2025/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にオドグさんが現れました。
■オドグ > 【待ち合わせ中です】
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にリリーさんが現れました。
■オドグ > 「おお……おおぉこれは! 見事だ! くくっ!流石の手並み。上級冒険者として紹介されただけのことはある」
ここは王城の、貴族に宛がわれた執務用の部屋。女魔法戦士の手にしたペンダント台を見て、成果を待ちかねていた黒肌の肥満男が小躍りする。そしてその後、戦士として鍛え上げられながらも女らしい肉感的な身体と、凛とした顔立ちをじろじろと無遠慮に眺め回した。
「さてリリー・ラステン。以前約した通り残りの報酬を渡すが、最後に1つ、手を貸しては貰えぬか」
そう言いながら机の引き出しから取り出したのは、男根の模型を生やした小さな楕円形の物体。
「そなたに探し出して貰ったのは、あくまで遺物の片割れに過ぎんのだ。これを組み付けてこそ完成する。ペンダント台の溝に、指で押すと引っ込む、襞に似た部位が見えるだろう?それが、この部品をはめ込む仕組みなのだ」
脂ぎった笑みと共に肥満男は言葉を続ける。
「きちんとはめ込めれば、そのペンダント台の真贋がはっきりする。ワシも気持ちよくゴルドを支払えるというわけだ。どうかな?手伝ってくれぬか」
あくまで頼み事という体裁をとってはいるが、男の評判を少しでも聞いているなら察せられるだろう。頼みを聞かない限り報酬は受け取れず、それどころか城を出られない可能性すらある、と。
■リリー > 王城の執務室は、時として部屋が違えど何度も足を運ぶ場所。
王城詰めの貴族ごとに1室与えられているので、時々場所を間違えかねないと思うこともある場所。
だが、今回は特に迷うこともなく目的の部屋へとやって来れたことは僥倖だっただろう。
今回の依頼、ペンダント台の捜索は、危険度自体は低かったが、捜索難易度は高かった。
結局、仲間のシーフが隠し部屋を見つけたことで発見されたという状況だった。
持ち帰るまでは大した問題もなかったのだが、問題はここから。
依頼人に私に行くのを誰にするのか、という問題。
みんなで行くには執務室は狭く、1人で行かせるとしたら誰が良いのか。
ここが一番の問題だったが、結局は、依頼人のうわさから、パーティ唯一の女性だったリリーが行くことになったという訳だった。
「そうおっしゃっていただけると、捜索に赴いた甲斐がありました。
……はぁ、まぁ、それ位なら。」
向けられた言葉に返事を返していたものの、もう1つ、と言われた内容。
内心少し身構えたが、内容は拍子抜けするほどのこと。
あとで使用人を使ってとかやりようもあっただろうが、とにかく早く完成させたいんだろうな、と好意的に解釈していた。
「では……えっと、ここを、こうして……っ……」
ペンダント台の溝は、どこか女性器を模したもののようにも見えて、開いた時に、自分でそこを引き広げるようにも錯覚した故に、
少しだけ苦笑めいた吐息が漏れてしまったが、開いた状態で、ペンダントを見つめるようにした。
さすがにオドグを見てしまうと、そんな変なことを考えて頬が赤くなっているのがバレてしまいそうだったから。
■オドグ > 「おお、うむ。そうだ。そのままでおれよ?」
自分の望み通りにペンダント台を操作した女戦士の顔を見上げ、肥満男はにんまりと笑う。彼女のことは事前に調べておいた。勿論、冒険者としての実績、力量だけではない。恋人がいるということ、そして関係がいまひとつ進んでいないということも。
これからやろうとしていることを思い起こし、悪徳貴族は笑みを深くした。ペンダントの持つ強大な魅了の力は、それを投射された者の精神を絡めとり、所有者の意のままにしてしまう。少なくとも、男は古文書をそのように読み解いた。
想像するだけで胸が高鳴り、股座がいきり立つのを男は感じていた。目の前の見目麗しく、それでいてしなやかさ、強さも感じさせる女戦士。肉便器として極上の素体だ。
彼女の穴という穴を躾け、昼も夜もなく精液を注ぎ込み、宴に出し、最後は恋人の目の前で尻の穴でも舐めさせてやろう。そんな、邪悪な性欲にまみれた思考の中、悪徳貴族は楕円形の物体をペンダント台に近づける。
「くくくっ!よぉし、挿れるぞぉ?リリー」
頭の中が肉便器調教一色に染まった肥満男は、完全に「そっち」なセリフを吐きながら、男根部分を台にはめ込んだ。直後、薄桃色をした光の波が部屋に広がり、2人の身体を通り抜ける。
遺物の力は発動した。魅了の力は、確かに投射されたのだ。
しかし、誰に対して?
