2026/02/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にトゥマリクさんが現れました。
トゥマリク > 時間は夕暮れに差し掛かろうとする頃だろう。
日陰や日当たりの悪い場所ではまだ春の兆しの恩恵を受けることが叶わない寒さである。

娼館通りと呼ばれる貧民地区では有名な歓楽街は、客引きの娼婦や男娼が通りかかる人々に声をかけたりと忙しない。
夜は稼ぎ時であるわけで、時折別の娼館へ貸し出されるトゥマリクもまた、薄暗い路地に立って
客引きの仕事をこなさないといけないわけなのだが…。

当の本人がそれをあまり望んでいないのか、路地の片隅で突っ立ったまま俯いて地面を眺め続けている。

今日の日銭を稼がなくとも、主人は自分を仕置はするだろうが、手放したりはしない。
それがわかっているから、買われることに必死にならずとも生きては行ける。
貧民地区に住まう彼らや彼女らとは違うことに、自分は後ろめたさを感じている。

とはいえ、客から買われたら応じなければならない。
せめて声がかからぬように身を縮こませて目立たないようにしなければ。

トゥマリク > ふっと俯いた地面が陰る。眼の前で立ち止まる男たち。
顔を上げれば、相手が客であることがわかった。
困ったように眉を寄せて、結局娼館へと連れ立って歩いていく……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からトゥマリクさんが去りました。