2025/08/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルーシアさんが現れました。
ルーシア > 王都マグメールの貧民地区、まだ空を見上げれば日は高い位置で輝いている、そんな頃合い。
人の行き交う大通り、中央から外れた端に近い位置を歩く一人の少女。
小柄な体躯にしては大きな荷物を抱えており、ゆっくりとした足取りで歩んでいた。

どう見ても、荷運びを任せるには頼りない姿ではあるものの。
その首元に嵌められた首輪を見られれば、明らかな奴隷への嫌がらせにやらせている、と気付ける者も居るだろう。
少女自身もそれには気付いているが、逆らえないようにされているのだから仕方ない。
しかし、少女は少女で明らかな機嫌の悪さが表情に現れており、素直で従順な奴隷、とは思われないところも見せている。

ルーシア > 心の中で、こんな仕事を自分に任せた相手の罵倒の数々を浮かべながら。
それでも、しっかりと仕事として与えられた荷運びを続けているのは、やらなければ他の奴隷がやらされるから。
性悪な奴隷商の連中の事だ、その対象とするのはきっと自分に関わっている他の奴隷達の、誰か。
しかも、自分よりも身体的に貧弱な誰かにやらせる事だろう…それを、よくわかっているからだ。

「……っ…」

周囲に聞こえない程の小声で何やら呟いている、そんな奴隷の少女の姿。
だが決してそれに近付こうとする者は現れない、彼女の事をよく知っていれば理由はわかっている事だろう。
この奴隷の少女に一般人程度で手を出そうものなら、手痛い魔術による攻撃が待っている事を。

両手で抱えた荷物のせいで、正面がちゃんと見えずに歩き難い。
そうした色んな不満を抱えた少女は、イライラしているのを隠す事のない表情を浮かべたままだ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にファルスィークさんが現れました。
ファルスィーク > 日中、空にはギラギラと形容した方が良いくらいの陽があり、容赦なく照り付けているせいか、自らの影が地面にくっきりと形を取りそれなりの熱もともなっていれば陽炎で街並みも揺らめいて見えそうではある。

ふらりと足を踏み入れた貧民地区でも、この季節のこの時間帯では出歩く者が少ないようだが、その中でも目を惹くのは仕事に従事しているらしき………その首輪を見れば、身分は一目瞭然ではあるが。
まず目を惹いたのはその首輪であり、被っているフードの中から目を細めて観察。

「面白い代物だな……」

呟くのは率直な感想であり、続いてその中の一人の少女へ向けられたのは、内包する魔力の量が著しい物であった故。
ふらりとした足取りで近付いていくと、少女のゆっくりとした足取りであるのなら、隣へ赴くのもそれほど苦労も時間もかからないだろう。
不機嫌そうな表情を浮かべているのも、そこまで来れば気付く事も出来るだろうか。

「少々尋ねたい事があるのだがいいだろうか?
対価として、その荷を私が持つという取引でどうだろう」

おもむろに、そんな言葉を掛けてみることにした。

ルーシア > まだ続く暑い時期も、そろそろ終わりも近付いているはず。
それなのに、照り付ける太陽の光は眩しく開けた場所もあってか蒸し暑い。
その暑さもあってか、普段以上に頭に血が上り易いのだろう。

「……?」

荷物に集中しているのもあってか、視線が向けられた程度では反応が出来ず。
しかし、流石に距離が近付く事があれば、それに勘付くのはそう経たずで。

(どうして感じなかったのよ、これって…かなりマズイんじゃない…?)

魔力感知には自信があったはずなのに、それを搔い潜られてすぐ側にまで接近を許した魔力の持ち主。
そんな相手から掛かる声に、内心は焦りながらも冷静さを装ってみせる…頬を伝う、一筋の汗。
何か自分に聞きたい事があるらしい彼の申し出、自分のような奴隷に、仕事を手伝うのを対価にする程の事とは何か。
楽観的に考えれば、本当偶然に目に付き易い自分の姿と質問をし易いこの状況から、そうしたのだろうという事。
だけど、どうしても…楽観的な考えで彼を見る事は出来ず、無意識に警戒の色を漂わせてしまっていた。

「重労働をさせられている、か弱い奴隷の女の子を憐れんで、適当な理由を付けて手伝ってくれるお方かしら?
なんてお優しい事、私みたいなただの奴隷で答えられるだったら、そんな対価を付けず聞けば良いとは思うのだけど…
それで良いっていうのなら、私は素直に受けさせて貰った方が良い?」