■リリー > 「はぁ、まぁ……どうぞ……?」
明らかに、悪い貴族が村娘を手籠めにしようとしている時のようなセリフを吐いてペンダントに装飾をはめ込もうとしているオドグ。
流石に苦笑しか浮かんでこないのだが、などと思っていた矢先。
明らかに趣味の悪いペンダントが、男根めいた装飾が、女性器めいたペンダント台にはめ込まれた時。
「……っ……ぇ……?」
ずくんっ、と下腹部が疼くような感覚。それが全身に広がって、頭まで至った時にくらり、と眩暈のような、酒に酩酊した時のような感覚が一瞬走った。
2人を包む薄桃色の光の波は、リリーには見えていなかったため、何が起きたのかと顔を上げた時
「……………」
視界に入るのはオドグの姿。
そして、やけに心臓の鼓動が早鐘を打つ。
同時に、高慢にして醜悪と言われるオドグの姿が、やけに凛々しく、魅力的に見えてきた。
故に、言葉を失って、暫し見つめるように立ち尽くすか。
■オドグ > 光が収まったその時、悪徳貴族は茫然とその場に立ち尽くしていた。皿のような虚ろな目に、女戦士の姿が映り込んでいる。
「おお。うむ」
彼女と共に、完成したペンダントを持つ男。不意に指が触れたその時、雷に打たれたかのように太った黒い全身をびくっと跳ねさせ、後ずさった。口を半開きにしたまま、僅かに潤んだ目で女戦士を見上げる。
「ご、ご苦労であった。大儀であったな。今報酬を渡すぞ」
女戦士を凝視したまま、あれほど思い焦がれていた魅了の力を持つ遺物を手放し、ふらふらと戸棚の引き出しを開ける。ない。ゴルドの入った袋がない。当然だ。ハナから渡す気など無かったのだから。
代わりに入っていた浣腸器や女の両穴を開発する張型、催淫剤や睡眠薬の瓶から、まるでそれらが汚物であるかのように顔を背け、慌てて女戦士に向き直る。
「済まぬ! ワシとしたことが、カネの保管場所を変えたことを失念しておった。今直ぐに取ってくるゆえ、しばし待たれよ!ああぁその前に、はは、ワシの礼儀はどこへいったのだろうな。め、メイドに茶を頼んでおこう」
視線をリリーに釘付けにしたまま、慣れない笑顔を浮かべつつ呼び鈴を押す。愛。創造主に生み出されて以来初めて知った感情の激流に、悪徳貴族に化けたスライムは圧倒されていた。
■リリー > 見つめるように立ち尽くしていた時に、報酬の話をしてくるオドグの言葉に目を瞬かせ、意識を取り戻したような感覚になった。
「あ、いえ、ありがとうございます。はい……!?」
開かれた戸棚の中身ははっきりとは見えないはずなのだが、なぜか張型だけが認識されてしまって、顔が赤くなる。
早鐘を打つ心臓が、更に鼓動を早くしたように思えて、オドグが向き直った時は、真っ赤に上気した顔に、少し濡れた瞳で見つめるリリーの姿を目の当たりにするだろう。
慌てた様子となれない笑顔を浮かべるオドグ。
そして同時につむぎ呼び鈴を押した時、見つめていたリリーに溢れていた感情の奔流についに堪えきれなくなったか、一歩、オドグに近づいて
「オドグ様……依頼の品、お忘れですよ? ほら、きちんとつけなくちゃ……」
ウィスパーボイスで紡いだ言葉は、耳を優しくくすぐるような。
そして、手を伸ばしてペンダントをオドグの首へとつけるために近づいた結果、
リリーの恵体が、オドグの胸に押し付けられる。
程なくつけ終わるペンダント。だが、リリーは身を離すことなくそのままに。
リリーの豊満な胸を、自らオドグの胸に押し付けるような体勢。
少しだけ身長が高いリリーが、オドグの顔を至近で見下ろすように見つめる態勢に。
程なく、ベルに呼び出されたメイドが室内に入ってくるが……
■オドグ > 振り返ったその時、リリーの表情を見たオドグの胸が締め付けられる。なんという表情をするのか。まるで、恋焦がれる乙女のような。自分には、愛される資格などないのに。
「は?依頼?ああいや、それは蒐集品として、ほっ、ほおおぉっ?」
奇声を上げるオドグ。ペンダントを着けてくれたリリーから目が離せない。しかも自分の胸に押し付けられているのは、他ならぬ彼女の乳房。鎧越しとはいえ、柔らかさと弾力を想像しただけで、オドグの黒い長ペニスはそそり立ってしまう。
その無作法に恥じ入り、禿頭に汗をかきながら俯く。相手は鎧を着ているのだ。まさか発覚しないだろうとは思うけれど。
「そっ!そこへ!そこへ置いてくれ!」
メイドが来た瞬間、黒い肥満体が飛び跳ねる。上ずった声で「頼み事」をされたメイドは、普段の傍若無人なオドグを思い返して首を捻りつつ退室した。
「リリーよ。そなたの恋人は幸せ者だなあ」
再び2人きりになった部屋。女戦士の肉感的な身体に半ば包まれながら、眉尻を下げた悪徳貴族がか細い声で呟いた。
■リリー > メイドも、2人の体勢をみて、あぁ、いつもの事か、などと思ったかもしれない。
実際にはいつもの事とは全く違う状況なのだが、ぱっと見ではそこまで判断も難しいだろう。
メイドが入ってきて、立ち去るまでの間もリリーの視線はオドグをじぃっ、と見つめたままで、
また、パタン、と扉が閉じる音がした後に紡がれる恋人に言及したオドグの言葉。
その言葉に、小さく不思議そうに首を傾げれば
「……そう、ですか?じゃぁ……」
先程と同じ、ウィスパーボイスでその鼓膜を擽りながら、両腕がそっと伸ばされる。
リリーから優しく抱きしめるように回された腕がオドグを今の場所から逃げることを許さない、というかのよう。
そして、そのままリリーの顔がオドグの顔に近づいて、鼻先と鼻先が軽く触れ合う距離で一度止まり
「……オドグ様とは、もっと幸せにならなくちゃ、ね?」
そう甘く囁いて、その唇に自分の唇を重ねる。
触れ合わせる程度の口づけを、二度、三度。
より蕩け、より濡れた瞳で今一度オドグの瞳を見つめてから、ついにはむしゃぶりつくような口づけへと変化していく。
■オドグ > 「そうだとも。強く、美しく、仲間の盾として敵前に立つ勇敢さも備えておる。そなたのような女が傍におったら、他には何も、えっ?」
いつもの野太い、押さえつけるような声ではない。心から漏れ出してしまったような小声でリリーを称賛するオドグは、今よりも顔を近づけてくる女戦士を見て息を呑む。
「り、リリー、それはどういう、んむっ!?」
唇が重なったと思いきや、口付けはすぐに激しさ、熱さを増す。いつもであればこれはオドグから仕掛けることだ。唇を割開き、舌を突っ込んで相手のそれを絡めとろうとする、貪るような行為。
熱情の籠もった接吻を相手から受けたオドグは受け入れる以外何もできず、鎧に包まれて尚分かるリリーの恵体に腕を回し、抱き返す。既に痛いほど勃起している服越しの長ペニスは、程なくして相手に知られてしまうだろう。
■リリー > ひとしきり口づけを交わしてから、ゆっくりと離れる唇。
互いの唇を銀糸が繋ぎ、重力に任せて落ちていく。
今一度、しばし見つめあってから、リリーが言葉を紡いでいく。
「……彼、私を全く満足させてくれないんです。
それでもいい、って思ってました。清い交際もいいかな、って。
でも……今、オドグ様と出会って、こうしてお話もさせていただいて、
……私みたいな平民娘では釣り合わないかもしれませんけれど……」
少しの不満と、期待を持たせるような言葉。そして、ついにリリーの口から紡がれるのは……
「ひとめぼれなんです。お慕いしてます、オドグ様。
……私からの愛なんて、オドグ様のようにステキな方には、迷惑、ですよね……?」
愛のささやき。真っ赤に上気した頬は少し恥ずかしそうに。
それでも勇気を出して紡いだように見える所作。
そして、身分の違いを思い出したか、少し苦笑めいて卑下する言葉。
何かがおかしいと気付けるかもしれないけれど、初めて向けられた愛の告白にオドグの反応は……?
