2025/10/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
そろそろ暑さも和らいで、それなりには…まぁ、でも、まだ微妙?
とん、とん、といつもの如く、少女は屋根の上のお散歩中。
この場所ともなると、富裕地区とか、平民地区にも届かぬ程に、道中は明かりも無く暗い。
…のだが、少女からすれば、そこまで大した意味も無く。
ただ、地区ならではの注意も必要となっていた。
「………ふむ、何とかバレずにすんだものの、危なかったのぅ」
はふん、軽くため息を一つ、とんっ、と次の屋根に移り、一度足を止めた。
その呟きは、先程の注意が必要である、との事に繋がっているもの。
こうして、跳び移っている訳であれば、一つ一つの屋根を、しっかりと踏む事になるのだが。
時折、あるのだ…重みを感じさせぬ、緩やかな着地でさえも、踏み抜いてしまいそうな程に、脆い屋根の部分。
少し前に、うっかりと軽く踏み壊したものの、何とか完全に踏み抜くに到らず、何とか回避出来た屋根があったのだ。
まぁ、さすがに一日に二度は、同じミスをしない。
とりあえず、気を取り直し、いつものように屋根の上から、何かないかの探りを入れ始めた。
■タマモ > ざっと見回してみるも、見えるのは、点々とした灯りくらいか。
地区的に、普通に灯りのある家とかは、そうないだろう。
部屋の灯りが見えるのは、安宿を求めてこの地区に来た、宿泊客ぐらいなものか。
後は…まぁ、見回りご苦労様な巡回兵や、この時間にお帰りな誰かしら。
他にも見えるかもしれないが、それ以外となると…色々と、事情のありそうな方々ってヤツだろうか?
ともあれ、そうした灯りの中から、何かを探るのも良いだろうし。
もし感じ取れるなら、灯りも使わずに、行動をしている者だろうが…そんな面白そうな案件こそ、なかなか無いだろう。
ふむ、と軽く腕を組み考える仕草。
ゆらりと微風に耳と尻尾を揺らしながら、そのまま探るか、諦めて戻るか。
その二択を考えている、少女であった。
■タマモ > さて、結局のところ、その結果はどうなったのか?
それは、少女と…誰かしら関わったのなら、その誰かしか知る由も無い。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。