だからこそか、そんな彼へと答える少女の言葉は、どうしても皮肉めいたものになってしまう。

ファルスィーク > 少女の方はどうやら仕事に集中しているらしく、近付くのは容易ではあったのだが、さすがに、いきなりの接近は拙かっただろうか。
と思えるほどには、緊張感と警戒心が感じ取れる少女の反応は、至極当然のものではある。
加えて治安はあまりよろしくないこの地区では、あからさまに怪しさを感じられる言動となるのは、言った後に気付くという……。

そんなことを考えていると、はっきりとした言葉で返してくるこの少女に、ほう……と関心を示し。

「ふむ……適当な理由と言うのは当てはまるな。
険しい表情での仕事中に尋ねられても、不機嫌と疲労が増すばかりだろうとも思っての提案なので、私としては素直に受けてもらった方が聞きやすくはある」

少女をどうこうしようという訳ではないという意思を示すように、該当より片手を出して軽く振りつつの返答。
奴隷と言えば生気と意志が薄い印象が強いのだが、怯える事も無くしっかりとした意思表示が関心を示した理由でもある。
言葉遣いも粗暴な物ではなく一定の教養が見えたが、そこは色々と経緯があるのだろう……等と考えつつ、提案が受け入れられそうであれば、荷を手にすることになるのだが。

ルーシア > 自分が向けた皮肉を込めた返答にも、どこか関心を感じさせるような雰囲気を漂わせている。
これが頭の軽い連中であれば、簡単にこの挑発に乗って反撃でも出来そうな流れにしてしまえたのだが…
そうでないという事は、自分の直感通りの相手か、頭がお花畑のおめでたい相手…言わずとも、きっと前者だろう。

「……」

彼の言葉は落ち着いたものの上、その言い分はもっともな意見だ。
確かにこの状況のままでの受け答えなんて、機嫌も気分も悪くなる一方なのは間違いない。
一先ずは、小さく深呼吸をして自分自身も落ち着かせてみせ。

「はぁ…良いわよ、わかったわ、私なんかが分かる程度の事だったら答えてあげる」

断ったら断ったでどうなるかわからないと考えれば、深いため息を吐きながらも抱えていた荷から手を離す。
彼に荷を任せた後に、それで、私は何を答えたら良いの?といった様子で肩を竦めてみせるのだった。

ファルスィーク > 特に何かしようという敵意や害意の様な気配は漂わせていないので、この地区では多少浮いた雰囲気はあり、目立ちそうではある。
事実、人気はあまりないが得物を見定める様な目の幾つかは己に向けられてはいた。
それには気付いてはいるが、対処は事が起こってからでも問題はないという自然体故に、逆に手が出せないでいるようでもあるが。

少女からの反応と言えば、無言の間は思案している証拠か。
いきなり大きな悲鳴を上げられたら、さすがに反応には困っただろうが……僅かの間の後に了承してもらえるのならば、その手に少女の荷を持つもとになる。

「ふむ…では早速。
まずは、その首輪だが……普通の物ではないのだろう?
どのような効果があるのか聞きたい。
他には……相当な魔力の持ち主であり教養もあるようなので、それなりの使い手のようだが、軽量化などの応用が便利な術は苦手なのか?」

まずは気になった事を訪ねてみながら、手に持った荷に対して使うのは今己が言った軽量化の魔法を無影章で使用してみる。
尤も己にしてみれば使うほど重くもない荷ではあったが、魔力量から魔法はそれなりに使えるだろうとの判断から、使用してみれば少女も気付くだろうと思っての事。

ルーシア > 彼がこの場にそぐわない人物だろう事は、その恰好で容易に想像は出来る。
でも、こうした立場の者がこうした場に現れる事は、決して珍しい事でもないのを知っている。
何らかの形で安全性が確保されている為か、それとも、自身がここでの危険に十分に対処出来る力を持っている為か。
大体は、その二つの理由を有している者だという事を。
だから、そうした点で言えば彼がここに居る事に何ら疑問を抱いたりはしていない。

そして、荷を任せ、彼からの問いが向けられる。
その言葉に、小さく思案するような仕草で僅かな間を置いてから。

「……」

首輪が普通のものではない、その問い掛けには声が出ない。

「……」

次いで、どのような効果があるのか、その問いの答えであろうが、それも沈黙だ。

「っ……出来ないのよ、その荷物、普通に持って来いって命令されているもの」

そして、これは最後の質問に対する答えだろう。
まるでその前の問い掛けには声を止められているような、少し吐息を吐くような反応を示した後に。
吐き捨てるような言い草で、彼にそう伝えた。

彼の勘が鋭いのであれば、これに気付けるだろう。
幾つかのキーワードや内容を含む言葉を他人には伝えられないようにされている。
それが原因で、沈黙してしまう場合もあるのだと。