■オドグ > 「ぷはぁっ!ふうっ、ふうぅ」
口づけが終わり、本来呼吸など必要ないはずのスライム男が肩を喘がせ、自分とリリーの唾液の混じった糸が落ちる様を、食い入るように見つめる。しかし、女戦士の言葉に視線を跳ね上げた。
「す、ステキ!?ワシが!?な、なっ」
また甲高い声を上げてしまうオドグ。当然ながら、悪徳貴族は今日まで好意など向けられたことはないし、本人も構わないと思っていた。人との間を繋ぐものは欲のみであり、それを操ることで利益を得られれば、他に求めるものはなかったからだった。
強く美しい女からの、勇気ある告白。彼女の愛を受け取りたい。喉から手が出るほど。だがオドグは俯き、下ろした手を握り締めた。
「わ、ワシは、ワシでは釣り合わぬ。ワシは欲深い女衒なのだ!女を性欲処理の道具に仕立て、力と富ある者に供して利益を貪るクズだ!も、もう、そうすることでしか生きられぬのだ」
リリーにかけて貰ったペンダントをつけたまま、愛ゆえに悪行を白状したオドグがその場にへたり込む。両手で顔を覆い、指の間から涙があふれ出た。
「お、お前のような女に出会えるならば、こんな生き方はするのではなかった。だがもう遅い。こ、恋人のもとへ戻るがよい。肉体の満足がなかろうと、心が繋がっておればそれで充分ではないか。ううぅっ!」
愛の告白に、愛に囚われた心を打ちのめされたオドグは、正気であれば決して口にしない甘っちょろいことを宣いつつ、身を揉んで泣き続ける。
■リリー > へたりこみ、崩れ落ちるオドグを驚いた様子で見つめていたが、その後で紡がれるオドグの告白。
それは、まるで懺悔のようにも響く言葉故に、今、鎧を身に着けていたことに気付いたリリーが、目の前で鎧を外していく。
そして、平服になれば、より豊かな、柔らかい、乳房の形がはっきりとわかるようへと変化して。
そのあとで、オドグの前に膝を突いてしゃがみ込めば、顔を覆った両手ごと、しっかりと抱きしめた。
オドグの額あたりに二つの大きな果実が押し付けられて
「……オドグ様は、一生懸命お仕事をされていたにすぎませんでしょう?仕事には貴賤などありません。
それを言い始めたら、冒険者だって、過去の王朝の宝物をあさる盗掘者。
貴族だって、平民の利益を掠めとる寄生虫。
商人だって、原価に付加価値と言いつつ好きなだけ利益を乗せる悪辣な連中。
どうとでも言えますもの。
だから……」
ゆっくりと今一度、力を緩め、オドグの顔の前に自らの顔を近づけて
優しい笑顔でオドグを見つめながら、改めて紡ぐのは
「そんなオドグ様でも、私はお慕いしております。
そのような事を抜きにして、オドグ様は、私のこと、如何様のお思いですか?
