2026/03/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」にレスさんが現れました。
レス > 「ふ、ふ……ふふふ……、あはは。」

まだ朝早い、こんな時間から開いている酒場等、貧民地区にしかなく。
何時から飲んでいたのだろう、カウンターの隅で一人既に泥酔と表現して差し支えの無い女が一人。

カウンターの上には空になったグラスが幾つも転がり、店主も気を使ってか下げには来ない。
昨夜の口止め料か、背嚢には数日は困らないだけの金貨が詰められており、だからこそ……。

「私は娼婦以下じゃないか……。」

一夜を共にしたあとはいつだってこうだ。
思い出したくもない記憶、自分の思い通りにならない身体……。
思い悩んだ所で、結局は同じことの繰り返し。

手の中の度数が高い蒸留酒をまた、煽るように飲み込んで
ついにカウンターに突っ伏す事となる……。
腫れた目元も、今だけは酔いに染まった赤い顔に隠れてくれればそれでいい。

レス > 身体が火照る。人が少ない時間帯であるのをいいことに、脱いだ鎧を背嚢へ。
代わりに薄いケープを羽織って体温を調節した。
空になったグラスに、新たに酒が注がれることがないのは店側の配慮だったのだろう。
それでも、客が求めれば応じぬわけにはいかず……。

「マスター。酒だ……もっと、もっと……強い、もの……。」

背嚢より一緒に出した硬貨を投げて寄越す。カウンターに肘をつき、頬杖をつきながら視線はどこを見るではなく
定まらない視線のまま、酩酊感では済まされない。きっと立ち上がればバランスを欠く程に回った酔い。
いっそこのまま寝てしまおうか、そんな邪な考えさえ枠頃には、全く減っていないグラスを見かねたか、そっとウェイターより水の入ったグラスが、置かれた……。

そのウエイターを見上げる視線は潤み、感謝を口にしようとしたが、その唇から零れるのは熱い酒精の吐息のみ。

レス > 昼に差し掛かろうという時間。
泥酔し、カウンターに突っ伏した客の背にかけられた毛布。
そんな優しさなど知る事なく、女は夢の世界へと。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」からレスさんが去りました。