2025/08/04 のログ
ティネ > (おっ! 来た来た! こっちこっち!)
(ってあれえ~? ねえっ! こっちだってば!)

気づかれたと思ってぱっと表情を輝かせたが、
なぜかスルーされて焦って瓶の中で飛び跳ねる。
そのうちどうにかなるだろうとこの状況をナメているティネだったが、
いざ見つけてもらえないかもとなると慌ててしまう。

(……もう! 今わざと無視してたでしょ!)

ようやく近づいてくれば瓶の中から聞こえづらい抗議の声を上げるだろう。

タマモ > うん、良い反応だ、これだから悪戯は止められない。
スルーした時の少女の反応に、心の中で、ぐっと拳を握り締める…いや、現実でもしてみせた。

(いやはや、久しいのぅ? せっかくのこの状況、こうしたものをやらねば損じゃろう?)

意識すれば、少女の言わんとする事は認識出来る。
少女の前に立ったまま、周囲には声なき声ゆえか、無言の空間っぽい感じの中で、二人の意思疎通が行われていた。

(しかし、今度は何をやったのやら…さて?)

と、そんな風に無言の会話を続けながら、ちら、と視線を少し下げる。
ふと気になったのは、そんな少女が、どんな値で売られていたのか、と言う事だ。
正直、どんな値であっても買い取る自信はあるが、安ければ安いでネタに出来るし、高ければ高いで悪戯が出来る、と。

ティネ > (あっ、声が聞こえる。便利~。
 損……損かなあ!?
 まあ、逆の立場だったら同じことしないとは言えないかも……)

見上げ、むす……とした表情を作る。とはいえ本気で怒っているわけではない。
瓶の下には果たして値札があるが……

(奇数:高め 偶数:安め)
[1d6+0→4+(+0)=4]
ティネ > (あ……ちょっと! 値札は見ないで!!)

顔を真赤にして叫ぶ。
値札には昼ご飯を一回我慢すれば変えてしまえそうなほどの安値がついていた。
周囲に陳列されている品物と比べても明確に安い。
高すぎて買われないよりはマシかもしれないが、さすがにティネのプライドを傷つけるものであるらしい。

タマモ > その辺り、やはり似たり寄ったりか…逆の立場だったら、の反応に、ふっ、と遠い目をする。
そんな少女の遣り取りの中、次いで気にした少女の値段。
値札に記載された、その衝撃のお値段は…!

「………」

意思の中でも、言葉としても、その場に漂う沈黙の一時。
見上げる少女に、どこか憐れんだような視線で見下ろせば、そっと少女の瓶を手に取った。
それはもう、本当に、その雰囲気さえも、可哀想な少女を扱うような、そんな動き。
…まぁ、もちろん、わざとだが。

そして、手にした商品を目にした店員に、せめてもの救いだと。
袖の中から取り出した、一枚の貨幣を店員の前に置く。
あれだ、分かり易く言うと、値札よりも結構お高い金額を払い、釣りはとっときな、みたいな。

店側からすれば、儲けになるなら何も言わないだろう。
そのまま、瓶の中の少女をゲットし、後は店を出ようとするのだが…

ティネ > (ちょっと……なんか言ってよっ!)

らしくもなく優しげな様子で瓶ごと手に取られて、じたばたと手足を暴れさせる。
購入手続きはスムーズに進み、滞りなくティネをお買い上げすることができるだろう。
店から離れてしばらくすれば、やがてしおらしくお礼の言葉を口にする。

(ま、まあ……助けてくれてありがと……
 あのままだとそのへんのクソガキに買われて好き勝手されるところだったかも……)

でもそれはそれでちょっと興奮するかも知れないな……
って言いながら思った。

タマモ > うん、これも分かってた。
買い取りまでの流れに、瓶の中で暴れる少女に、ふっ、と笑いながらも。
店の外に出れば、一転してお礼の言葉を伝えられれば、にっこりと浮かべる笑顔…ちょっと怪しい。

(それはそれで、きっとお主ならば、楽しめるんじゃろうなぁ…
それはさて置き、果たして、これがただ助けたとは、まだ決まっておらんのじゃが…さてはて?)

瓶を手にしたまま、まだ蓋を開けず、貧民地区の中をどこかへと進み歩む。
場所が場所だ、己の格好は…まぁ、慣れたものだろうから、そう大きく目立っている訳でもないが。
ただ、己が、少女の入った瓶を持っている、と言う事には注目がいくのかもしれない。
良い意味でも噂があり、悪い意味でも噂がある己が、こんなものを持っていれば…間違いなく、変に思う輩も居る。
実際、その考えが少し先の未来かもしれないが、それはまだ、今は知る由もない事だ。

そうした、時々向けられる視線の中、そんな意思疎通の遣り取りをする二人、その向かう先は…

ティネ > 笑いかけられて笑顔を返す。
瓶の中からの視界は少し新鮮だ。
ガラスで外界と隔てられ、普段よりも余計に小さくなってしまった気がして──
ちょっと興奮する。

(……避けられるなら避けたいからね!? 一応。怖いし……
 え? 何? 助けたんじゃないなら、なんなの……?)

タマモから視線を外して、不安そうにきょろきょろとあたりを見渡す。
未だに、瓶から出してもらえる気配はない。
一体どこに連れて行かれるというのだろうか?

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/怪しい店」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/怪しい店」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区の娼館」にメイベリーンさんが現れました。
メイベリーン > 正確には、娼館周辺のカフェも含む。
召喚店内には絵姿がかけられていて、下の金額は最短のコースの総額。
メイベリーンの他にも、
奴隷上がりで自由人になったものがいる。奴隷生活に比べれば売春はまだ天国、それは熱心に働く。
冒険者上がりのだいぶ筋肉質な元女剣士の方もいる。たいていの体力勝負の男性に太刀打ちできる。


店の前で不良っぽい若い黒服がタバコに火をつけている。

「いいこいるよ〜〜〜いいこ」
声にやる気がない。
老齢のチーフが睨んでいる「お前気合い入れろよ。姐さんのが肉体労働してるんだろうがよ。」

ちっうっせーな

「なんか言ったか?」
「なんでもありませーん」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区の娼館」にグスタフさんが現れました。
メイベリーン > やる気のない若いのを、お店の向かいの公園からぼんやりみているメイベリーン。

「………チーフの方が正しいとおもうなぁ………」

客引きよりこっちの方が圧倒的に厳しい。
大体、客は選べず、感情を装って働くんだから。

「黒服君はさあ。一度地下アイドルでもやってみたらいいんじゃないかなあ〜」

近所で売ってるシャボン玉液を片手に。ふーっと吹いてる夜の街。

グスタフ > 「おー、今日もあの娘いるの?」

不良っぽい若造客寄せに声を掛けて、気安く話しかける。
店員とも仲良くして損はないと、適当に声掛けしながら近づいて。

「客に見られてる感じだけはだしておけよ」

手をひらひらさせて辺りを見回して、おっ、とシャボン玉に目を向ければ。

「あ、いるじゃん。よおー。今日は出てるのかい?」

メイベリーンの姿を見てビシッと手を掲げて声を掛けてみる。