2025/08/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセティさんが現れました。
■セティ > 貧民地区の裏通り。
知らぬものが迷い込めば出るに出れない迷路のような場所を歩きなれたという足取りで歩く。
その手には小さな袋が抱えられ、買い物帰りというのが見て取れて。
「後三つ先を曲がって、それから直進。これで出れるね」
そんな事を呟いては裏通りを歩いていき。
時々に人に遭遇はするが、危険なにおいがしなければ気にせずにすれ違い。
過去に大変な目に合わされたのを見つければ先に道を変えて回避し。
そうしてあと少しで表通りに出る、そんな場所まで歩けば表通りに飛び出していく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロスさんが現れました。
■クロス > (貧民地区の裏通りをフラフラと歩く男が居た。
迷路の様に入り組んでいる様な場所、普通なら好みでなければ歩かないような場所をまるで表通りの様に歩いていた。)
「んッ…今日も面倒事無しに早めに終わったか…」
(煙草を蒸かし、咥えながら伸びをしている歩く巨体のミレー。
全身の黒色が目立つ狼型のミレーの男は仕事を片付けたようでその帰りの様であった。
表を歩けば所の巨体のせいで目立つ上に目を付けられそうな気がしたので裏通りを歩いていたのだった。)
「そろそろ良いか…」
(表通りに面している道を見つけてはそちらに目線を送る。
人の気配が少ないのを感じれば裏通りを歩かなくても良いかと思い静かに裏通りを抜けるのであった。
だが、そのタイミングは悪かった。
表通りの人の気配だけに気を配っていたのと巨体のせいで、自分よりも小さい人影に気付かず、タイミングもあってしまったせいか、飛び出してきた存在とぶつかりそうになってしまったのだった。)
■セティ > 近道、ある意味安全と言えるが知らずに歩くと危険な裏通り。
歩きなれていても何時危険があるか判らないので抜けようと思えば足も速く。
特に荷物を多少でも持っていれば狙われる可能性も高まるので人が多い場所に自然と足が向き。
大通りに出れば、後は宿に戻るだけという油断。
まさに飛び出すという瞬間に大通りに通じる先に人影は現れ。
このままではぶつかってしまうと解れば強引に体を捻るしかなく。
「――…いつつ……大丈夫ですか?」
強引に身体を捻り地面に転がったことでぶつかりはしなかったが代わりに軽い痛み。
しかしそれを押し殺して身を起こせば、今ぶつかりそうになった人を見上げて、ぶつかっていないかと心配そうに見上げて。
■クロス > (仕事を終え、やることも全て片付けた事による気の緩み。
長い事、貧民地区で過ごしていた為に身に付いた察知能力を常に張り巡らせているため、ちょっとした殺気やスリを行おうとする動作など見なくてもわかっていた。
だが、今回はそれが一度機能しなかったせいで周りを見れてなかったのだ。)
「ッ!!」
(飛び出し、目の前で体を捻りながら回避する小さな影。
それに思わず驚くように目を見開いた。
その数秒後に地面に転がる様子を見れば我に返る。
咥えていた煙草を取り、握って灰にして空気に捨てれば近寄る。)
「すまねぇ、周りを見てなかった。
…怪我は無いか?」
(身を起した人物に近寄れば膝を付いて近寄る。
こちらは交わされたことにより負傷は無いが、相手は明らかに軽い怪我の一つや二つはしていそうだった。
見上げて顔を見れば鋭く睨んでいるかの様な目つきの悪い顔が見えるかもしれないが、その表情にはどこか申し訳なさが見えるかもしれない)
■セティ > 敵意や気配、そして人影に気を付けていれば何処かで綻びが出る。
それが正に今であり、何時もなら先に気が付き足を止めている。
しかしこの日は既に止まれない勢いであって。
小柄で身軽だったお陰でぶつからずに済みはしたが地面に転がり。
ぶつかりそうになった相手を見上げれば自分よりも遥かに大きな男。
しかしぶつからなかった事にはほっとして。
「私こそすみません、少し速足で止まれなかったので。
怪我は…大丈夫そうです」
近寄ってきた相手にそう告げては怪我がないかと確認し。
そして怪我無いことに少しだ安堵をして。
見上げる相手の顔は睨んでいるように見えるがそういう気配ではなく、目つきがそうなだけなのだろうとみて。
その申し訳なさそうな顔を見ては、大丈夫ともう一度告げて。
■クロス > 「ん、そうか…そりゃ、良かった…。」
(大丈夫と一言告げる相手を見てフゥっと小さく息を吐く。
安堵のため息かの様に吐き出せば顔に出ていた申し訳なさそうな気配は無くなる。
