2025/08/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリュミエールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリュミエールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/怪しい店」にティネさんが現れました。
■ティネ > 貧民地区に居を構える怪しい店。
薄暗い店内の珍生物を扱う棚に飾られた瓶に、小さな妖精の少女──ティネが閉じ込められている。
人前に迂闊に姿を見せた結果こうして囚われて、売り物にされてしまっているのだ。
「ねえ~ 出してよ~」
瓶を内側からこつこつと叩いてみるが、当然割れやしない。
ならばと瓶を倒そうとしてみても妖精の体重では傾きもしない。
それにも疲れれば瓶の中でふて寝をする。
訪れた誰かが買って逃がしてくれることを期待するしかなかった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/怪しい店」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 気紛れと言うのは、時に、意外な出会いを引き寄せる。
空振りの方が、どちらかと言えば多いのだが…まぁ、そこは気にするな。
さて、そんな感じに、ふらりと店の前を歩き、珍しそうなものがあれば、見てみようと思い入って来る者も居る。
珍生物に限ったものではないが、店内に入ったりすれば、それが視線に入るのは当然の事だろう。
…が、まずは、目立つように陳列された、様々な商品を見て回る感じになるもので。
とは言っても、微妙な勘が働くのが己と言う存在、これだ!と言ったものが見付からない中、ついに、そこへと辿り着く。
「………」
あぁ、うん、何か見覚えのある商品があるな…それが、まず頭に浮かんだ事だ。
もっとも、前に見た時は商品としてではなく、普通に会った気がするが…それはそれ。
ここに並んでいると言う事は、どんな経緯でこうなったのか、何となくは予想が付くもので。
ただ、それを視線に入れただけで、まだ近付いてはいない。
己が居るのに気付くかどうか、気付いたとしたら、どんな反応をしてくれるのか。
そうしたものを、微妙に期待しながら、眺め続けるのだ。
■ティネ > (あっ! 知った顔がある!
おーい!)
瓶の中から叫んだりしてみるが声は瓶に遮られ、くぐもったものになる。
届いているかどうかは本人にはわからない。
(……まだ気づいてない? そのうち気づくよね?
このボクを見過ごすわけなんてないよね……?)
楽観とちょっとの不安が混ざり合っている。
■タマモ > どうやら、瓶の中の少女は己に気付いたらしい。
器用に、微妙に外した視線の端、瓶の中から何か動きを見せている、そんな少女の姿が入る。
見た感じから、己に声を掛けているのだろうが…なるほど、密封された瓶に、声が出てこないらしい。
こう…何度も、狙ったように…いや、狙っているが…視線を、微妙に外し続けながら。
相も変わらず、視線の端だけで、期待と不安が混じった視線を向ける、そんな少女を確かめていた。
「ふむ…」
さすがに、何か選んでいるような動きはしておかないと。
店員の目もあるし、瓶の中の少女の目もあれば、あれこれと、気付かないふりを続け、適当に周囲を探る。
そして、ついに珍生物の棚の前を歩く事になり…なぜか、そこだけスルーしたかのように、すっと進んでみた。
気付かれなかった!?とか、きっと、そんな反応を見せてくれる事を期待しながらも。
そうした反応が、見れたとしても、見れずとしても、そろそろ悪戯は止めておこうと、くるっと踵を返し、少女の前に。