2026/02/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセカンドさんが現れました。
セカンド > あと数時間もしないうちに東の空に太陽が見える、そんな時間。
黒髪眼鏡の女はある建物の屋根に立ち、煙草のようなものを口に咥えていた。
その表情は、飄々とした酒場の店主の貌とは全く異なり――世の中全てを嘲笑うような、不快感を抱かせる笑みを湛えていた。

「ほん…………っま、おもろいなぁ。ここら辺の機微はやっぱ魔族ごときには無理やな。人間さまさまや」

女がかける眼鏡に映っている景色は現時点で女の視界内に映るものとは異なる――他者からもそれはわかる。
女が視ているそれは現在のものか、過去のものか――あるいは未来のものか。
咥えていた木片を左手の人差し指と中指の間で挟むと、長い吐息と共に紫煙を吐き出した。

「おもろい見世物はやっぱ最前列で観なあかんよなぁ……」

呟く女は何を考えているのか。待ち構えているかのように、東を見つめている。