2025/08/22 のログ
■待合室 > (店の黒服が、「ポスト」を開けて見ている。)
■待合室 > そうこうしている間に、ひとプレイ終わったメイベリーンが「今日はたのしかったね?また来てね♡」と、帰るお客様の背中に投げキッスを送っている。
「…」
マドレーヌさんも、濃密なプレイで浮き足だって虚脱しているお客様の手を握り、お見送りをする。
「お風邪などお召しにならないでくださいませね?」
そろそろタバコ一本が終わるアンジー。
私にないのは「これ」なんだよなとなんらかの構文みたいなことを考える。
しかし他人の真似をしたところで、同じように客を魅了できるわけでなし、結局己を出す、”パンツを脱ぐ”という概念をやらなきゃ刺さりはしないのだ。
ご案内:「娼館「プリプリ」」から待合室さんが去りました。
ご案内:「娼館「プリプリ」」に娼館のカウンターさんが現れました。
■娼館のカウンター > 幕間。黒服たち、予約の声とスケジュールを突き合わせ、なるほどなるほど、とシフトを埋めていく。
「人類ってのは正直だよ。」
人気のキャストは予定がどんどん埋まる。
老黒服、元から険しい目をこすりながら、こうして表を埋めていくことで状況を視覚化するのである。
「まあなあ、俺もこういう仕事する前は、金さえ出せばいい女が抱けるっていうんだからそりゃこうなるわな。見ねえこの予約を。」
人気のキャストはびっしり埋まる。
「で、まあ、俺たちがやるべきなのは、割り振りだな。」
客の。客をうまく差配するとキャストも休みやすくなる。
■娼館のカウンター > 幸い、この世には魔法というものがある。
例えば人気のあまり体を酷使した娼婦の体調を戻すことができる。
あってはならないプレイを強要された男娼の体も、直せる。
まして魔女の加護で性病にはならないのだから、物質的には完璧な布陣を敷いているが。
「…休ませねえと後が大変だからな…」
予定表に赤鉛筆で修正を入れていく。
この悪徳が支配する時代、薬物が何より恐ろしい。
それに、いくら性病にならないとはいえ、精神の疲労までは戻せない。
つい、
つい薬物に手が伸びる…
そういうことが決してないようにしなければならない。
できうれば、知り合いのマフィアなどにも麻薬・魔薬をこちらに流すなと厳しく伝えなければならない。
黒服たちのため息。
■娼館のカウンター > 夜中、プレイに熱中している長逗留の客以外、気配の薄い今のうちに、絵姿を明日のシフトに架け替えていく
ご案内:「娼館「プリプリ」」から娼館のカウンターさんが去りました。