2026/03/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園」にレスさんが現れました。
■レス > 長い事、捉われている。それも、一人二人ではない。
あの日の出来事を思わせるかのように、とある王族に捕まってしまったのが運の尽き。
自制が利く間も開かぬ程刻み込まれた言葉に囚われ、身体は嬲られ。
騎士として辛うじてもっていた尊厳さえも奪うかのように、今身に着けて居るのは従順な従者の証。
庭園の隅、綻び始めた蕾の中、中央に設置されている水場にその姿があった。
「────ペッ。」
もう、何度目の嗽になるだろう。入れ替わり立ち代わり、貴族や王族、果てはその子息へ口淫を命じられていた。
心が如何に拒否しても、身体はそれに応じない。あまつさえ喜びを覚えてすらいる。
そんな自己嫌悪に、濡れているのは口元ばかりだけではなく。
その水場の前、周囲に蕾のまま咲き誇るに至らない碧色の前で足を崩しへたりこんだ……。
両手で顔を覆い、本当に小さな、小さなすすり泣く声が漏れた。 それも一時の事ではあったけれど。
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園」にオドグさんが現れました。
■オドグ > 「お゛あ゛ぁっ……っくぅ」
苦痛すら感じさせる退屈な政務から解放された悪徳貴族……に化けた魔物が思い切り伸びをし、そろそろ見頃が近い花畑のある庭へとやってきた。誰か都合の良い侍従でも呼びつけ、自身の性欲を発散できまいかと考えていたその矢先、水場に座り込む女の後ろ姿を見つける。
「ほおぉ……ンッンン! どうした娘。具合でも悪いのか」
裾長のメイドドレスを着ていても分かる肉体美に舌なめずりした男は、咳払いした後で庭園に足を踏み入れる。
「風邪とはいえこじらせてはコトだからな。無理はならんぞ。良ければワシの部屋に来ぬか。薬もあるからな」
どんな美女かと期待しながら、正面に回り込んでその容貌を覗き込もうと。
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園」からオドグさんが去りました。
■レス > ひとしきり、泣いた。泣いたとて状況が変わるでなし、
それならばいっそ走りにくい姿ではあれど駆け出すべきだがそれも出来ず。
そうしてまた、捕まってしまった。
覗き込まれた顔、見知ったその姿にきっと、その口は命令を口にするのだ。
赤くはれた目元を隠したまま、その桜色はまた無残に散らされ──。
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園」からレスさんが去りました。