「これで満足?」

それに気付こうとも気付かずとも、彼が軽量化の魔術で荷を軽くして持ち上げているのを理解しているかの様に。
腰に両手を当てて、ムスッとした表情を浮かべその言葉で〆る。

ファルスィーク > 遠目から見れば、素性の知らない男が奴隷の少女に声をかけ、付きまとっているように見えるだけなのだろう。
此処ではさして珍しくもない光景であるらしく、一瞥する程度でさして注意を払う者も居ないようだ。
とはいえ、監視するような目線は離れる事はないのであれば、少し鬱陶しくもあり、フード越しにそちらを向けるのは、存在には気付いているという意思表示と牽制を込めて。

さて、問いかけに関して、分かる程度で答えるとの事であったが、それに対しての返答はないまま。
沈黙という事ではなく、声が出せないという変化と、首輪の魔力反応から察する事は出来るか。
続けざまの質問に関しては………成程と納得したように頷いた。

「命令の強制力が随分と強いようだ。
情報の流布に対してのセキュリティ………成程よく考えて作られている。
それにしても、普通に持って来いというのは……随分と目をつけられているようだ」

感心したような含みのある言葉は、首輪を作った者に対しての評価。
そして、使えないと言わなかった少女の魔法の力量と、反骨精神の高さにも同様に。

「そうだな……他には君に興味がわいたので、所属する店が知りたい。
名乗るのが遅れたが、私はファルスと言う」

そう言いながら外套の中で指を鳴らせば、少女の周囲の空気は一気に涼しくなっていくのは冷却の応用。
少女自身が使用する分には制限があるだろうが、他人が掛ける分には問題ないだろうと判断しての行為。
腰に手を当てて不機嫌そうな表情を見れば、可愛いなと呟いて小さく笑いつつ。

ルーシア > 彼は気付いたのだろう、彼女を監視している視線に。
しかし、彼女がそれに気付いていなさそうだったのは、それが純粋に隠匿の技でのものであるからだろう。
魔力的なものには敏くとも、技術的なものには疎い、その現れ。
彼に気付かれていようとも、その気配がある距離から離れないのを感じている。
それは視線が彼でなく、彼女に向けられているものであるからだろうと、それを理解するのは容易か。

もっとも、離れる事はないが、何ら手出しをする雰囲気もない。
彼女が誰かに荷運びを助けられるのも、邪魔をされるのも、貶められるのも、自由だとしている為だろう。

「……」

彼女自身、この首輪に関する理解等には到っているのだろう。
感心する彼の言葉に何かいおうとするも、言葉が出なかったのはその辺りの含みもあったからか。

「っく…伊達に幼い頃から、こうして私を側に置き続けてはいないって事じゃないかしら?」

口を閉ざされている瞬間は、無理矢理に抑えられている感じになっているのだろう。
そこから解放される瞬間はどうしても息を吐いてしまいながらも、ぶっきらぼうにそう答えた。
理解していない部分もあるが、彼女をどうすればいう事を聞かせられるか、その弱味も含めたものを。
従えさせている奴隷商はよく知っているからこその…というもの。

「……あ、そう…それは、あのクソジジィもさぞ喜ぶでしょうね。
私の名前は、ルーシア…こっちよ」

そこは彼の考えていた通りか、彼の力によって周囲が冷却され涼しくなった事に、監視の目は反応しない。
小さく笑うのを見て、馬鹿にされたのかと思ったのか、小さく頬を膨らませながら。
それと共に店の場所を聞かれ、その時からまた不機嫌そうな表情へと戻ったのは。
自分を何かしらに利用しようとする新たな客になるのだと、そう考えたからなのだろう。
だが、だからといって案内を断れる訳もなく、彼に応えるように名乗り返せば荷物を彼に任せて前を歩き出すのだ。

ファルスィーク > 監視対象になっているという事は、首輪の強制力では不安があるという表れともとれる行動である。
もしくは、この少女の価値を十分に知っているので、傷物にされてはと言った具合か。
容姿と潜在能力、そしてその実力。いずれにしても、少女を所有する側からの評価が高い事は理解は出来た。

手出しをするでもなく離れるでもなく、監視を続けているのであれば牽制は無意味かと判断して肩を竦ませた。
干渉してくる気配が無いのであれば、そのまま放置していた方が良いかと。

「悪態は制限されていないようだ。
幼い頃からであるのなら、手放すつもりが無いともとれるが……」

少女の言葉を拾い上げ、首輪によって制限される強制力が働くのは言葉だけではないだろうが、さて他に何があるのか…それは所有主に聞いた方が早いのか。
そして、所有主は少女を重宝しているようだともとれる。

