2025/11/20 のログ
■セニア > 運ばれるがまま、連れていかれた先。
安心となったのかその場に降ろされる。
さっきまで追ってきていた者たちはあっさりと撒かれていた。
速度といい、身のこなしと言い、あっさりと担がれるほど力があり途中でわかったがこちらを運んでいるのはミレー族であると。
「いやぁ……こっちこそゴメン、助かったよ」
頭を掻き、その後両手を合わせて見上げる様に男へと謝罪して。
改めて見れば結構な長身でこちらもそれほど身長は高くないけれど相対的に小さく見られそうなぐらいだ。
さてまあどうしてこうなったか、は事情を説明しないと行けないだろう。
といった所で男からの自己紹介。
「クロス、クロス……ああ何でも屋の」
んーと名前を何度か呟き少し顎に指を当てて考えて思い当たる。
この辺りで何でも屋をやっているミレー族がいるとの事だったが、実際に見たのは初めてだった。
「私はセニア、この辺で冒険者とか傭兵とか、まあ大体そういうコトやってる。で、理由なんだけど……」
そう続けるとどうして追われていたのか。
頬を掻きながら。
「いやあ最初は買いたいって言われたモンだから。とりあえず話とか条件とか聞いてたら後で仲間呼んだりで複数人ってなってきてさ」
どうにも最初に一人で買い上げて、その後複数人で……というつもりだったようで。
妖しいと思い、根掘り葉掘り聞いてれば続々と仲間が来たり呼ばれたり。
「最終的に脅迫しようとしてきたもんだから隙ついて逃げたら当然だけど追われた」
あっけらかんとそう言う。
そうして逃げている最中、クロスの持つ金貨袋に目が行き、金貨を落とせばその音で周りに居た浮浪者が群がって邪魔になるだろうと。
そう絵を描いた上での行為だったようで。
「いやあ……迷惑かけちゃったね、改めてゴメンね」
再度頭を下げてそう謝って。
■クロス > 「ん、知っているのか。
ま、この地区に詳しければ嫌でも耳に入るか…」
(思い当たる様な様子を見ればやはりか…っと言うような反応をする。
貧民地区では有名であり、文字通りに何でもやるミレーであると噂は出回っている。
そのせいで面倒ごとに巻き込まれることも多々あるわけだが、そこは仕方ないと割り切っていたのだった。)
「セニアか…
…買いたい?それは…つまり、そういう意味か?」
(追われていた事情を聞けば彼女からは『買いたい』っと言う言葉を聞く。
条件やら何やら、複数人出てきて逃げるとか…その言葉を聞く限りだと男の中で思い浮かんだのはそう言うことと考えたのだった。
見た所、怪し気な薬の運び屋販売をしている様子も無く、それに似た匂いも全くしなかったが故に答えがそれだけになったのだ。)
「それで、俺の持っている金貨で周りの住民をおびき寄せて、壁にしてから自分はとんずらを…なるほど、通りでナイフを…」
(こちらの麻袋を切ろうとした根端は何となく理解した。
囮作戦で使おうとしたのだろうが、生憎相手が悪く、声をかけたからよりどうなるのかが容易にわかってしまったのだった。
掛けられなかったとしてもある程度の雰囲気で分かったのだが。)
「あぁ、気にするな…めんどうな事に巻き込まれたのは仕方ねぇし、俺も首を突っ込んだのも性と言うか…
…あぁ、そうだ」
(再度頭を下げる彼女に対して気にするなと一言かける男。
こちらも自分の性分のせいで彼女を巻き込んだ、と言うよりも自ら巻き込まれに行ったから非は無いと言う感じであった。
その後にふと思いつく)
「お前さん、商売をしていたんだろ?なら、俺も一つ買っても良いか…?
