2025/10/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > まだ続く暑さを忘れさせる、夜の微風の涼しさよ…
…と、なって欲しいものだが、世の中、そう上手い事はいかないらしい。

まぁ、確かに日中よりは涼しいが、それでも…微妙な暑さが残っている。

「あー…」

この時間だと、日陰に逃げる…との手段が通用しない。
そもそも、照らす日光がないのだから。
つまりは、何らかの涼しむ手立てがないと、この地味な暑さからは逃げられないのだ。

だが、そんな暑さを紛らわせられる、そんな方法が己には存在する。
そう、言うまでもない、誰かしらに悪戯をする事である!
…え?そんな事で涼しくならない?当然だ、あくまでも、紛らわせるだけの事なのだから。

風を吹かせろだの、水を浴びろだの、確かに手段はあるのだが。
あれだ、そんな簡単に出来る事は、最後の最後に実行すれば良い。

と言う訳で、今、少女は貧民地区に並ぶ、建物の屋根、その一つの上に寝転がっていた。
今回は視線で探るのではなく、耳を澄ませ、そこらの音で探っている方向で。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。