「ある意味で、君の所有主はやり手であるとも言えそうだ」

少女しっかり管理し、制御している事にはかわりないので、人格はどうであれ優秀ではあるのだろう。
頬を膨らませての反応は年齢相応でもあり、そう言うところが可愛いのだが…と今度は言葉には出さないが雰囲気は伝わっただろうか。
告げられた少女の名はしっかりと覚え、荷を持ったまま前を歩く少女へついていく事になる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からファルスィークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルーシアさんが去りました。
ご案内:「貧民地区」に娼館のカウンターさんが現れました。
ご案内:「貧民地区」から娼館のカウンターさんが去りました。
ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」」に娼館「プリプリ」さんが現れました。
娼館「プリプリ」 > 大体毎晩賑やかである。

静かな時と騒いでいる時のギャップがある。
静かに見える時はみなさまお部屋の中でギシギシやってますのでね!

冒険者ギルドにしれっと一般人のふりをして客引きに潜入していたスタッフ、冒険者パーティを2個くらい連れてくる。

システムを相談し、あれこれ要望を聞き、マッチングして
お楽しみください!

と、いう感じで毎晩回っている。


今日はカウンターの向こうにアンジーがいる。
「おまい、こういう遊びは初めてか?性癖でぐっとくる子を選ぶといい。」
文学少女の外見なのに口調がオタクというか、ミームで会話する人、であるが。

「行きたいと思った時が其の時!推しは推せる時に!」

娼館「プリプリ」 > さてカウンターすなわちロビーである。
カウンターの前で、鼻の下で両手を組んでカウンターに肘をついて椅子に座っている、メガネとじと目の娼婦アンジーである。
おまいら、よく来たな。

「一番いい装備をくれ?そうでなくても別に問題はない。男…じゃないな、お客様たるもの裸一貫でダンジョン探検する気持ちで頼む。さて」

別の冒険者氏(おとこベースふたなり)の前で割と立板に水ですらすら話す。

「ロリプニつるぺたはうちのお店の専科じゃないけど、なんらかの性癖にぶっ刺さるのはいるんだなこれが。…うん、かりにおまいが男の子好きでも少々な。」

ルック@右手!
ほら、男の子もいるんだぜウチ、と。

選べるメンバーはここの絵が示すプロフィールにある。

「明日の装備のことをちょっと忘れて、生存本能への投資をしてみるのも悪くはねーと思うぜ?うん、よーっく見るといい。」

来た客が思案しているのを横目に。メガネふきふき。最近少しアンジーは綺麗になった。

娼館「プリプリ」 > 装備にかけるお金が減る?いや好きなおにゃのこできるんだから生きて帰りたいだろう?
…というのが店側の言い分。

店としてもリピートしてもらいたいのが本音。
だから頑張って生きて帰ってきてねというポーズはよく取る。

お店の裏手でメイベリーンさんがお客を見送る声がしなくもない。高くて甘い声は特徴的。
バレンシアさんも、マドレーヌさんも同様。前者は気の強そうな姐さんの声。後者は「お姉さん…!」という感じの声。


カウンターの中のアンジー、マドレーヌさんの声を聞き
「お姉ちゃん…やはりお姉ちゃんしか勝たん…っ。いつかお姉ちゃんと結婚するんだ…」
と感極まって声が出ている。

娼館「プリプリ」 > 奇態がしばしば雑談のフックになるアンジー。
突っ込んでくる客に即答した。

「えっ?欲しいよお姉ちゃん。今からでも欲しいよ、幼馴染のお姉ちゃん。ワンチャンできないかなー。願えば叶うっていうだろ?…そのうちできそうな気がするんだ…おっと私はどうでもいいんだ。今夜の申し込みはしたのかい?だめだよぉ冷やかしは。誰がいい?おすすめ?」

自分に向けてサムズアップした。


「アンジーのここ、空いてますよ!
 …いやうーわいらねーってそんな。いるだろ!抱けよ!ほらっ!」

そんな茶番の合間にお客様がちらほらと入ってきている。
脇で例によって老黒服がお客様を捌いている。

娼館「プリプリ」 > 「くっそ…」
別のキャストを買われた。
「時代はおっぱいなのか…持てるものの時代なのか…」
ケイ素系素材のスライムを使った整形術とかいうもの、受けようかな…とかちょっと考えるアンジーさんである。
服の上から自分の胸を抱えて寄せて見ている。

なくはない。
なくはないが…

「うん、だめだな!」

夢を諦めた。
なにしろ、でっではないので!

ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」」から娼館「プリプリ」さんが去りました。