一応言うと、俺のは他の野郎のよりデカくて太くて長くてよ…大抵の女はビビって本番もできないぐらいの物なんだよ。
迷惑料として売ってくれねぇか?あんたが嫌なら、まぁ、酒場で一杯奢ってくれよ。」
(男が彼女に持ちかけたのは商売の話。
その内容はハッキリとは言わず、その上男も主語を抜け倒した状態で話を進める。
彼女も何となく理解できたのならばそのまま話を進めるつもりだし、わからないのならばこちらからハッキリと言おうとした。
結果、彼女の打っていた物男の思っている通りの物ならば、男のルール上、同意をするならばそのまま連れていこうともしたのだった。)
■セニア > 「まぁこの辺じゃ有名だしね。私も住んでるし」
うん、とクロスの言に頷く。
利用したりなどはしたことは無い。
色々と話は聞いてはいるが、実際に会わなければ色々とわからないので噂は噂程度に留めてはいたが。
実際目の辺りにすればなるほど、というような感じで。
今のようにあっさりと面倒ごとに首を突っ込みたがるというのは本当らしい。
まさかその面倒ごとの一つに自らがなる、とは思っていなかったが。
「最悪群がってこなくてもそっちはお金が落ちて慌てれば邪魔にはなるかもだろうし、金貨の一枚でも落ちたらそっちに目が行くかな、ってさ。……あ、その場合ちゃんと埋め合わせはするつもりだったよ?まあ失敗したわけだけど。」
そのために背格好や顔をある程度注視してはいた。
相手が悪く、想定と違ってはいたものの、結果としては逃げれた訳ではあったのだが。
「まぁ……噂通りって感じ……かな。曰くミレーの何でも屋は望んでも無いのに首を突っ込んでくるだの結構聞くけれど」
そうして少しばかりの会話。
こちらからの謝罪と男の赦免。
その後に。
そうして自体は思っていた事とは違う方へと推移していくもので。
男が興味を持ったのはこちらの言葉の中から。
「……うん?」
そういう意味かと問われれば疑問を口にし、少しばかり首を傾げるだけ。
敢えての行動、というのはわかるかもしれない。
売ってはいるが公言してまではやっていない、つまりそういう事で。
大体親しくなった者やら、よっぽど厳しかったりしない限りはしていないのだが。
「……あぁ」
続けられる言葉にすい、と顔上げて男を見て。
ジトとした瞳は少しばかり男を値踏みするように男を映す。
その後には、うーん、と少し目を閉じて胸の下で腕を組みこつこつと考える様に歩いて。
「お礼もしたいし……『買いたい』ならどうぞお一つお売りしますよ?……自分からそういうヒトって大体そうでもなかったりするけど?」
にこ、と目を更に細めてそう男へと告げ少しばかり冗談めかしてそう茶化せば。
実際ミレー族であるので人間の理からは離れているだろうから本当にそうなのだろうが。
「勿論一杯飲んでから、っていうなら奢るよ?」
そうも続けて男の横に並ぶ。
好きな所へ案内しろ、と言うように。
■クロス > 「お前さん、ここの住民だったのか。
俺の店で利用している所も見てないし、傭兵となりゃ…あまりそこら辺のギルド依頼に首を突っ込んだりしてこなかったしな…。」
(相手が貧民地区出身なのは初めて知った。
ある程度の人間、特に利用者に関しては顔を覚えているため彼女が初見であるのは確実であった。)
「残念だったな、生憎、目も耳も…全部が人とは違って発達し過ぎちまってな…大抵の動きなら見切れるってわけさ。」
(彼女の作戦も悪くは無いかもしれない。
ただ、相手が悪かっただけであって一般人であるならばそのような方法が通用しただろう。)
「…そこも噂になっていやがるのかよ…メンドクセェ。
あぁ、そうだよ…無視して面倒事が起きている野郎を放っておいて、死んだり行方不明になっちまったらそれこそ、更に面倒だ…後味がわりぃ。」
(他人の事なんでどうでもいいだろうと一言で終わらせてしまう様な思考。
だが、男にとっては発達しすぎた五感故に拾った情報を記憶しやすいせいで思い出し、何度も頭の中をめぐることもある。
ならば首を突っ込んで止めた方がマシだろうと思ってたいのだ。)
「んッ、やっぱりそう言うことか…なら、交渉成立だな?」
(こちらの話に対して疑問を浮かべる様に考え、しばらくすれば頭のてっぺんから足先まで見定めるかのように見られる。
後にニコっと笑う彼女の様子を見れば、成立したのだと思いニヤリと笑う。
無表情で目つきの悪い顔に少々悪が込められたようなにやけ顔を晒しながらも隣に並んだ彼女を連れて移動しようとする。)
「酒を引っかけようかと思ったが…今夜は良いな。
いい女と夜を過ごせるならば、早速頂くってのが道理だろうしよ?」
(そう話して数分後、一軒の宿屋に到着する。
貧民地区の中ではかなり綺麗な外装をしており、中に入れば綺麗な待合場所が設けられている。
顔馴染みかの様に店主と離せばスムーズに鍵を受け取り、タグについてある番号の扉を開けば、清潔感のある部屋に到着。
革ジャンを壁に綺麗にかけ、シャツの第一を外しながらベットにドカッと座る。)
「さて…どういう風なのが好みか?
