうか。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区と平民地区境界・ネーラの店「にわとこ商会」」からネーラさんが去りました。
■ケストレル > 思ったままを言っただけなのだが、何故だかネーラの機嫌が目に見えて良くなっている
元々機嫌が悪いわけでもなかったのだが、どういう風の吹き回しなのだろうと内心首を傾げるケストレルだった
よほど面倒な家事を任せられる相手が出来て嬉しいのだろうか、と見当違いな事を考えつつ
「何を言ってるんすか、確かにネーラさんは年上かもですけど、精々10歳程度でしょ
それくらいなら兄弟でもごろごろ居ますし、それくらいの嬢だって店に居ますから」
謙遜し過ぎも嫌味になりかねないっすよ、と苦笑しているとレーズンを口に押し込まれた
そのまま勢いあまって魔女の指を軽く唇で挟んでしまう
突然の事に驚きつつ、手伝いの話等も詰めながら二人の茶会の時間は過ぎて行くのだった―――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区と平民地区境界・ネーラの店「にわとこ商会」」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にネーラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からネーラさんが去りました。