もし、愛していただけるのなら……」
おだやかに、優しく、赦しの言葉を紡いだ後に、そっと目を閉じて、唇を捧げるようにオドグの目の前に。
■オドグ > オドグは目を閉じて顔を覆い続ける。これ以上見たくなかったからだ。自分を軽蔑し、失望したリリーが踵を返して部屋を出ていくのを。だから、足音の代わりに聞こえた金属音に身を縮こまらせた。
「はあぁうっ」
殴られるのか、それともあの刃付きの盾で斬りつけられるのか。そう覚悟していた悪徳貴族は、自身を再び抱擁する女戦士に目を見開いて素っ頓狂な声を上げた。
「そ、そう言ってくれるのか。ワシに、そんな言葉をっ」
リリーが紡ぐのは、得られるなどとは夢にも思わなかった許しの言葉。過去の自分を肯定するのではなく、ただ受け入れる言葉。創造主さえ授けてくれなかった受容に、男の頬を新たな涙が伝う。
「リリー、リリーよ。うぅっ」
涙を流しながら、オドグは自分も目を閉じ、女戦士の唇に自身のをそっと触れさせた。そして示された救いを、最低限の接触で恭しく受け取った悪徳貴族は、涙を拭って立ち上がる。
「お前を愛することを許して貰ったからには、やるべきことが残っているな。お前の恋人に手紙を書かねば」
深呼吸した後、執務机の前に腰掛け、最上級の紙とインク壺、そしてペンを取り出した。もう一度深呼吸し、リリーを見る。
■リリー > リリーが向けた赦しの言葉。それによって二人の間を滞ることなく流れ始めた愛の感情。
それによって、オドグもまた、愛を受け入れた意を示す口づけを、そっと触れる程度のそれで返す。
その返答に、ふわぁっ、とつぼみが綻び花開くような笑顔で受け入れて、
自らの胸に手を置いたリリーは
「ありがとうございます、オドグ様。
オドグ様の愛を頂くことが出来て、リリーは幸せ者でございます。」
その後で立ち上がり、執務机に腰掛けるオドグ。そして、紡いだ言葉を耳にして、リリーもはっきりと頷いてから、オドグの隣へと移動する。
「もちろんです。彼には今までの感謝と、真実の愛に目覚めたこと、故に別離の許しを書に認めましょう。
オドグ様の書だけではなく、私も。けっして、世間一般に噂されるようなことではないのだと、私の書でも証明いたしましょう。」
はっきりとそう言い切れば、どちらから書くかはともかくとして、2人分の手紙が出来上がることだろう。
■オドグ > 真に哀れなのは、リリーの恋人だろう。依頼達成の報告をしに王城へ向かった愛する人が、その日の内に悪名高いオドグとリリー本人から、感謝と誠意の籠もった、しかし断固たる別離の意思を示した手紙を郵送してきたのだから。
「リリーよ。ワシの生業は貴族や王族、商人たちと余りにも固く結びついてしまっておる。今更それを止める、後ろ暗い事業から足を洗うと言ったところで、彼らは相手にせぬ。遠からぬ内に、ワシは「不慮の事故」に遭って命を落とすだろう」
手紙を届けるよう伝えたメイドを下がらせた後、執務机の前に腰掛けたオドグは両手の指を組む。
「本当なら、そうなるべきかもしれぬ。死ぬべきなのかもしれぬ。だが、済まぬ。お前に出会えて、お前を愛した以上、無駄死にはしたくない」
そう言って席を立ったオドグは、鎧を脱ぎ、己の全てを受け入れてくれたリリーの前に片膝を突いた。
「代わりに、ワシの愛はお前1人に捧げる。どうか、どうか分かってくれ」
■リリー > 手紙は程なく、執事等の高位の使用人に渡されて、程なく彼の元に届くことだろう。
本当に哀れな話ではあるが、今のリリーはオドグ以外が目に入らない程ぞっこん状態。
故に、彼の哀れさに気を止めることなどなかった。
今一度、別の告白をしてくるオドグ。
それを一通り耳にするが、薄い笑顔……凄艶なれど、その”凄”がオドグに向けられたものではない事は理解できるだろう。
「ならば、私をオドグさまのお傍仕えに。
私もこの身、この愛全てをオドグ様1人に捧げます。
……如何な不埒ものであれど、24時間我が愛する人に向けられる、我が盾は、決して不埒ものの刃を通すことなどありません。
毒にだけは、お互いに注意いたしましょう?
大丈夫、貴方は私が守ります。」
守護者として一流のリリーが、24時間守り切るとさえ。
そして、リリーもオドグの前、両膝を突いてその手を両手で包み込むように握れば
「すべてはこれからなのです。
全てを、新しく構築いたしましょう。
2人で考えれば、解決策は見つかることでしょう。
だから……死が2人を分かつまで、懸命に、愛を。」
■オドグ > 「そ、それは、いや、余りに無茶では」
リリーの話を聞いて表情をこわばらせた悪徳貴族が喉を鳴らし、両膝を突いた女戦士を見上げる。構わず捨てろと言っているのだ、彼女は。これまで築き上げた富を、人脈を、身の安全を。
遺物の力で愛に囚われているとはいえ、流石に勘弁して、と言いかけた男は口をつぐむ。何をたわけたことを。これまでの全てを捨てる代わりに、リリーはこれからの全てを約束してくれたではないか。ならば、一体何を躊躇うのか。
「分かった、リリー。何もかもお前の言う通りだ。お前1人がいれば、他には何もいらぬ。とはいえ、貴族の全てを捨てると決めたワシにとって、この城は今や毒蛇の巣だ。座り込んで、噛みつかれるのを待っているのは愚行」
そう言いながら立ち上がり、地図を取り出して執務机の上に広げ、苦笑いする。
「さりとて、アテはないのだがな。リリーは何処へ行きたい?」
■リリー > あれ?ちょっと私、言葉の選択間違えた?と少しだけ曖昧な笑みを浮かべたリリーだが、
結局オドグが全てを捨てた再構築を選ぶ、と言ってくれたために、その方向性に乗ることにした。
取り出された地図。それを見やりながら少し考えて
「王都から脱出するとなれば、王都の影響下から離れるべきでしょう。
そうなると、シェンヤンか、ナグアルか……