しゃがんで相手がこちらの顔を見た時、初めて相手が少女であるのに気付いたのだ。)
「…立てるか?」
(ソッと手を伸ばして差し出す。
相手がいいっと言えばそのまま手を引き、受け取るんであるならばゆっくりと立ち上がる手伝いをしようとするのであった。)
「…嬢ちゃん、この地区ではあんまり見かけない顔だな?」
(こちらも立ち直れば改めて声をかける。
少女の姿を見たときに思わず気になり、そのことについて聞いた。
仕事の都合やら生活故にここの地区に住んでいる人間の容姿やらはほぼ覚えているため、彼女の様な少女は見かけたことが無い気がしたのだ。)
■セティ > お互いに怪我がなかった事に安心し。
相手から申し訳なさそうという気配がなくなり。
何かに気が付いたような表情を見返し。
「大丈夫です」
問いかけと共に延ばされた手を取り。
立ち上がるに問題はないが、折角の気遣いなのでその手を借りて立ち上がれば身体を払い。
「この辺りは通り道。平民地区に近い地区に普段はいるから」
嬢ちゃん呼びはそれなりにあるので気にはせず。
この地区と言われるとその通りとうなずき、普段は少し先の平民地区に近い場所にいるからと話して。
■クロス > (手を取られれば、相手の身長に合わせて立ち上がらせる。
こちらも同様に、膝に付いた砂埃を振り払い、互いに姿勢を戻して。)
「あぁ、だからか…。
しかし、まぁ…ここを通り道にするとは…随分と危ないもんだぞ。
…っと思ってはいたが、まぁ、あんまり心配することでもないかもな?」
(平民地区の近くとなれば確かに、そこまでは把握しては無かったかもしれない。
アソコはギルドの仕事で顔を出すことが多いが、行き来する際にその周辺に居る人間までは気に掛けることがそこまで無かった。
少しばかり心配するように相手に声をかけたが、先ほど自分を避けた時に見せたあの回避、普通の住民とは違う様に感じたためにそこまで心配する必要も無さそうだとは思ったのだ。
だが…)
「…なぁ、嬢ちゃん。
もし、お前さんが良いなら途中まで付いて行っても良いか?
こっちは仕事が早めに終わってちょっと暇でな…」
(心配の必要は無いかもしれないが、もし翌日となってその辺で転げ落ちてたとしたら、それはそれで面倒だと思ったのだ。
そのため、ボディーガードがてら彼女に付いて行こうかと思い、気安く申し出た。)
■セティ > 「この辺りはあんまり来ないし。
危ないけど、近いから、つい」
あそこならばこの辺に比べれば治安はマシな方。
後はギルドに行くにしても買い物でもsれなりに便利であり。
親愛するような声に感謝はしているが、この辺りのごろつきなら無理に戦わずに振り切ることは可能であり。
「途中まで?何もないけど。
暇で来る場所になるかな」
暇で同行をしたいという言葉に感じるのは物好き。
もしかすると送り狼なのかもしれないが、その時は巻いてしまえばいいと考え。
付いてきて良いと小さく告げると先導するように歩き出す。
■クロス > 「危ないとわかっているんなら、尚更推薦はしないぞ…」
(回避から見た身のこなし的に、一般人とは違うのはわかる。
だが、あくまで上手くかわしただけの為、それだけでは貧民地区を出歩くのは危険である。
こちらも強くは言うつもりは無いが、一応釘だけは刺しておこうと忠告はした。)
「んッ、こんな場所じゃどこへ行っても暇つぶしなんざならねぇし…面倒事にばかり出くわしだけだからな。
何処へ行ったとしても変わりはないさ…。」
(同行を許可されればそのまま付いて行く。
貧民地区に楽しめるような場所は無く、あっても基本は夜だけだ。
それならば、小さな少女一人の付きそうをした方がまだ楽しいとは思えたのだった。)
「…それにしても嬢ちゃん、さっきは良くかわしたな?
ありゃ、普通だったらぶつかっていたぞ…。」
(道中を歩く中で雑談を始めようとした。
先ほど裏通りで起こった二人の衝突、未遂で終わったがかなりの距離なのに気付いて避けた様子。
少女の外見からして、早い方だと思い、そこについて聞いたのだった。)
■セティ > 「それでも回り道より近いよ」
それに迷うといっても地図もない迷宮を歩くに比べれば安全で簡単。
推奨をしないと言われるとわかっていると懐いて。
「奥の娼館あたりはもっと遅くなると繁盛してるよ。
後は面白い店があるって話だし」
娼館と平民地区に出店できない店以外には特に見るものがないだろうといえる貧民地区。
自分についてきても何もないと思いながらも相手を連れて歩き。
「これでも冒険者だから。
あれぐらいなら避けれる」
あまり長い距離ではないが話をするぐらいの時間はあり。
問われた言葉に少し考え、冒険者をしているので簡単だった。
それぐらいしか説明が浮かばず、それを告げて身軽なことの説明にもする。