2025/09/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からプラムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にオズワルドさんが現れました。
オズワルド > 今日は割と忙しい一日だった。
学院にて授業を受け、申し込んでいた剣術の授業に冬の間は見てやると言われ――冬の間は稼ぎが減るからその分を補填するためらしい――
やったぜ、とダチに自慢話をした結果、じゃあ祝いだな、と言って連れていかれたのが貧民地区の安い酒場。

薄っぺらいベーコンを巻き付けた肉巻きというのもおこがましい肉巻きジャガイモを肴に、これまた安いエールを頼んでの平民学生なりの宴会。
そんな楽しい時間も過ぎ去れば、いい加減日も落ちる頃合い。じゃあまたな、と学友らと別れて一人貧民地区を歩いていた。

「はー…腹の中芋ばっかだな。」

ぽすん。腹筋硬めのお腹を叩いてから独り言ち。一度足を止めた。
そろそろ暗い時間帯。明かりの一つも出しておこうと、明かりとともす呪文を一つ唱え。
生み出された空に浮かぶ明かりが、貧民地区の暗がりをほんのり照らし出した。

オズワルド > ふわりと頭上に浮かばせた明かりに周囲を照らさせて、夕暮れの街を歩く。
露骨に魔法使いだと現しておけば、馬鹿でもなければ襲ってこないし、馬鹿なら馬鹿で対処法もある。
問題は、この後どう過ごすかだ。

「娼館でまたお祝いでもするか?」

ふぅむ。少しばかり考えこむ。財布の方は余裕がある。
いやでも、それならあの子の予約をした方が良いか…?ふぅむ、と首をかしげる。
何時頃が良いかな、なんて呟きながら、辻を一つ曲がった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に娼館「プリプリ」さんが現れました。
娼館「プリプリ」 > (そして、いつの間にか例のお店の近所まで歩みを進めた、かもしれない)
オズワルド > おや。いつの間にかあの店の方に足が向いていた。

「もしやこれが天恵…?ちょっと気持ちよくなっていくと良いよっていう神の思し召し?」

ふらふら。
足が当然のように娼館に向いた。

「…。」

無言でお財布チェック。よし、スられてないな!
スられてないのを良いことに。良いことに? するっと店内に足を踏み入れたのだった。

娼館「プリプリ」 > 店内。例によって老黒服おじが、老眼鏡の向こうの目を細めながらシフト管理をしている。受付もしている。

「お、来たな。」

こいつ遊びの味を覚えてきたな?という顔の彼。

「今日も遊んでくかい?店としちゃあ、みんなおすすめだがね…」

にやり、と老黒服は口元を歪ませる。

娼館「プリプリ」 > 「夜遊びを覚えてくるとな、気がつくとこの一帯に足がむいちまうんだから不思議だなあ。ええ?」
オズワルド > 「どうも、どうも。 いやあ、ひと稼ぎしたし、良いこともあったんでちょっとお祝いにね。」

ちゃんと持ってきてますよ、とばかりにぽん、と懐を叩き。

「ああ、はい。確かに不思議とこっちに足が向いてたんですよね。どうするか悩んでたんですけど…店の看板見ちゃったら、ねえ。」

行くしかないですよねえ…。
どう見ても夜遊びにドはまりした若いダメ人間の姿である。

「あ、今日メイちゃん空いてます?メイベリーンちゃん。」

どうだろうな、と伺うように絵姿を探す。ちらり。…今日居なかったら、可変型乙女と噂のシルキィちゃんも…。

娼館「プリプリ」 > 「だよな。」
ひひひ、と下卑た笑いをする老黒服。
「俺もお前くらいの時は、もう店の明かり見ると気がついたら足が向いてるはおっ立ってるわでたまんなかったぜ」

まあ、そういう時期もある。そしてその勢いがあるうちに遊んどきな、とおっさんは言った。

「ほぉ?マドレーヌじゃだめかい。…冗談だよ。今日はお休みだ。さっきまでずっと働いてたんだね。
 熟女だったらローズマリーも良いぞ。コクがある。が…そういう雰囲気じゃなさそうだな。」
何も言わず、番号札を差し出す。

「…つもる話でもしてきたらどうだい。」

オズワルド > 「黒服さんにもそんな時期があったんですねえ。」

へええ。
人に歴史あり。その実感は娼館にあった…!