環境的には恐らく、ナグアルの方が過ごしやすい気はしますが……
王都と同じ経験が生きるのはシェンヤンかもしれませんね。」
自分としてはどちらもありだと思うのですが、と小さく首をかしげて最終判断はオドグに任せるように見つめようか。
■オドグ > 「ナグアルであれ、シェンヤンであれ、北だな。ワシもそれがよいと思う。問題は宝石、ゴルドなど持ち運べる程度の私財をどうするかだ。ワシのような者が急に財産を動かすと、色々と疑念を生じさせるからな。ふむ」
王都マグメールと、北方の地の間を指で往復させていた悪徳貴族は、不意にその指を南方に滑らせた。
「目的地はリリーの言う通りでよいと思うが、一度ダイラスに行くのもよいかもしれん」
顎に手をやりながら、男は言葉を続ける。
「ダイラスのハイブラゼールには投資者を募ったり、商品を買い付けに行ったことが何度もあるし、直ぐ北にはバフートがあり、街道を挟めば、ミレーの隠れ里があるとされている九頭竜山脈もある。次の宴の為の調達だ、ということにすれば、ワシと護衛のリリーが2人きりであちこち旅行をしても、目くじらを立てる者は僅かだろう」
小さく笑みを浮かべ、時折頷きながら、肥満男の視線が地図上を這う。
■リリー > 「なるほど……確かに、それは仰るとおりですね。」
オドグの言葉に少しだけ考えて、その後でも問題らしいものが思いつかなかったから、それで良いだろうと頷きながら。
「それでは、オドグ様が今申し上げました通りに。他に何か、事前に想定しておくことはございましたか?」
すぐ近くで2人、触れ合えるほどに近い距離で地図を二人で見つめながらの相談事。
特にそれが2人の未来の話となれば、不思議と心が浮き立つものでもあって。
さりとて、すぐのすぐにどうなるという問題でもない故に、この後はまずどうするか、ということになるだろう。
すぐに荷物をまとめるもよし、何かしらの相談を続けるもよし。
もちろん……2人の間の愛を確かめる時間に使っても良いだろう。
この2人の”愛”をオドグの敵が認識するまでに、まだ1~2週間程度の時間はあるだろうから。
■オドグ > 「想定、想定か」
今やただ1人の頼れる相手となったリリーを見つめるオドグ。創造主の命に従いマグ・メール王国に潜入した時に似た高揚感を覚え、正気の時には考えられないはつらつとした表情になっていた男は、不意に顔を曇らせる。
「恥ずかしながら、リリー。ワシはその、人前に出る時は必ず女を漁っているか、肉便器を連れているかしておったのだ。そんなワシが、四六時中連れ歩くお前に何もせんでおると、周りから何かと疑われ、声をかけられるだろう。それこそ、宴に使えそうな女をあてがわれたりとか」
過去の悪行を話すうちに、男は次第に小さくなり、俯いていく。
「なので、少なくとも王国領を脱するまでは、ワシがよく連れておったような、その、へ、変態的な性行為も拒まぬ娼婦を、偽装のために同行させるべきだと思うのだが」
上目遣いになった悪徳貴族が、女戦士にお伺いを立てた。
■リリー > 向けた問いに少し顔を曇らせるオドグ。どうしたのかとしばし見つめて話を聞いていれば……過去の悪行を告白し、うつむいていく。
その後で、向けてきた提案。
ある意味最もにも聞こえるそれだけれど、ちょっとだけ目を瞬かせた後でにっこりと、笑顔を見せてオドグに告げる。
「それならば、私で十分ではありませんか?
私はオドグさまの傍仕えとなるともうしあげましたもの。
オドグ様がしたいこと、されたいこと、そして……していただけることならば、すべて受け入れる所存です。
……だって、今のオドグ様は、そう言う行為も、愛、でしょう?」
だから、自分を好きにしていいのだと囁いて。
■オドグ > 「っ!そ、それは」
愛する人を、そんな風に扱うなんて。眉間にしわを寄せ、視線を彷徨わせる肥満男。しかし、やがて深く息を吐き出すと、机から離れて自室の扉へと近づき、少し開く。通りがかる人が、部屋の中の様子を覗き見られるよう、盗み聞けるように。
「はぁ。うむ。っんん!リリー!何をしておる?」
次に出たのは、オドグを良く知る人々が聞きなれた言葉、声音だった。服を脱いで、黒々とした長ペニスを反り返らせた肥満男が居丈高に言い放つ。
「お前はワシ専属の肉便器であろうが。所有者のチンポをほったらかして、なぜ服を着て突っ立っておるのだ?仕置きしてくれようぞ」
■リリー > 向けた言葉に対しての逡巡と、迷いを見せるオドグ。
けれど、意を決したのか、準備をし終えて向ける言葉。
恐らくいつものオドグが色んな女に向けてきた言葉であろうか。
けれど、そうすることで、その姿を見せることで、自分とオドグの間柄も他の女達と同じと思わせればよい。
そう考えていることを察すれば
「は、はい……もうしわけ、ございません……っ!」
表情は笑顔ながらも、声だけで演技をする。
無理やりされていて、嫌々しているという演技を。
でもその声を上げた後でオドグと視線を合わせて悪戯っぽくウインクしたりして、演技であることを伝えながら。
程なく服を脱ぎ去るリリー。
結果、その巨乳と巨尻が露になる。
鎧や服を着ている時は綺麗な形と見えていたそれらだが、
その戒めを解かれた今は、淫猥な、セックスアピールに満ちた部位として見えることだろう。
■オドグ > リリーと目が合い、彼女の「分かってるよ」と言わんばかりの表情を見ると、申し訳なさそうに頭を下げる。ただそれはそれとして、最愛の人の豊満な肉体を前に、オドグの長ペニスはますますそそり立ち、先端がでっぷり太った腹にぶつかった。
「思った通り男を誘うドスケベな身体だなぁ。男など知りませんといいたげな、澄ました綺麗な顔をしておる癖に。そのデカパイとデカケツで、これまで何本ものチンポから精液を搾り取ってきたのだろうが?ん?」
