2025/09/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 繁華街 路地裏」にエウヘニアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 繁華街 路地裏」にメイベリーンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 繁華街 路地裏」からメイベリーンさんが去りました。
エウヘニア > 夕方からの、酒場のお手伝いという名の皿洗いの仕事が終わった帰路。
路地裏の灯りの乏しい悪路を慣れた様子で歩くのは、こうした猥雑な界隈も女にとってはちゃんとした職場であるからだ。

今も美味しい賄いをいただいて、ちゃんとお腹がくちくなった後なので緩い表情がますます緩い。
程よい疲労感はあるものの、皿洗いのバイトは、肉体労働ながら、日当がその場で渡されるので数をこなす体力さえあるのなら悪くはない。
食事もついてくるし、とややげんきんな方向に寄ってしまうが、自宅兼工房ではその辺の草(薬草)をすりつぶして煮出した謎の液体で済ましてしまうことも多々あるので──いやまともな食事は大事。

まとまったお金は大体研究に潰えてゆくのでため込むということも特にはない模様。

「───あー、でも。……ちょっと足を延ばしてお風呂に入ってからでもよかった、かナー」

ヘラ、とした笑みで。誰に言うともない言葉をひとりごちながら、ゆらゆらした足取り。
別にお酒は飲んでないから酔ってない。
めくれかかった石畳の、砕けた敷石の欠片をこつりと蹴って、ぱたりと足音を重ねる。

肩掛け鞄を揺らしつつ、軽く背をそらして腕を伸ばした。
こき、ぽき、と心地良くてダメな音が聞こえる。

──やっぱり近日中に按摩か、温泉いこう、なんて思ったら、今夜の収入の使い道が決まってしまうのだった。

エウヘニア > 途中知己にでも出会うことがないのなら──その足取りは平和に自身の工房兼自宅へと向かってゆくのだった。
ご案内:「王都マグメール 繁華街 路地裏」からエウヘニアさんが去りました。