お前さんの趣味に合わせるぜ?」
■セニア > 「ま……傭兵だの冒険者稼業だの、サボり気味だから」
実際熱心に活動しているわけでも無く、ソロやら数名で簡単な仕事があればそちらを少しばかり受けるだけ。
無論切った張ったも行う事があるが大方はその日暮らしだ。
生きていられればよし。
夜に一つ酒が飲めればもっとよし。
その程度の生活だ。
「次から注意しておくよ。いや次が無い事を祈るしもうしないけどさ」
肩を竦めるとそう零す。
まさか貧民地区で早々そんな手練れにぶつかるまい、と思っていたのが運の尽きだった、という事だろう。
「……他色々噂はまあ聞くけど」
そこで言葉を区切る。
噂通りというか噂以上にお人好しといった印象を受ける。
捨てる拾うを拾い続ければいつかきっと持ちきれなくなる時が来るだろうけれど。
まあ、それを今ここで説いたところで何も起きまいしその気も無い。
それが彼の生き方なのだろうし、口挟む事はしない。
故にそこまででこの話題は終わりだ。
「さっきも言ったようにサボってるから。手っ取り早い、と言えば手っ取り早いしさ……めんどくさい事も多いけどね」
交渉成立、という所にそう呟いて。
横に並び歩きながら。
「せっかちは女に嫌われると思うけど。ま、そういうならこっちはそれでいいけどね」
女はと言いつつもその女が気にしていない風にそう答えて。
風情だの浪漫だの言う気もなしでさっさとお買い上げして使いたい、というのだからその通りにしようと。
しばらく歩けば男の馴染みなのだろう。
さっさと鍵を貰い、部屋へと辿り着く。
ジャケットを脱ぎ、どっかとベッドに座る男。
同じく着ていたジャケットを適当にベッドにでも引っかけて。
どうしたい、と問われれば。
ん?うーん、とまた口元に指を当てて少しばかり首を傾げた。
「お買い上げするのに聞くんだ。……変わってるというかなんというか」
大方お買い上げしてきた皆々は好き放題にしてくれたのでそれに併せていたのだが。
ふーむ、と少し考えた後、クロスの横にぽす、と軽く座り流し目を向けて。
「とりあえず……お買い上げ頂いてるしご奉仕でもさせてもらおっかな?あ、好きに身体は触ってくれていいから」
そう言うと、再度ベッドから立ち上がり、男の正面へと向き直りゆっくりと身体を近づけて。
一つ自ら開いたシャツのボタン。
その下のボタンへと手を伸ばし、ゆっくりとシャツを脱がせようと手を動かしていく。
■クロス > 「…その精神、見習うべきかもな?」
(傭兵や冒険者業は何度か経験したことがある。
変に真面目にやっているわけではない。だが、サボっているわけでもない。
彼女とはどことなく同じような心情があるため、今後も少しばかり気を抜くのも良いだろうと思ったのだった。)
「それで構わねぇよ、別段こっちは恋人が欲しくてあれやこれするわけじゃないし…気軽に抱けるならばその機会に乗っからねぇ理由にはならないだろって話だぜ。」
(呟く言葉を聞けば返す。
彼女も手っ取り早く済ませたいのならば、それに合わせるのみ。
こちらも、女を抱ける機会があれば食いつくのみっと言ったような精神で過ごしているため、そこまで深く関係を築くことは考えていないのであった。)
「…やれやれ、どうやら俺はとことん女の扱い方が下手みたいだな。
めんどくせッ…」
(過去に同じような事を言われたのを思い出したのか、髪をぼりぼりと掻いてため息を一つ吐く。
気遣いも雰囲気作りも下手なのは認めるし、今後改めるかと言えばそうとも言えないのであった。)
「そうか?
さっきも言ったように、俺のは普通のとは違ってデカすぎるからよぉ、あんまり自分勝手にやり過ぎると今後も予約取れなくなっちまうだろうし、それは避けたいからな…。
まぁ、そう言うのが好みってならその通りにするだけだし」
(自分の体の事情を知っているからこそある程度自粛しながら行動する。
彼との性行為はあくまで同意の上でやるために相手のことも考慮するのが普通であった。
せっかちだの雰囲気作りが下手だのっと女を相手にする気遣いがあまり得意そうではないのに性行為では気を遣う様にしているのであった。)
「んッ、それじゃ…遠慮なく。」
(自分の目の前でボタンを外し始める彼女。
外れる度に黒いシャツの下に隠れた白い素肌が露わになる。
それなりに鍛えており、筋肉が浮かびながらも傷がほとんどない上裸。
それに合わせてベルトも弄り、チャックとボタンを外し、黒い下着を露わにする。
下着の中で膨らみ、太ももにかけて浮かび上がる男根の陰は嘘偽りのない大きさをしており、まるで短刀か何かの武器でも仕込んでいる様にそこにあった。
彼女が目の前に立っていると言う事もあり、男は手を伸ばして彼女の尻を掴もうとする。
大きな掌で包む様に彼女の二つの尻肉を撫でまわし、掴んでは揉む様に指先に力を入れてこねくり回そうとする。)
■セニア > 【中断です】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセニアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロスさんが去りました。