良く響く野太い声を王城の廊下にまで届かせながら、裸の男はどかっと椅子に腰を下ろす。長ペニスは勃起の勢いを失わないまま、赤黒い肉厚の亀頭が全裸のリリーを見上げていた。
■リリー > 「そ、そんなこと、ない……です……これでもまだ、だれとも……」
オドグの言葉におずおずとした言葉を返していく。
けれど、その言葉には嘘はない。
彼氏はいるけれど、その彼は性的に弱くて今まで一度も、秘所を貫かれたことはない。
手で軽くこすっただけで、口で軽くしてあげただけですぐ果てて、2回目が出来ないのだから。
その上でどうしたらいいのだろう?という様子を見せながら、オドグの傍までやってくれば、
ひと先ずその前へとしゃがみ込む。
その体勢となれば、オドグのペニスの前に顔を晒すこととなり、黒々とした長ペニスが発する匂いがリリーの鼻腔を直撃して、もじ……と少し切なげに腰を揺らした。
■オドグ > 「ほぉ?誰とも?証拠でもあるのか?」
嘲りの言葉をかけるも、表情は硬く、軽く上げた右手を小さく振った。愛する人を、こんな風に傷つけていいわけがない。純潔を証明する必要などない。全ては演技なのだから。
「まあ処女でも構わぬわ。要はワシのチンポを満足させられればよい。ほれ、しゃぶれ。その可愛い口をマンコ代わりにするのだ。んん!?何を見ておる!用など言いつけておらんぞ!」
半開きの扉の向こう側へ声を掛けた後、リリーの裸を外の視線から覆い隠すように動く。そうしている内にも、反り返った長ペニスの先端からは透明な先走りが滲み、突き立てる穴を求めてヒクついた。
雄の匂い、触れずとも伝わる熱、そして表面に浮き立つ筋。それは、つい先ほど別離を告げた元恋人の性器と比べて、どれほど異なるだろう。
■リリー > 「証拠、は……見て、いただければ、きっと……」
処女膜が残っているのだから、分かるだろう、と。
だが、演技の枠内と思われたか、それともそれ以上は良いとなったのか、どちらにしても、向けられた指示は、口淫によるものと。
故に、まじまじを目の前のペニスを見つめてから、ゆっくりと唇を近づけていく。
程なく、その先端と唇が触れ合えば、優しく一度、ちゅっ、と音を立てたキスが施されるか。
二度、三度、四度と繰り返されるキス。
明らかに彼のものとは違う、大きくて雄々しい、男らしいペニスにゆっくりと、リリーの意識に靄のようなものがかかっていく。
発情し始めたことを示すような。
故に、ついにゆっくりと口を開けば
「はぃ……お口で……はぁむっ」
リリーが自らの口に、オドグの長ペニスを受け入れた。
知識として走っているが、技術はないがゆえに、口に含んで頭を動かさないままに、口の中でぺろぺろくちゅくちゅと刺激するか、頭を動かして淫らな水音を響かせながら口腔奉仕をするかのどちらかしかできないのだけれど。
■オドグ > 口淫の指示は出したが、本当にさせるつもりはなかった。キスだけでもありがたいのに、愛する人の口にそんなものを含ませるなんて。
なので、自分の前に跪かせ、咥えさせるフリをしようと思ったのだが。
「んんむ。よいぞ。処女の癖にしゃぶるのが上手いではないか。娼婦のよお゛っ!?」
亀頭に走った刺激に、肥満男の短足が跳ねた。長ペニスに施される、ついばむようなキス。最愛の人の唇が触れるたび、黒々とした肉槍がびくっ、びくっと震え、先走りを滴らせた。
「り、リリー。そんな、おうぅっ」
咥え込まれたオドグが野太い声を上げる。同時に、リリーの口内にびゅる、と液体が放たれた。単なる先走りだが、その量は元恋人の射精量に迫るだろう。当然ながら男根はまるで萎えず、むしろ硬さを増した。
■リリー > 「んっ……んじゅ……っ!?」
咥えこんだ時に口内に感じる液体。
またなのか、と思うものの、動きを止めていれば、違いに気付く。
そもそも味が違う。そして何よりも……液体を出した後も固くそそり立っている。
「…………♡」
上目遣いにしばしオドグを見つめてから、目線だけにっこりと笑顔になって、
改めて動き始める頭の動き。
単純かつ単調ではあるけれど、熱のこもった奉仕の具合。
愛は単一の相手と体を重ねることも意味するが故、
今オドグが唯一愛する人と変わったリリーにとって、彼と体を重ねることは、何も厭うべきものはなかったのだった。
■オドグ > 「い、良いぞリリー。心地いい。ワシは、うっ、ワシは幸せ者だ」
長ペニスを咥え込んだまま、頭ごと動かす美しい女戦士。見ている方が心配になるほど熱心に頭を上下させるその様は、さきほど自分が命じた通りの、口を性器代わりにして、という指示を実行しているかのよう。
愛に目覚めたとはいえ、好色でゲスな本性が変わったわけではない肥満男は、自分の脚元に跪いて男根に奉仕する女戦士を見て、興奮して息を荒げ始めた。
「よいな、リリー。良いのだな?」
そんなことを呟きながら、両手を文字通り伸長させた。右手で相手の乳首を、左手で淫核をやんわりと摘み上げ、刺激を加えていく。
■リリー > よいのだな?と問われて視線を合わせて首を動かすリズムに合わせながら、頷くように、同時に鼻にかかる声で良い、と返事したかのように。
そして、その後のオドグの変化によって、声に甘い艶が混じる。
「んっ……んっ、ふ………んっ、んぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
口奉仕をしていれば、オドグの手が胸と秘所に伸びてくる。
文字通り伸びていることには流石に気付いていないけれど。
そして乳首を刺激されることで声が悩まし気に変化して、淫核を刺激されれば、甘く高い声が上がる。
伸ばした左手に熱い熱のこもった蜜が垂れてくるために、リリーが感じ始めていることも理解することは容易いだろう。
■オドグ > 「おお。り、リリー」
