2025/12/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2 夜会」にメアリーさんが現れました。
■メアリー > 煌びやかなドレス。そして素性を隠す仮面。
其れと打って変わり給仕は下着姿の方がマシであろう
布面積の少ない衣装で奉仕させられている。
所謂有閑階級の集い。それも男子禁制の、である。
万が一にも火遊びが表立ってしまえば問題になりかねないそれも、
同性を相手にしているとなれば幾らでも誤魔化しは効く。
そんな狂気と飽いた先の欲望渦巻く中で淡々とシェイカーを振る。
じぃ、と感じる視線は獣人族の物。
同じ亜人であるのに身なりを整え肌を晒す事もない、その不公平感といった所。
「……貴女達と、立場は変わらないわよ。きっと。」
慰めでもない、唯の事実。肌を晒していないだけで向けられる視線の類は同類。
富裕地区の馴染みの店からの手配と信じた自身が愚かだった。
他にも幾人かのバーメイドがマドラーを、シェイカーを手にしてはいるが、何れも亜人であったから……。
勿論、仮面を付けた淑女同士、踊り触れ合い中座するのは日常茶飯事で、
時折響く悲鳴とグラスの割れる音は給仕が見初められた証。
今は唯、給仕へ提供する酒を無心で作り続けていた。
ご案内:「王都マグメール 王城2 夜会」からメアリーさんが去りました。