2026/01/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
少女の姿は、今日もまた、そこにあった。
…いやまぁ、そこにあった、とは言っても、誰の目に留まる、なんて感じではないのはいつもの事で。
人気も疎らな裏路地が通る、その裏路地を挟むように建てられた、その内一軒の屋根の上だ。

「いやはや、面倒な事をさせられたせいで、この数日は本当に…」

適当に、腰を下ろせる場所へと腰を下ろし、のんびりと、足元に広がる裏路地を眺める。
そう、羊皮紙に描かれた雑草…薬草?の画、それだけで、それを探して?とか言われてから数日。
やっとこさ探り当て、戻ったばかりの少女であった。
その探るべき場所が、本当に、人気のない場所だった為に、遊びも悪戯も出来ずで。
お陰様で、イラつきやらストレスやらのフラストレーション、堪りまくりであった。
よし、やっと解放された!とか思えば、こんな半端な時間、適当に誰か見繕って…とは思ったが。
そんな相手を探る拘りも相まったのもあり、結局は、暇を持て余した状態なのである。

軽く腕を組み、どうしたものか、と思案するも。
そんな少女の前に、都合良く現れる、哀れな…哀れ?ともあれ、そんな犠牲者が、現れるかどうかは、別である。

タマモ > 「ともあれ、軽く仕掛ける程度はしておくかのぅ」

むむむ、と考え込む姿勢も手短に、ぽん、と手を打てば、手を袖の中に突っ込み、もぞもぞと。
もそり、取り出したのは、その手に収まる何個かのガラスの球体…己で言うところの、ビー玉である。
もっとも、ガラスの玉、ビー玉、と言っても、そんな玩具の一つ一つにも、ご丁寧に込められた己の妖力。
叩いても押し潰しても壊れない、無駄に過ぎた頑強さを兼ね備えた玩具である。

軽く、その手を傾ければ、かつん、かつん、と手から零れ落ち、屋根に辺り、地面へと落ちてゆくビー玉。
地面へと落ちれば、一つ一つが意思を持っているかのように、ひとりでに転がり始める。
路地に沿って、その場から転がっていき、ある程度の範囲へと、広がって行った。

まぁ、特に傷付ける為の力、と言うものは持たず、それに触れた狭い周囲のものを、意図的に己の領域に引き込む。
そんな感じの、ちょっとした仕掛けをした悪戯である。
ちょっとた結果で終わるのか、と言われれば…まぁ、それはあえて言わないが。
少女がやっている事なのだ、碌な事はないだろう。
ともあれ、ビー玉が、各所に散った、その場所へと意識を向け、探りを入れておこう、と言った感じである。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシルヴァさんが現れました。
シルヴァ > 自主的に行う貧民街への見回り、怪しく思える場所を重点的に時折住人に声をかけながら進めていく。
偶然転がってきたビー玉、周囲を見回してもそれで遊んでいるような子供がいるはずもなく、小首を傾げて拾い上げる。

「一体何処から?」

それなりに勝ちがありそうなようにも見え、進んでいると点々と落ちている様子に何尾か合っての目印かもと思って探り集めていく。
元からの仕掛けなのか、数が集まるたびに強まる魔力、それを通して観察されているのに気がついた時には遅く、持ち主の手によって強制転移されて姿が消えてしまう。

タマモ > 「…おや?」

何も引っ掛からなければ、機を見て回収、と思っていたビー玉だが。
一つ目の反応…更に別の反応、それを感じ、そちらへと意識を向けてみれば。

「あー…あぁ、なるほど」

よし、反応があったと思うも、覚えのある反応であれば、本来はすぐ発動する引き込む力を、分散させていた。
性格を知っていたし、動きを見た感じから、後の回収の手間が省けそうだ、とも思ったからだ。
そして、それは予想通りとして、流れていき…ほとんどを回収、そのタイミングを見計らい、力を発動させる。
まぁ、少女の姿が、その場から消えたのは、そんな感じの流れであったのだが…
それを見るものは、そもそも居ないだろうし、見ていたところで…それを理解出来た者は、居なかっただろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシルヴァさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。