敏感な先端2か所を刺激するや否や、甘く啼き始める女戦士。最愛の人が自分の、前戯とさえ呼べないようなフェザータッチの時点で喜んでくれるのを理解し、歓喜の呻き声を漏らすオドグ。咥えられた長ペニスが跳ね、ずっしりと重い玉袋が持ち上がった。
「感じてくれているのだな。ならここはどうだ?」
垂れてくる熱い蜜を感じた左手を動かす。陰核に塗り付け包皮を剥いた後、割れ目全体をなぞり上げ、ほんの少し中指を沈み込ませる。そして陰核の裏を擦り立てる。処女を肉便器調教する時に使っていた指技を、今は愛する人を悦ばせる為に使っていた。
■リリー > 「んんっ!…んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ!」
オドグの指の動きが変化する。
その動きがより強い快楽をリズム良く巻き起こしていけば、指の動きに合わせて声が漏れていく。
より強く、より甘く響く声は、それだけオドグの指で感じさせられているという証か。
強い快楽に晒されてしまっているがゆえに、口に深く肉棒は含んではいるものの、眉根が寄って、頭は動かない。
強い快楽によって、体を動かす余裕がなくなっていることが分かるだろう。
■オドグ > 「くくっ!よし。そのままでおれ」
リリーの反応に気を良くしたオドグは、くぐもっていながらも甘い声を上げ続ける女戦士を見下ろし、更に動かす指を増やす。中指で膣内を浅く掻き混ぜ、純潔の証である処女膜を弄びながら、皮を剥いた陰核を親指で転がす。
「イけ、リリー。処女マンコでイけっ」
快楽に染まった最愛の人を前にしたオドグは、演技であることも忘れて指の動きを激しくし、親指と中指を擦り合わせて内側と外側から陰核を刺激した。同時に乳首を捻り上げ、あたかも本物の肉便器調教のように性感を開発していく。
■リリー > 「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ……んんっ!んぅっ!…んぅぅぅぅうぅぅぅぅっ!!!」
オドグの指の動きによって、声の反応が変わる故に、まるでかっぎを奏でているようだろうか。
巧みに敏感な部分をより数注していじられるがゆえに、甘い甘い声を張り上げて、
そして、ついには甘く高い声を張り上げながら、腰を激しく痙攣させて絶頂へと至る。
「ん~っ……ふ~っ……ふ~っ……ふ~っ……」
荒い吐息をつきながらも、口は肉棒を咥えたまま。
それでも深い絶頂に至ったがゆえに、しばし動くことが難しいか、止まったまま呼吸を整えるように。
■オドグ > 「うっ!ふうぅっ。ふーっ」
自分の指使いにより、腰を震わせ達したリリー。つい先ほどまで別の男の恋人だった美しい女戦士が気をやる様を見下ろす悪徳貴族は、もう一度先走りを彼女の口内に放つ。
「ふうっ。ようし、ついて参れ」
愛と性欲が交じり合った劣情を抱えるオドグが、彼女の口から反り返ったままの長ペニスを引き抜き、休息用にと置かれた、貴族用にしてはやや質素なベッドへ腰掛ける。
「お前の処女はいずれ貰い受けるが、苦痛を与えるのは本意ではない。もっと身体を開発し、ワシのチンポを受け入れることへの抵抗をなくしてからが良かろう」
リリーの色気と献身にすっかり心奪われたオドグが、ついさきほど絶頂させた愛する人を見上げて言葉を続ける。
「マンコの具合は見せて貰ったからな。次はデカパイかケツを可愛がってやる。どちらが良い?お前に従ってやるぞ」
未だ衰えない長ペニスを揺らす肥満男が、笑みと共に女戦士に訊ねた。
■リリー > しばらく少し、呆けたようにしていたが、程なく向けられる言葉。
それに応じるように引き抜かれて肉棒により呼吸の深さが元に戻る。
「はい……かしこまりました。」
向けられる言葉に応じるように立ち上がり、ベッドへと向けるあし。
程なくオドグの隣にこしかければ、向けられた言葉は胸か尻かと問う言葉。
ちょっと考えてから、己の大きな胸を寄せて見せながら
「では……こっちで、お願いします。」
そしてから、どうぞ、と指田ぢょうな動きを見せた。
■オドグ > 「くふふっ!良いぞ」
巨乳を差し出すリリーに気を良くし、腹を揺すって笑う男。先ほどまでの恐縮ぶりは見られない。愛することと、快楽を与えることが混同されているからだ。
豊満な乳房をまず支えるように下から掴み、軽く揺すってその柔らかさを確かめる。そして先程もやっていたように乳首を摘み上げた後、指の腹で転がした。
「素晴らしい触り心地だ。前の男にも、ここで愉しませてやったのだろう? この胸でチンポを挟んで扱いたり。喜んでおったか?」
恋人ではなく「前の男」と言い換えた男は、満足げな笑みを浮かべて巨乳を揉みしだきつつリリーをみあっげる。
■リリー > 「んぅっ!……ぁ、はぁ……っ…」
胸を支えられ、ここまでは触れられての心地よさだったが、程なく巧みに乳首を喜されて、甘い吐息が口から漏れる。
しばしこんな声を漏らしていれば、向けられる問いかけ。
「……は、ぃ……前の男にも、触れさせたりしてました……
でも、ちょっと挟んだだけで、イっちゃうので……」
していたことは告白するが、挟まれた程度でイってしまうのだと性の弱さを告白した。
■オドグ > 「くふふっ!そうか。なら」
一旦巨乳から手を離したオドグはリリーの手をとり、彼女の唾液と先走りにまみれた熱い長ペニスを触れさせる。
「ワシのチンポを見て、さぞ驚いたろうな?」
再び両手で巨乳を掴み、滑らかな丸みに指を食い込ませたり、指の腹で乳頭を擦ったりしながら、期待に満ちた顔で問いかける。
■リリー > 己の胸をオドグに託し、自分の手はオドグのペニスへと誘導される。
胸を刺激される柔らかい快楽と、触れるペニスの熱さと固さ。
「……はぃ。こんなにも違うのか、と……」
ここは、素直な感想を口にする。