「マドレーヌさんとのプレイも素敵でしたね…。でも今日はメイちゃんに…あちゃー、おやすみ中ですか。」

体力使う仕事だもんなあ、と納得はひとつ。ならまた今度かな、と考えていたところに差し出される番号札に。
んん?と瞬きを一つ。
すい、とあたりを伺う視線を投げてから。

「では、ちょいとお話ししに…オイタはしませんので。」

そんなもったいないこと出来ないですねえ、なんて言いながら、番号札を受け取れば。
何時もの待合室の方にお邪魔する形になるか――そのまま部屋までお邪魔していいかまではわからないので、ちょっと迷いもする。
もし黒服のおっちゃんからのこういう時の作法の指南があれば、それに従うことだろう。

娼館「プリプリ」 > 「生まれた時からジジイってわけじゃねえからよ」
生きてると色々あるだろう?ほら、推しがいねえっていうな。

「いつもの通りいきな。あとは流れでどうとでも、だ。うちの娘だって人間だからよ。」
青春してこいや、と言わんばかりの渋い表情をしている。


で、例によって2階の部屋。


「あっ、オズワルド君、ひさしぶりー。」

なんかそっけない。
なんかわざわざとした感じ。
フリル多め可愛さ多めのベビードールと、レースのTバックが浮いてる感。

「今日どうしようか?いつもみたいにする?
おっぱいでもお口でもいーよ?」

ぽすん、とベッドサイドに座ると、わざと微妙に白々しくしているよう。

(ちらり)

オズワルドの顔色を見ながら、出方を伺っている。

オズワルド > 「流れ…流れ?」

休憩中であればお喋りでは…?
ふむ?少しばかり言葉の内容に考えこみながら。

2階 メイちゃんのお部屋。

「メイちゃん、お邪魔しまーす。」

やほう、と入室しながら手を振って。後ろ手に扉をかちゃり、閉めた。
フリルが可愛らしいベビードール姿に、にへらって顔が緩むくらいにはドスケベ青年。

「ん? 今休憩中って聞いてたから、ちょっとおしゃべり出来たら嬉しいなって。
 ――隣座っていい?」

お客さんとして、じゃないから。学校で対等な女子を相手にする時のように、ふんわりお伺い。
まあ、視線はエロいとこ見てるんだけど、す…て頑張ってお顔に視線を戻しているから許してほしい。

「お仕事外だと男近づけない感じだったら、立ち話になるかもだけどそれはそれで…。」

見上げる視線で見られながらもそれはそれで…。
得は積み上げられそうな嬉しい時間である。

娼館「プリプリ」 > 「いいよー」

ぷーん。

この微妙に持たない空気。

それはそれとして、仕事の空気じゃない持ち部屋に入るっていうのは、ちょっとしたレア体験。

隣に座ると、お仕事モードではない素のメイベリーンの顔つきが見られる。
お仕事中ですけどまあ?という顔をしている。
それにしては目元がちょっと「ブレ」ている。
クラスメイトと似た、同年代の感じをしているけど、学校に行ってる人の「顔」ではなくて。

「どこ見てんの?」
くる、と横を振り向く。
媚びてないフツーの顔をしてる。
「ん、いいよ」
こっちに視線を戻したのを見ると、一旦空気に出した棘を引っ込める。
オズワルドに横顔を見せたまま、ぷっくりした唇をとんがらせてもごもご。
「…この間さ、3階に行ったじゃん。…楽しかった?」
とつとつと話す。目を合わせないのは、わざと。