2025/11/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリルアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にメイベリーンさんが現れました。
メイベリーン > あなたは受付で待合いの番号札をいただく。
この、館一階のカウンターから待ち合わせ室に通され、番号札のお客様準備ができましたのでカーテンの通路にお進みください、とアナウンス。
カーテンで仕切られた通路の向こう。


「本日はご指名ありがとうございますぅ。」

本日の娼館プリプリ、あなたは彼女の枠を指名し、注文の時間内の相手をお願いした。

星2に昇格後、まだそんなに日が経っていない彼女。
薄青いキャミソール、レースのブラジャーとショーツ。
あるいは追加料金で装ってもらったコスチュームの姿。
155センチと小柄ながら肉付きの良いその体、愛嬌に極振りしたその容姿、その笑顔。
両耳に星のピアス。

小さな手で、ぎゅ、とあなたの両手を握手してくる。

メイベリーン > あなたはリピーターかもしれないし、新規のフリーかもしれない。
もし、部屋の「鍵」をしっかりかけて欲しければ、囁いてくれれば彼女は鍵をかけてくれる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からメイベリーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にメイベリーンさんが現れました。
メイベリーン > なんやかやあって、一仕事が終わった。

「またきてね?待ってるからね♡」
ぎゅーっ…と、お客様の背中をハグして、お見送り。
お客様の背中が消えてから、ほっと一息。

「う〜寒いよぅ〜〜〜」

両手をギュッと握って店内に一旦入ると、口の中に消臭のスプレーを吹き、羊の毛のもこもこロング丈ジャケットを羽織って近所の下町なレストランまで小走り。
膝丈スカートから白い足がムチムチと出ている。
形からして娼婦であることは明白なのだけど、明るい愛嬌があるメイベリーンはなぜか淫靡さを感じさせない。なぜかかわいい。

軽食として、パン2個と、数種から選べるカップ一杯のスープを商うそこ。
テーブル席と立ち飲みカウンターがある。
店内の内装は、板張りの床。カウンターとテーブルと椅子はウッド。壁は一部タイル張り。
貧しいエリアだが内装はこぎれい。

カウンター席に立って、
「おばさんこんばんは〜」
夜まで大変だね、お店だろ、と、ドワーフであるそのおばさんはいう。
「そ〜なのぉ。でも働いたら働いただけもらえるから。頑張る。
 …えーっと、鶏の、ホワイトシチューくださぁい。」

数分後



「ぁ、おいし。あっ、あっつ。」

息をハフハフと拭きながら冷まして持ちこたえ。ちびちび食べている。

さっきまでお店にいたお客様も同じようにはふはふ「あっつ!」と。

晩秋の寒さで、しかも夜だから、無理もない。

メイベリーン > 「おいし」
黒パン美味しい
「あっつ」
スープ熱い。
「む〜〜〜…」
しばらく食べていると肩の力が抜けてくる。
顔の冷えも消えてくる。
目がじんわりと温まる。

予約したいんだけどなかなか取れないんだけど、なんとかならない?と、なんとなくホスト感がある、頭髪脱色ダークエルフお兄さんが言う。
「ええ〜?そこは予約でしょ?今すぐ?んも〜〜〜それは無理ぃ〜〜〜」
レベルアップしたんだもん、とメイベリーンはいう。
「でも、普通逆じゃない?わたしたちがそっちで遊ぶけど…ん〜〜〜…おにーさん、何か辛かったら聞くよぉ?」
と、言うだけ言っておく。
スカウトだったらプリプリの店長にちくっとく。

「おにーさんもこれからお店なんでしょ。食べよ?冷めちゃう。」

お食事続行するメイベリーンとホストお兄さん。

メイベリーン > やっほー、と路面に面した窓越しに口だけ動かして、外から見ている人に手を振る。
メイベリーン > なお、メイちゃんはホストに沼らない。
ホストに沼るくらいなら…

(もっとご飯食べる!)
心の中で力説。
食事でストレスを解消するクチだった。
(それかママのとこ行く)
この辺の面白いゲイバーとかの方が安心なのでそっちに行く。話芸すごいし。安全だし。

(ていうか。
 ……なんとなく嫌、っていうか。)

ホストと言う仕事自体には思うところは特にない。
ただその人気の取り方が…

(もっと、もっと、明るいほうがいいし、人に優しいほうがいいと思う)

人気商売の感情労働だけれども、ただ女の子がこっち側…娼館で働かざるを得ない罠にもなってる店があるのは知っているから、メイちゃんとしてはあんまり遊びたくない。

メイベリーン > 完食。

「ふぃー。
 ろくぶんめろくぶんめ」

ほんとは満腹なりたいけど寝落ちはしない、したくない

空きカップ。空いたトレイ。

ごちそーさまでした。
天にまします神々よ今日の糧を与えてくれてざーっす♡
合掌。

5分ばかり食休み。


「あっ」

パウンドケーキはっけーん、したので取る。
小銭と共に出す。

「ください」
「あんまり食べると太るよ」とおばさん
「胸に行くから大丈夫」
「若いうちだけだよぉ?」
おばさんも豊満であった。腹もだ。
(物証だ…)

ちょっと刺さった。
でも食べる。

「うっま…」

メイベリーン > もぐもぐ
「んまぁ…♡」
あまいのは、いい。
軽く意識が飛べるので、いい。

あったかいスープもいい。

あったかいものと甘いものがあるとすごくいい。

(みんなもっと、甘いものを食べた方がいいと思うなぁ…)

こんやはばつぐんだ。


でもいっそう夜風が冷えてきた。
それにそろそろお店に戻らなければいけない。
はぁ、どうしよう。
「おばさん!」
「なんだい」
「働きたくない!」
「ぜーたくいってんじゃないよ!アイドルになれたよーなもんじゃないか!」

「そーだね…!ごめん、ちゃんとする。またくるね!」

(「養成所通って大変だね」
「ううんぜんぜんだいじょうぶ!」)

キュ、と上着の襟元を閉めると。街灯沿いにお店を目指す。

あれはついこの間のことだった、よーな。


そろそろプリプリにつく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からメイベリーンさんが去りました。