そして、ゆっくりと手を上下させることで、オドグのペニスへも手淫での刺激を与えて行って。
■オドグ > 「ひょっとすると、処女のリリーがここまで感じやすくなったのは、その男の精力が弱すぎたからかもしれぬなぁ。ぅ、ふっ」
リリーに長ペニスを扱かせながら、満足げに笑うオドグ。先ほど陰核に対してやったように、乳首を指で転がして弄びながら、女戦士を見上げる。
「そう考えれば、前の男は随分とお前に対して罪深いことをしてきたものだ。実直な善人であるリリーの身体を、まるで調教済みの肉便器のように敏感にさせてしまったわけだからな」
リリーに扱いて貰っているペニスから再びじわりと先走りが溢れる中、オドグが聞こえよがしに言う。リリーへの愛は本物だが、性根が変わっていないことの証といえるだろう。
■リリー > 「そう、なのでしょうか……でも、そうかもしれません、ね……っふ」
手でペニスを扱きながら、乳首を刺激されて甘い声を上げていく。
オドグの言葉にどうなのだろう?と思ったけれど、良く分からなくも、この手の事に長けているオドグがそうだというならそうかもしれない、とも思い始めていて。
そして、続いた言葉には、小さくくすっと笑いをこぼしてから
「ええ、そうなら確かに罪深いこと。ですが……真の愛に目覚める前に、大切な処女を守りつつも、愛する方に捧げるべく下ごしらえをされていた、とすれば、それもまた。」
性根が変わっていなかったとしても、魔道具によって植え付けられたとはいえ、愛がホンモノであり、だからこそ、如何に醜悪なことを口にしたとしても、良い方へ良い方へと切り替えていくのだろう。
■オドグ > 「くくくっ!なるほどぉ。ワシの為にか。ならば奴の志を無駄にせぬよう、リリーの弱い場所を知り尽くし、もっと敏感にさせてやらねばならんな」
リリーの手コキを受けながら、気が済むまで巨乳を揉みしだき、乳首をこね、胸の先端を唇で挟んでと好き放題に弄んでいたオドグは、一息ついて身体を離す。
「しかし、お前の身体は大切だ。準備が出来るまで、お前が望むまで、決して無理はさせぬぞ」
そう言った後、オドグはリリーのしなやかな身体を抱き寄せ、頬ずりする。歪んではいるものの、自分だけ気持ちよくなるためにさっさと処女を奪おうとしない辺り、遺物による魅了が効いている証拠と言えるだろうか。
「さて。先ほどまでのことで、ワシに目を光らせている連中は欺けたろう。この後は風呂にでも入るとして、今晩はどうする?宿に戻るか?リリーにも荷造りはあるだろうからな」
勃起した長ペニスを持て余す肥満男は、名残惜し気に女戦士の腰を撫でつつ訊いた。
■リリー > 「はい。これからは好みもすべて、オドグ様に捧げるものにございますから。
もっともっと、知り尽くして、開発して、オドグ様好みに作り替えてくださいませね?」
その言葉の意味を分かっているのか?と覗いている者がいれば思うかもしれないけれど、たとえそうだったとしても愛しているんです、と強力に植え付けられた愛故に、リリー自身はきにしないのだった。
「はい。そういうオドグ様だからこそ、この身を捧げても惜しくないと。ありがとうございます。でも、オドグ様も無理はなさいませんように。」
どうしてもしたいのに無理はしないでね?全然お手伝いはしますから、と言外に。
もうこの2人、ラブラブである。2人の以前を知る者にしてみれば、爆発しろと言われんが程に。
そして、続いた言葉には少しだけ考えて
「……そうですね。一旦荷物をまとめに戻ります。
ですが、冒険者はそこまで大きな荷物を持たないものですから、まとめ終わり次第改めて、オドグ様の元へと参りたいのですが……よろしいですか?」
最後はちょっとだけ上目遣いに。
了承されるのであれば、どこへ向かうべきかをうかがって、少し体を清めてから戻るだろう。
でも、夜にはまたオドグの元へと。きっと今夜も暑い夜になるに違いない。
■オドグ > 「ワシも同じ気持ちだ、リリー。お前の為であれば、ワシの持ち物は何でも使うぞ。惜しむ意味もないのだからな」
自分の全てを受け入れてくれた最愛の人。真相を知る者にとっては語弊があるどころの話ではないが、とにかくそう信じ込んでいる肥満男は、何の疑問も躊躇いもなく言い切る。そして少しだけ伸び上がり、リリーの頬に唇を触れさせた。
「うむ。それがよいだろう。ワシも宝石やらゴルドやら、手形やら。旅先で必要になるものは多いからな。ダイラスまでは船で行くわけだし。では、風呂に入っていくがよい。その奥に浴室がある」
狭めとはいえ、貴族の為に用意された部屋。数日くらいならば、この中だけで過ごせるくらいの施設は揃っている。
「しかし、好み通りに開発とな」
ぼそりと呟いた肥満男が、女戦士の腰、というか大きな尻に目をやった。口、性器、乳房を好きに弄らせて貰ったが、まだ手付かずの場所は残っている。いや、でも会って愛を誓ったその日に其処は、と頭を振った後、入浴してくるよう手振りで促した。
■リリー > 「はい。それではお風呂、お先に使わせていただきますね。」
オドグの言葉にそう告げて、一礼向けてから浴室へと。
その後、湯を使って、少しだけ上気した肌をオドグに晒したりはしたものの、服と鎧を身に着けて、一度オドグに場を辞する。
その後、冒険者の店へと戻り、手紙を受け取っていた彼氏やパーティ仲間とふた悶着位あったものの、荷物をまとめ、皆にお別れの挨拶をしたのちにまた戻ってきたことだろう。
奇妙な愛情の終着点はどこになるのか?
それはきっとこの2人にもわからなかったことだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からリリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からオドグさんが去りました。